Along with the Mekong

メコン川の流れのように

経済損失

2008年12月05日 | タイのこと
どうやらバンコクの空港はほぼ正常化し、明日には完全復旧するらしい。しかしなぁ。。。

空港当局が、「システムのチェックなどのため今月15日まで旅客便の運航停止を継続する」と発表したのは、3日、といえばほんの一昨日のことだ。

翌4日に一部の国際線が運航を開始しても、空港のチェックインカウンターは開いていなかったので、バンコクのはずれにある国際展示場に仮カウンターが設置され、搭乗者は、まずここでチェックイン手続きをしてから空港に移動した。チェックインから出発までに7時間もかかったという。まだまだ混乱していた。

だからね。。。

mameが乗るつもりだった本日5日のホーチミン―バンコクの便も、当然キャンセルになると思っていた。キャンセルになれば自動的にオープンチケットになるので、特に変更手続きもせずに放っていた。が。。。

なーんとまぁ、一夜明けたら、すっかり復旧しているではないの。mameが乗るはずだったフライトも飛んでるんだって。ということは、ワタシのカードにチャージされているチケット代は、もうなんにもならないのね。Air Asia に寄付しただけのこと、というわけ


あまり報道されていないようだが、タイ政府は、バンコクに足止め状態となった外国人旅行客に、宿泊・食事代として1日2000バーツ(約5400円)を支給していた。(どうやって支給していたのかは「?」だけれど) その支出総額は24億バーツ(約65億円)に上るとか。占拠され続けていた空港の掃除も大変だっただろうし、とにかく大きな経済損失だけれど、mameだって。。。といいたい。

mameの動きはちっちゃいのに、タイに、いや、最近は中国も含めて、アジアにことが起きると、何故だか直接影響を受けてしまう。アジア通貨危機のときも、タイに投じていた資産が泡と消えた。それはわずかな金額だけれどmameにしてみれば全財産といってもいい金額だったので、なくなったときには愕然とした。なんだかタイの危機とは運命を共にしてしまうmame。今回の空港占拠を見て、「タイは安全な安定した国だと思っていたのに」、という人に言いたい。報道されていないだけで、まだまだなにがあってもおかしくない国家なんですよ、日本のように何もかもが守られている国ではないのですよ、と。

今回のチケットの件といい、雲南で消えてしまった焙煎機といい、自分の不注意を正当化するようだけれど、アジアの国と付き合うときは、こういうリスクは覚悟のうちだよなぁ、と思う。そう思わないと付き合えない。

毎年、タイでは、12月5日の国王誕生日の前夜の祝賀儀式で国王の訓話がある。憲法裁判決でソムチャイ政権が崩壊したとはいえ、タクシン元首相派の与党勢力と反政府勢力の間での対立は依然続いているし、国民に多大な影響力を持つ国王がどのような「訓話」をするのかはとても注目されていた。なのに、体調の不良を理由に、国王は昨晩の儀式を欠席された。まだまだ何が起きるかわからないタイ、なんである。

そんな中、バンコクでは、演劇祭も一部中止になったりしていたようだ。夕べ、「今週はほぼ予定通りだし、来週になればもう大丈夫。待ってるよ」と、バンコクから連絡があったけれど、どうしたものか。。。

手元に残ったJALの成田発のチケット。こちらはまだ紙くずになったわけではない。1月に延期するか、思い切ってリファンドしてしまうか。個人的経済危機のまっただ中、これ以上損失を拡げないよう、mameもちっちゃな脳みそで悩んでいるんだった。

最新の画像もっと見る