インをデッドに

オレは明日出来ることは今日しないゼ

寒稽古的ライド

2017-02-01 15:40:04 | 日記
ここのところ寒さのため気が乗らず、室内でギコギコとローラー回してますが、昨日は3週間ぶりに外を走ろうと奮い立ちました。

この時期、島の方へ牡蠣などの海の幸を堪能しに走る人も多く、なるほどそれも良いなぁと思いました。

やはり何かモチベーションになるものが必要です。
さみ〜‼︎と震えながら歯を食いしばって走るだけなんてホビーライダーの自分にとっては辛いだけ。

そこで、僕も海の幸、それをモチベーションにして走ろうと決めました。

ただ、島の方でなく、山の方へ。
湯来町の『海心』を目指します。
去年の9月、初めて立ち寄って鯖の棒寿司を食べて感動した時以来の2回目になります。

10:30、出発です。
先週、SHOCKSTOP STEMに換装した
Infinitoをチョイス。

天気も良く、思ったより寒くないか?
太田川放水路を越え、商工センターの中の一本海寄りの道をスイスイと走っていきます。
一度だけ、つい並走する車と一緒に交差点の一時停止ラインに気付かず突っ切ってしまいました。
ちょうど右から車が来ていて、もう少しタイミングが違えば危なかった…。
室内でzwiftばかりやってると信号とか一時停止とかそういった感覚が鈍ってしまったのだろうか?
気を引き締めていかないと!

ゆめタウン廿日市の角を曲がってそこからずっと山に向かって道なりにまっすぐ。

極楽寺への上り道はのんびりと、でもアウター縛りのままで行きました。
てっぺん、まだこんなに雪が残ってました。

ここから向こう側への下りも、路肩になかなかの雪が残る所も多く、恐る恐る湯来町に入り、やっと海心に到着。

今日は海鮮を食べる気満々です。
客は自分一人。
大きな座卓に案内されました。

メニューです↓海鮮ものが食べたくてここまで来たのですが、“満足度200%”の文字に釣られて事もあろうに天重定食を選んでしまいました。魚介ものがエビだけなのは動機に反してます(汗)

でも器に収まり切らない天ぷら。
蓋は添えられてるけどこれはこれで大事な役柄。
衣がサックサクでかかっているタレの甘辛さも絶妙でした。

満足度200%って何に対してか、価格に対してなのか、考え方は人それぞれと思いますが、僕は大満足な気分で店を出ました。

次こそ海鮮丼いってみたいという目標も出来たし。

さて、そのまま湯来温泉方面へ北上しながらどんどん下って行くルート、満腹状態には漕がなくて良くて楽チンなんですが、今回、寒くて汗をほとんどかかない代わりに尿意が現れました。

『ここからしばらくはコンビニなんぞないし、どこか公園とかの公衆トイレあったっけなぁ…』と探しながら進みます。

下品な話なんですが、そのうち便意も伴い始めました。

『ヤバイなぁ、店出る前にトイレ借りとけば良かった。それか店の手前のポプラまでバックしとけば……』と思ってももう今更戻れないくらいグングン下って来てしまいました。

仕方なくそのまま進みます。

水内川沿いに出て、どんどん人気がない景色です。
【加計20km】とか交通標識が出て、気が遠くなります。

稀に民家の手前でおばあちゃんが何か作業をしてるのを見て思わず『トイレ貸してください!』とよっぽど言いたくなりました。
が、『知らない人間が突然自転車で現れて家のトイレを所望されたらどう思うんかな』と考えたら言い出せなくて通り過ぎました。

しかし、いよいよそうも言ってられないくらい膀胱もキンキンになって来て、『あぁ、あの時もうどう思われようが勇気を出しておばあちゃんにお願いするんだった』と後悔しながら、まさにどこかの工場や商店に《突撃おたくのトイレ》を実行するか、もしくは最悪、木々の陰に隠れられる場所を、なんて探し始めました。

道がちょっと一瞬上り勾配になるともう悶絶です。

もう限界が近い…。

たとえコンビニがあってもバイクを停め、店内を進み、歩いていく余裕はあるだろうか?
民家のトイレを借りられることになっても玄関から辿り着けるのだろうか?
もし辿り着けなかったら…?
必死にそんなバカなことを考えながら、それでも進みます。

そんな時、目に入って来ました。
道一本中に入った所に公園があり、公衆トイレがあるのを‼︎

まさに理想でした。バイクを降りて4、5歩で洋式トイレに着席です。
便座が冷たいなんて全然気にもなりません。
綺麗なトイレで紙まで設置されていました。
ありがとう…。ありがとう…。
思わず呟いてしまいましたし、心の底から感謝しました。

あと、重要だったのは……、
履いていたビブパンツが、ふつうのワンピースだったらどうだったか。
今日履いていたのがパールイズミのセパレートタイプだったから、上着も脱がずに用を済ませられました。↑これ作った人、もう天才‼︎

さて、こうして無事に生還を果たした気分でトイレから出て、改めて公園を見回すと、ここはかつての駅の跡地みたいです。ホームの先に見えるのが栄えあるトイレです。

布のポプラにて↓

ところで、ステムの衝撃吸収、やっぱりエラストマーの選択が違うのか、あまり効果を感じなかった。
ぐぐ〜っと持続性の体重を掛けるとそれなりにハンドルが沈んでも、コツンコツンと単発性の瞬間的な衝撃ではほとんど吸収出来てなかった。

そこで、SHOCKSTOP STEM のマニュアル通りのエラストマー組合せに変更しました。
これだと上からハンドルを押さえるとグニョグニョお辞儀しますが、よく考えると、走ってる間は、そんなに荷重をかけてないはずなので、いっそこのくらい柔らかくしといて、これでライティングポジションを取った時にハンドルが沈むようだと前荷重になり過ぎてる、なんてことかもしれない。

この成果はまた次回確かめよう。