誰が見てもグループ切ってのご高齢とわかる一組がいらした。
旅が始まったばかりとはいえ物静かなKご夫婦。
トランジットのタシケントでは皆が履物まで脱がされ~
物々しい? 手荷物検査があった!
そんな中~ 何度も検査に引っかかっていたK氏。
ようやく通されてから~ どうしたことかと聞く奥様。
すると~ ” あなたが入れた鋏が原因だったんですヨ ”
どこまでも優しく穏やかな表情に こちらまで和む。
遅れに遅れ観光はおろかホテルチェックインした あの日 ②
その夕食時はテーブルをご一緒しなかったが~ これから先
お二人からお聞きする旅行談義を楽しみにしていた。
そして一夜明けホテル出発時間が近づきフロントに集まった
さぁさぁ~ お預けくった観光の始まりに皆ウキウキ顔だ
” 皆さまにお知らせしなければならないことがあります ”
悪い知らせとわかる悲しい表情で切り出す添乗員さん
こんな不測の事態が発生するなんて。。。
” K氏の奥様が深夜お風呂で転倒されお亡くなりになりました! ”
誰もが耳を疑う沈黙続く朝であった
観たい所がまだまだあるからとご参加した82才の奥様
衝撃走る旅行の始まりに何度もご冥福をお祈りしたものだ
そんな事もあるんですね
でも~
海外旅行できたって・・・
そのご婦人
お幸せだったかも
長時間のフライトで出された食事を全部食べて
動かなかった中年の女性が、亡くなった話を聞いたことが
あります
▼ako さん
海外旅行慣れしたご夫婦のようでした。
あちこち都市移動のないジックリ連泊なら
老若男女楽しめる選択でしたのに。。。
事件・事故・病気など検証されたようです。
翌朝~ 朝食レストランでK氏にすれ違い
” この度はご愁傷様でした ”
この一言をおかけするのがやっとでした。