すっかりこのブログのことを忘れてしまうほど、ライドに出ることなく過ごしていました。
新型コロナウィルスも何だか第7波だとかTVニュースで言ってますし、夏のレジャーと相まって今後、過去最多の患者数になるだろうと見込まれているそうで。
中には何度も罹る人もいるみたいで、プロのロードレーサーのP.サガンも今、ツールドフランスに出場していますが、過去3回患っているそうですね。
ま、彼らは日頃の鍛錬が過酷なため免疫力が低下しやすくて風邪なんかもひきやすいと聞いたことがありますから特殊なのかも知れませんが。
幸い自分は今のところ無事にいますが、それもいつまでのことやら。
もちろん外で人と接する際にはマスクをしたり、ワクチンも受けたりはしてますが、それでも日々新規感染者数が報じられている割に我が身は無事なので『もしかしたら自分は知らないうちに一度罹って無症状のうちに耐過してしまってたりして』と罹患経験者の人に言ったところ「自分もそう思っていたら罹ったんだよね」と返ってきて自信が無くなりました。
さて、そんな今日この頃…。
今日は天気予報によると、情報源によっては午後からだったり9時頃からだったりと、マチマチなものの、とにかく雨か降るということには一致していました。
でも今回はソロではなく、前々から一緒にライド行こう、と約束していた仲間がいて、計画していたライドなので決行です。
朝早目から出発して、もしこれはというほどの雨になれば帰ろう、という条件で。
今回のライドは、新車デビューもあって、ガンガン走るというより様子見も兼ねてのライドにしました。
本当にまたがるのも初めてなのでサドルのポジション出しも探りながら集合場所に向かいました。
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話を少し逸らすと、実は4月の初めにソロで花見ライドをしようと思い、とびしま海道に赴いてナガタニ展望台の桜を愛でに行ったのでした。
ところが、家を出てまだ20kmも行ってない地点で、単独大転倒をやらかしました。それはトンネルを抜けて、ゆるい下り坂だったのですが、ふとリアのオートライトが気になってサドルの下を向いた時でした。
ほんの一瞬見ただけだったはずでしたが、フロントタイヤが左の路肩ブロックにジリジリと擦り始めたのです。
そしてそれに驚いてしまい、慌てて何故か腰を上げてブレーキをかけてしまいました。
次の瞬間、気付くと地面に転がっていました。あまりに一瞬の出来事でよく分からないのですが、下り坂、重心上方移動、前荷重からして恐らく前輪ロックで前転したのだと思います。
後から気付いたのですが、ダウンチューブ中ほどに表面だけとは思えない傷が付いていて、もう外で乗るには危険かな、と思えました。
でも結局その時も何とかナガタニ展望台まで行って帰りましたので、その時のものか分からないのですが。
すごく気に入っていたバイクだったので残念でなりません。
ごめんよ初代Infinito CV(涙)
そんな訳で、やはりエンデュランスモデルのInfinito CVの2021モデルを手に入れました。
しばらく新しい情報から離れていると、ロードバイク界にはいろんな変化が起こっていました。
時代はディスクブレーキが主流で、Infinito CVに至っては全てディスクブレーキ仕様。ホイールは今までのものが使い回せません。
シフトもリアがなんと12S!
シマノDi2はシフターとディレーラーが無線接続!
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そんなこんなを味わいながらのライドです。
広島港に集合し、フェリーで江田島に切串港から上陸です。
のんびりと幸の浦を越えて、仲間からリクエストのあったしびれ峠に来ました。
赤×黒のEmonda、戦闘力高そうです。
その頃からポツポツと雨が降り始めました。
とりあえず進みます。
でもこれでは当初目論んでいた陸路で呉経由広島帰還計画はやめた方が良さそうです。
とするうちに、何だかワタクシのバイクのシフトが怪しくなってきました。
リアのチェンジが出来なくなりました。トップから動かず、シフターを押すとほんの少しジッジッと動くものの段は変わらず。そのうち、うんともすんとも言わなくなりました。フロントは何とか動きます。でも、インナーからアウターに動かした時にチェーンが外に外れるという現象が何度も起き、遂にはフロントも反応しなくなりました。
Di2は昨日フル充電してますし、シフターのボタン電池?デビューライドで何故!?
雨もポツポツよりさらに降ってきました。ちょうどコンビニに差し掛かったので軒下に避難です。
今のDi2はスマホアプリでメンテナンスが出来るんですね。使うの初めてでしたが、ダウンロードしていて良かった。
アプリを起動すると、ディレーラーとシフターともファームウェアのアップデートが可能とあり、これを実行するともしかして復帰するかも、と思って実行しましたが、事態は変わらず。
でも、ディレーラー調整を実行する時、アプリがディレーラーを制御してアウター×トップやらアウター×ローやらに動かすのには反応することが分かりました。
20分ほど足止めの後、雨もほぼ上がりましたが、もう今日はまた切串に戻ってフェリー乗って帰ろう、となりました。
本当は危険行為ですが、走りながらアプリを操作し、ディレーラー調整画面でアウター×トップかアウター×ローになるのを利用し、何とか切串港まで辿り着きました。
何だか傷心気味にバイクラックにバイクを掛け、アイスを食べているうちにフェリーが着き、さぁ乗船、という段になって、シフターがちゃんと復帰していることが分かりました。
広島港に着くと、曇天ながらも雨は少しも降っていません。
まだ昼前。
じゃあ、ということで急遽、黄金山を目指しました。
ディレーラーは今や無音かつ迅速、正確に動きます。
「さっきまでのこと?さて何のことでしょう?」とでも言わんばかりにもう当たり前のように。
原因が分からず、また起こらないかという不安も少しありますが、それを払拭するくらい気持ちの良いシフト感です。
Infinito CV 2021自体も極上の乗り心地です。路面を滑らかコーティングしながら進むような感覚でした。
初代Infinito CVのウェーブしたシートステイがセクシーで好きでしたので、2021モデルの直線的なデザインを見た時にあまり惹かれなかったのは事実ですが、形状で衝撃をいなすのでなくて、剛性を高めつつ、材質でいなすのだという方向性の表れだと理解しました。
この新しい相棒とまたいろんな遠出に挑んでみたいな。