MATTのひとりごと

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Shihoさんとのライブ一周年。音楽活動からのセミリタイヤも視野に(2024年8月24日)

2024年08月24日 | イベント

  2023年6月14日(水)にスタートしたMATTとShihoさんとのライブはその後3か月ごとに開催し、2024年6月2日(日)の第5回に「一周年記念ライブ」として開催する予定でしたが、諸般の事情によりこの「一周年記念ライブ」は3か月近く先の8月24日(土)に延期いたしました。
  実はここのところ心臓に大きな動脈瘤をはじめ不整脈や心房細動等の異常が見つかっただけでなく、左腕の上腕二頭筋腱の断裂で左腕での無理ができなくなったことを含めて身体全体の「老化」が進んだことを自覚するようになったもので、このあたりで「中締め」というか「セミリタイヤ」をした方が良さそう、と判断し、今回の「Matt & Shiho一周年記念ライブ」をその舞台にすることとし、Shihoさんのご協力もいただいて実施することといたしました。
  過去4回のライブはいずれも平日の夜に開催いたしましたが、今回は今までお世話になった方々にもお出かけいただくことを考え、土曜日の昼夜二回興行(笑)という大スター並みの会といたしました。・・・・・と言っても会場の定員が僅か12席で補助椅子を加えてもあと数席という規模ですので本当にささやかな会となりました。
  タイトルのイラストは今回を含めた毎回のフライヤーでいずれもShihoさんの力作です。今回のフライヤーは昼夜それぞれが用意されています(・・・と言ってもほとんど同一ですが)

  毎回発行しています「曲集」ですが「一周年記念」ということもあり、今回は譜面だけでなく各種資料も入れていつもの2倍の32頁モノとなりました。以下、見開き状態での紹介をいたしましょう。

◎ 表裏表紙(P1+P32)

  残念なことに「延期」が決まる前に印刷が仕上がってしまったため、表紙の日付は6月2日のままになっています。
今までの「曲集」は正方形のフラーヤー1枚を中心に置いた表紙でしたが、今回は昼夜二回分のフライヤーを載せました。
裏表紙はMATTのアイコンを置きました。

◎ P2+P3


  P2(表紙うら)はこの冊子の簡単な内容紹介ですが、各ページに「ページ番号」を打っていないので「順不同」で紹介してあります。
今までの会では毎回新曲を紹介してまいりましたが、今回は新曲に加えていままでの会でリクエストの多かった曲を再掲することで、この会での「アンコール候補曲」といたしました。但し、曲数が多いことと、オシャベリもおおいことからこれら全曲の演奏はできません、左上のQRコードは現在ご覧になっているこのブログのURLに飛ぶようになっています。
  また、日本でただ一つのハワイアン音楽専門誌「ハワイアン・ファン誌」のご協力を頂き、今回の曲に関連した資料を転載させていただきました。

  P3はShihoさんが大好きなレナ・マシャードの作品の一つ「ホオイポ・フラ」とトラディショナル曲の「イ・アリイ・ノー・オエ」のメドレーです。

◎ P4+P5


  P4は同じくレナ・マシャードの作品「カマラニ・オ・ケアウカハ」で、ケアウカハはハワイ島ヒロに隣接するハワイ人の居留区のひとつです。

  P5は大作曲家ジョニー・ノーブルの作品「ハワイアン・スーベニール」です。1930年ごろの「ハワイ土産」のいろいろが歌われていますね。

◎ P6+P7


  今回の「相方」であるShihoさんは数年前からShohe`eさんと「マカラプア」というハワイアン・デュオを組んで各地のステージで活躍しています。
P6の曲「マカラプア」はそのユニット名のもととなった曲で、リリウオカラニに捧げたレイの美しさを歌っています。写真にある2種の花でレイを編んだようです。
  P7はハワイアン・ファン誌158号(2022年12月号)の表紙を飾ったShihoさんのポートレイトです。

◎ P8+P9


  この見開き2ページは同じくハワイアン・ファン誌158号に掲載されたShihoさんのインタビュー記事を転載したものです・

◎ P10+P11


  P10は羽根が美しかったため乱獲されて1930年代に絶滅した「オーオー鳥(ミツスイ科 学名moho)を歌った歌。
  
  P11は娘が誕生した時に「永遠に萎れない花」になるようにと名前を付けた「プア・マエオレ(萎れない花)」。作者とお嬢さんの写真も載せました。

◎ P12+P13


  P12もレナ・マシャードの作品の「カウオハ・マイ(鍵穴のフラ)」です。鍵穴から屋内を覗くと取っ組み合うふたり・・・という内容。写真の男性は私のハワイでの仲間のピーターと言い、このフラは天下一品です、毎年7月に参加しているハワイでのスチール・ギター・フェスティバルへの出演を呼び掛けているのですが、大きなステージで踊るのは気が進まないようで未だに実現していません。
  P13は私の一押しの作曲家クイ・リー最大の作品「アイル・リメンバー・ユー」で、たくさんのポップス歌手が歌っています。

◎ P14+P15


  この2頁ではクイ・リーの生涯(P14)とフェイク・ニュース(P15)を紹介しています。
特に「クイ・リーが癌を苦にしてダイアモンド・ヘッドから投身自殺した」というフェイク・ニュースは有名な評論家の発言なのでそのまま後世に残るのでは、と心配しています。

◎ P16+P17


  この見開き2頁はタイトル横に写真を載せたジェノア・ケアヴェのお気に入りのフラ・ソング4曲をメドレーにしたもので、ライアテア・ヘルムが「ケ・カニ・ホネ・オ・ナー・マヌ」というタイトルで歌っている5曲メドレー曲からの4曲です。

◎ P18+P19


  P18もレナ・マシャードの作品「カウラナ・オ・ヒロ・ハナカヒ」です。「ハナカヒ」その昔のヒロの領主の名前で、その単語自体がヒロの代名詞となっています。曲はサビでコードが半音ずつ上昇し、その後下降するという「お遊び」のような構成となっています。

  P19は無実の罪で吊るされた男のことを歌った「カウラ・イリ」です。「カウラ・イリ」とは写真にあるようなパニオロ(カウボーイ)が投げ縄に使うロープのこと。

◎ P20+P21


  P20はこのライブ第一回で演奏した「スリープウォーク」で1959年にスチール・ギター曲としてビルボード誌のトップとなった唯一の曲として知られる名曲です。この曲を聴いてお店の土肥マスターがスチール・ギターに挑戦することになったため、今回再演いたしました。

  P21はふたたびレナ・マシャードの作品「ホオナネア」です。

◎ P22+P23


  この見開き2曲はいずれもリリウオカラニの住居に関する歌で、P22はロイヤル・ハワイアン・バンドの指揮者にもなったメキア・ケアラカイがリリウオカラニの詩に曲を付けた「ノヘア・イ・ムオラウラニ」、P23は幽閉中のリリウオカラニに以前住んでいたワイキキの住居からの花を届けた青年へ感謝の意を込めて送った「クウ・プア・イ・パオアカラニ」です。写真はその青年で、のちにホノルル市長となったジョン・ウィルスンです。

◎ P24+P25


  この見開き2頁は上記2頁の「ムオラウラニ」と「パオアカラニ」その他リリウオカラニに関連した場所についての解説です。

◎ P26+P27


  P26はクイ・リーの名作のひとつ「ラハイナルナ」デス、写真は全滅したラハイナで唯一焼け残った「奇跡の一軒家」です。ただ大火まえのラハイナの建物を端から端まで調べてのですがこの建物は何故か見つかりませんでした。

  P27はラハイナの大火で焼失した建物の所在地を表した地図です。

◎ P28+P29


  この見開きは上記の「ラハイナルナ」が「ラハイナ・ルナ」と表記されるに至った背景を推定した記事です。

◎ P30+P31


  P30はこのライブ第4回(2024年3月5日)の用紙を報告したハワイアン・ファン誌の記事を転載したものです。大きな写真の右上にあるQRコードはこの記事の元となった私のブログへ飛ぶことができ、その記事中には当日の演奏や語りの動画へのリンクがたくさんあらわれますので是非ご覧ください。

  P31はこれまでの4回で演奏した曲目のリストを紹介いたしました。

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