0255 新旧チキンラーメン (左)が復刻版
今月25日でチキンラーメン発売50周年とか・・
50年前の昭和33年は、ある意味、最も昭和らしい “ 昭和 ” ではないだろうか?
団塊世代が小学生で、「東京タワー」が完成、「フラフープ」大流行、「西鉄ライオンズ」3連敗4連勝、「月光仮面」登場、「長嶋茂雄」デビュー、「川上哲治」引退、特急「こだま」登場、「スバル360」、「HONDAスーパーカブ」登場、「有楽町で逢いましょう」、「嵐を呼ぶ男」がヒット・・など枚挙に暇がない。
まさにオールウェイズ「3丁目の夕日」の時代だった。
今、50周年記念の復刻版が発売されているが、食ってみると味は現在のものと変わらなかった。 つまり、昔の鶏がらスープの味とは違っていた。 昔はスープに浮く脂肪分がもっと大きくギラギラしていた気がするし、パッケージも黄色のストライプが13本だった気がするが、ボクの記憶違いか・・?
ウラには、『 不意のお客様に 』 や 『 お夜食に 』 とか 『 お酒・ビールのおつまみに 』あげく 『 お子様のおやつに 』 などと書いてあった事を思い出す。
いくらこの時代でも、お客様にチキンラーメンを出した家などあったのだろうか?
東京に出てきた頃、東京で食べるチキンラーメンは味が濃かったのが印象的だった。 この頃すでに東西で味を変えていたのだろうか。
東京では、あまり売っていなかった薄味のエースコック 「ワンタンメン」 が懐かしかったものだ。
エースコック ワンタンメン
社会人になり大阪転勤時代 ( 昭和48~49年頃 ) にビジネス雑誌の企画で、創業者の安藤百福氏の取材に立ち会ったことがある。
この時は、カップヌードル大成功の波に乗るべくカップライス ( 赤飯・ピラフ・お茶漬・雑炊など ) を展開させたが、“ 米の加工品は成功しない ” というジンクスを実感したのを記憶している。
いずれにしても、インスタントラーメンというカテゴリーを世界中で不動の地位を確立させた故 安藤百福氏の、そして我々消費者の功績は大きい。 コングラチュレーション! Cup Noodle 偉大な昭和の大発明!