そんなことをしている間に、彼からは駄目出しばかりされ、関係もいつの間にかギクシャクしてきて、彼の顔色ばかり伺いながら生活するようになってしまいました。 《リンク》
(nikkei WOMAN Online 「『大丈夫!』明るく前向きな口グセの裏には(2/2) 口グセで自分を変える! 自己肯定感が持てるようになるために」 2013/9/30)
「顔色を伺う」ではなくて「顔色を窺う」ですね。
他に、「顔色を見る」、「顔色を読む」という言い方もあります。「顔色」は「かおいろ」だけでなく「がんしょく」という読みもあります。
日本語コーパス「少納言」で「顔色を伺」を検索したところ、8件の使用例が見つかりました(ブログと知恵袋を除く)。
2例を下に引用しておきます。
無理もないとすぐに思い直して、「はあ、あのう、英治さん(次兄の名)の弟です。」と笑いながら答えたが、しょげてしまって、これあ、英治さんの名前を出してもいけなかったかしら、と卑屈に気を使って、次兄の顔色を伺ったが、次兄は知らん顔をしているので、取りつく島もなかった。
(太宰 治(著) 「津軽」 角川書店 1998年)
実際の自分を蔑視するようになればなるほど賞賛を必要とするのは当然なのです。そこで前にもまして親の顔色を伺うことになります。
(加藤 諦三(著) 「アメリカインディアンの教え」 ニッポン放送出版 1990年)
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