サンちゃんの雑談とボヤッキー

名古屋のオッサン 山田浩 が想いついたままを綴っています。

電柱のN・P

2012-09-18 | 仕事
私は名古屋市で暮らしています。
名古屋市は過去に伊勢湾台風を経験し(私の家内は小さい頃に南区で被災しました)
その教訓から名古屋市では「臨海部防災区域建築条例」を制定しています。

防災の日にご自分が住んでいるエリアの海抜をご存知ですかと問いました。

臨海部防災区域(名古屋港に近い港、南、中川区など)には名古屋港の水面からの
高さを示す電柱があります。
ご存知でしたか?
近くの人は、一度探してみては如何ですか。その電柱のある場所の高さが分かりますよ。


  

  


<潮位の基準>

N・Pとは名古屋港基準面(最低水面)からの高さです。

因みに
よく聞く、T・Pとは東京湾平均海面のことなんですが、
・・・実を言うと「名古屋ポイント」 「東京ポイント」などと勝手に
(わかりやすく  )説明したりしていました。


本当は N・P=Nagoya peil の略だそうですね。

あぁ!恥ずかしい! ハハハ・・・

ところで・・・
伊勢湾台風の最高潮位は5.31メートルだったそうです。
怖いですねぇ~!

防災の日

2012-09-01 | 仕事
9月1日・今日は防災の日。
数日前も宮城県では東北大震災の余震で震度5強が観測されました。

冗談じゃなく、大地震が起きた時の対応を想像して見て下さい。




[1]・・・もし、就寝している時に起きたら・・・
    頭の上に落ちてくる家具や家電はありませんか?
    倒れてくる心配のあるタンスはありませんか?
    その上の隙間にかたい箱やガラスケースの人形を置いてはいませんか?

    本が顔に落ちてきて血だらけになった例も報告されています。
    「痛いですよ~!」
    「右上、左上の棚を見て下さい」
    「あの硬い木の箱の角が目とか鼻とかを直撃したら・・・ぁ痛そう!」
    「それに、停電で真っ暗です」
    「どうします?」
    「・・・」
    「・・・片づけましょう」


[2]・・・建物の耐震性について・・・
    今住んでいる建物が地震で壊れないかと考えたことはありませんか?
   
    → 新しい木造住宅はほぼ大丈夫でしょう。
    → マンションもほぼ大丈夫だと思います。

    問題は1981年(昭和56年)以前の古い建物です。
    
    もし、木造住宅の1階が寝室だったら、前述 [1] のほか、天井そのものが、
    2階床や梁が、あなたの上に襲ってくるかも知れませんよ。

    「痛いどころではありませんよ」
    大規模な改修が難しいなら、建物が全壊しても寝ている部屋だけは潰れない様に
    工夫しておきましょう。
    [安全BOX]ならぬ、寝室をシェルター化するのも1案だと思いますね。
    「そして、地震が収まったら助けだして貰いましょう」


[3]・・・避難について・・・
    取り敢えず真っ暗な寝室から脱出しなければなりません。
    ガラスの破片の中を逃げるのです。

    「裸足は痛~い」
    「ガラスが足の裏に刺さったら、もう一歩も動けないでしょうね」
    「痛いですよ~!」
    
    寝室には必ずスリッパか靴を置いておきましょう。


[4]・・・津波について・・・
    東日本大震災の津波の映像をまさかお忘れでは無いと思いますが。
    今、自分たちが暮らしているエリアの海抜を知っていますか?
    津波の恐れがある地域は普段から逃げる方向(経路)や避難する近所の高いビルを
    家族で決めておきましょう。



8月29日には東海、東南海、南海の三連動地震の被害想定が発表されました。
死者32万人と言う驚異的な被害想定です。

地震や津波は怖いものです。
しかし、闇雲に怖がったり、「ジタバタしても、しょうがないわ」などと、
空威張りせずに、知識を持ち 「正しく、恐れましょう!」