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映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

もと映画少女の”猫”のお喋りです♪

『 ヒアアフター 』

2011年02月23日 | 映画感想(欧米)
今週 公開されたものの中で 一番観たかった映画だった。
” 死後の世界がみえる ” というコピー
クリント・イーストウッドが どういう切り口で描くのか??
とても楽しみだった。


・・・・
う~~~ん・・・・
ふつうでした。
こういう映画を 撮る・・ってことは イーストウッドが年を取った・・ってことかな?
と 思いながら観てました。

最初の フランス人と マット・デイモンが最後に繋がる事になるとは
思ってもいませんでした。
これは 結局 恋愛映画だったのでしょうか?
いえいえ・・・
ラストは そんな感じになってしまったけれど 恋愛映画とはいえない。
一緒に 鑑賞した子どもが
「 いったい何が言いたかったわけ? 」 って言ったけれど
その気持ちも よくわかる。
ただ
登場人物の 周りの話は いろいろ考えさせられました。
女性アナウンサーは 簡単に切り捨てられるし
なんだ、かんだ・・と言っても 弟の気持ちを無視して 弟から稼げるお金だけが目的な兄。 
それがわかってはいるけれど、( たぶん肉親は兄一人?だから )
簡単に兄を切り捨てれない主人公。
自分は 普通じゃない、と心が弱っているから?
あんな料理学校のペアの相手を好きになっちゃうの???
傍若無人ともいえる あの彼女の態度は 観ていてとても不愉快でした。

双子の話は 心が痛かったです。
自分たち二人の写真を撮って お母さんが気がつくかどうかを見守る子たち・・・
最初は 何を待っているのかわからなかったけれど
子どもたちの 母を想う気持ちを描いていたのですね。
傍からみたら とっても情けないお母さんなんだろうけれど・・・ね。

     余談ですが
     アメリカに そういう局があることは
     『 アイ・アム・サム 』 でも 『 プレシャス 』 でも 出てきたから
     知ってはいるけれど
     ” 子どものため・保護 ” って言う 「 強制力 」 は
     本当に いいことなんだろうか?
     まるで 世界の王様・俺様アメリカ の縮図みたいにも 思えてしまう。
     それと並行しているんだろうけれど
     逆に
     ” 養子 ” を 心安く受け入れる人々の存在は 素晴らしいと感じる。 

弟のために
「 帽子を脱げ 」 という兄
彼が あの家族の 本当の保護者だったのかもしれません。 


  2011.02.19  「ヒアアフター」  TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞  ★★★☆
 


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