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石狩挽歌・・・オタモイ岬のニシン御殿は。。。

2010年04月01日 | 川柳

海猫が鳴くから ニシンが来ると
 赤い簡袖の ヤン衆がさわぐ
 雪に埋もれた 番屋の隅で
 わたしゃ夜通し 飯を炊く
 あれからニシンは どこへ行ったやら
 破れた綱は 問い刺し網か
 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボロロ
 沖を通るは 笠戸丸
 わたしゃ涙で ニシン曇りの 空を見る

 燃えろ篝火朝里の浜に
 海は銀色 ニシンの色よ
 ソーラン節に 頬そめながら
 わたしゃ大漁の網を曳く
 あれからニシンは どこへ行ったやら
 オタモイ岬の ニシン御殿も
 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボロロ
 かわらぬものは 古代文字

               貴重な資料です。

                    ↓

     http://sentimental.55street.net/otamoi/otamoi.html


           あたしゃ涙で 娘ざかりの夢を見る

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