Along with the Mekong

メコン川の流れのように

Uniqueness, Story and Traceability

2013年08月12日 | なんでもない日常のこと

ミラノから一時帰国中のMちゃん。
ジャーナリストとして、そしてまた
種々のコンサルとして活躍中のハンサムウーマンなんである。
で、妙齢の(?)女二人でランチとあいなった本日。

昨日お伊勢詣でから東京に戻ってきたMちゃんは、
神々しいオーラを放ちつつ、炎天下の銀座通りを闊歩してきた。
まとめた髪にD&Gのサングラス。
彼女の周りだけ空気がモナコ色に染まっていた。
かっこいい~

バブル時代、ワタシタチはともに劇場周辺で働いていた。
芸術をこよなく愛するMちゃんは、
バブルがはじけた日本にさっさと見切りをつけて、
ミラノに拠点を移し、活動の場を広げてきた。
今の彼女のクライアントには、
えーーーっ というような有名人の名前が並び
だから話も、フツーに、「シャネルのコレクションが」とか
「パリのアラン・デュカスで」とかいう言葉がこぼれ出てくる。
まぁ、すてき

で、そんなMちゃんの話では
欧州のアッパーミドルにとって、トレーサビリティは、
食品に限らず是非抑えたい要素なんだそう。


そして、mameが扱うような雑貨系のものであれば
トレーサビリティのほかに、
・ほかにはない一品モノで
・独自のストーリーがある
ことなんかがポイントかなと。

たとえば、古タイヤのアップサイクル品のパッグだったら
そのタイヤが使われていた年代、誰のどんな車に使われて
いつどこを走って、そのときのエピソードは……とかまで
細々つづられて売られているそう。

ぬいぐるみだったら、手作りで作り手がはっきりわかって、
名前や性格も付与されているようなもの。
感覚としては、人形を買うのではなく
「里子をもらう」感覚なんだという。

いいな、と思ったものを買おうとするときに
値札は見なくても、
「Uniqueness, Story and Traceability」をチェックする
そんな人たちが確かにいらっしゃるという話は
mameにはたいそう興味深い。

食の話題にもなり、伊勢で泊まった超有名ホテルのフレンチに
とってもがっかりしたと話すMちゃん。
そりゃアラン・デュカスのレストランを、
プノワだルイ・キャーンズだと
まるでmameにとってのファミレスのノリで使いこなすMちゃんだものね。

mameが彼女をステキだと思うところは、
こういうレストランに一人で入っても、全然動じないところ。
森瑤子的には、連れがいてこそ……となるのかもしれないが
mame的には、一人で食事をちゃんと味わい
自分のカードでお支払いを済ます女のほうが
ずっとハンサムでかっこいい。 

ということで、そんなMちゃんとのランチには
東銀座の板前割烹をセレクトした。
mame、ホントにお気に入りなんでね、
あんまり教えたくないステキなお店。

女将さんが個室を用意していてくださった。

清潔で居心地よい空間。 
旬の食材に丁寧に施されたプロの仕事。
絶妙のタイミングのサービス。
銀座のプロの仕事は、 Mちゃんのお眼鏡にもかなったようだ。
やっぱりいいよね、ニッポン。 

 
 
お野菜の八寸 季節のお野菜の焼き物に、鯛の身(ほぐして煎って山椒がきいている)をのせたお豆腐
おどんぶり 厚い卵焼きの下には、ふわふわふかふかの焼きアナゴ 
お汁 赤出汁に細かく刻んだ茗荷が、夏の香りとすっきりした味わいを添えてくれる

デザートに手作りのカステラもいただいたのに
写真忘れて食べてしまった。。。

楽しい話とステキなお食事。
よき日でした。 

 


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