古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

あさ ひる ゆう(“げ”を添えれば永谷園の・・・)

2019-07-01 06:59:59 | 書道

それぞれに“げ”を添えた、永谷園の即席みそ汁。

テレビのCMでよく見かけます。

書道をかじっている者としては、ハンパないものを感じ、
“上手い字だナー”  
“大らかで、楽しそうで、暖かく、味わいのある字だナー”と。
なかでも“ゆ”の字は、今まで見たどんな能書家のそれより私は好きです。

不遜ながら、思わず模してみたくなり、半切半分に、
手持ちの筆の中では2番目に太っちょのを使って書きました。

そして一体誰が書かれたのか知りたくなりました。
ネットで調べましたら、豊口広さんといわれる方で、
多くの企業や商品のロゴ、ラベル、お店の看板、表札などを
お書きになられているようです。
「書家」と呼ばれるのがお嫌いで、
自らを「字書き職人」と称されているとも。

彼の字から、永谷園のキャッチコピー「味ひとすじ」まで
連想してしまいました。
・・・いやはや凄い方がおられるものです。



「補記」

G20が無事終了しました。
安倍首相には、米中露などの世界の首脳相手に、
それこそ分秒単位で、堂々と見事に対応され真にご苦労様でした。
この会議の前後に、トランプ大統領は、
ついに日米の安保条約の不平等性について触れました。
“ついに”というのは、拙ブログでも、1年以上も前に、
下の[補記](2018.3.26付 篠島如螺海上浮・・)
でも触れていたからです。
トランプ大統領は、
「誰かが日本を攻撃すれば、我々は反撃し、全軍全力で戦う。
しかし、誰かが米国を攻撃しても、彼らはそれをする必要がない。
これは変えなければいけないと安倍首相に言った」
「我々が攻撃されても、日本は全く助けず、
ソニーのテレビをみるだけだ」(読売オンライン)
といったそうです。
下でも書いていますが、日米安保は基地の提供などにより、
それなりにバランスがとれているようであったり、
今回の発言も、他の貿易問題などなどと連動してのもの
であろうことは容易に想像できます。
しかしトランプは条約の根本的な構図にふれ、
しかもそのエッセンスは
自国の兵士の命のことを言っているのだと思われます。

きわめて単純化して言えば、
兄弟が夜道を歩いていて暴漢に襲われたとき、
兄はそれこそ命を懸けて弟を護るが、
弟は自分がやられない限り知らん顔している
弟が幼かった頃ならともかく、
それなりに成長した今ではおかしいではないか
・・・そんな不公平があっていいのか、ということだと思います。

戦後永い間甘えの構造の中にどっぷり漬かってきた日本に、
第二の黒船が到来した、といえるかもしれません。
でも当時みたいにアタフタする必要はないと思います。
これだけ民主主義も経済も発達した国なんですから。
国民の健全な論議と合意をと願うものです。




[補記](2018.3.26)

トランプ大統領の声が聞こえます:「次は安保だぞ」

国会は事実上の空転が続いています。
去年から今年にかけて1年数か月、狂気の沙汰です。
そんな中、トランプから、関税引き上げ対象から日本も除外しない旨の発言。
何で日本が?と訝る声も聞こえますが、これが外交であり、
トランプ(米国民も)の本音だと思われます。
それだけでなく、あのトランプのこと、
そのうち安保面でも言い出すのではないかと危惧する一人です。
安保面では、基地の提供など日本がギブしているところはありますが、
防衛や地域の秩序維持は、正に“負んぶに抱っこの構図”。
しかも、米国には、我が国独特の憲法の縛りから、
国際的には非常識な、かなり無理筋をお願いしているところも多々。
日米関係が何かの調子でおかしくなれば、
いとも簡単に日本を突き放し、「自分だけで勝手にやれ」と。
冒頭の発言も“あり得る話”として認識しておくべきでしょう。
これは何もトランプだけでなく、
米国国民の、極々普通の人の声だと思います。

もちろん、このようなことが無いよう、外交などの努力は当然。
しかしそうなった場合のことも考え、
これに備えて国家の根本部分を整備する
・・・これこそが国会の仕事のはず。(敬称略)

 

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2 コメント

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Unknown (mori)
2019-07-01 07:17:51
その道に優れている方は色々な事に関心を持って見ておられるのだな~と思いました。確かにコメントのように味わいのある字だと思います。時間の経過とともに日が暮れるように下がってくるのも良いですね。
G20まさに安倍首相でなければこうは行かなかったでしょう。
トランプ発言は、日本に色々考える(認識)良い切っ掛けになったのではと思います。
Unknown (サガミの介)
2019-07-01 10:34:47
いつ見ても安心できる癒される、こんな書が飾ってあると落ち着いた日々が送れるのではないでしょうか。
安全保障の本質的な問いかけ、ブログ作者の深い洞察に敬服します。
戦後74年、世界の常識から外れるべく教えてこられた国レベルの安全、まともな感覚と常識を取り戻すべく本質的、真面目な議論と教育が求められる時が来ていると思います。

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