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二つの言葉

2016年12月10日 11時28分57秒 | 慈しみと悲しみと

              滋賀県 西教寺 薬師如来坐像 

「生きる」「生かされている」、この二つの言葉が好きだ。わが人生の金言でもある。

「生きる」という言葉は、能動的で前向きな響きがある。一方で、「生かされている」という言葉は、受動的であるが決してうしろ向きではなく、謙虚な気持ちの響きがある。

人間として生まれてきた以上、必ず死がやってくる。お釈迦様の言われる四苦八苦の中の生老病死。誰もが絶対に避けることのできない宿命である。

親父が亡くなったのが72歳の師走。申年の今年、72歳になって親父と同じ歳まで生きた。しかし、親父を超えてまだまだ生きたい。家族の安全を見守ってまだまだ生きるぞと思う。そして更に、おふくろの83歳まで生きられたらと思う。

しかし、今日この歳まで生きてこられたのは、「生かされている」という神仏のおかげさまで、生まれてから関わってきた家族、恩師、友人、知人、職場の仲間など、数多くの人たちのおかげでもあると思う。感謝のひと言に尽きる。

 

 



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