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冬至

2019年12月22日 06時44分06秒 | ハチパパのひとり言

今年の冬至は今日12月22日。太陽が最も南にかたより、北半球の日本では一年中で昼が最も短くなる(夜が最も長くなる)。

現代では、二十四節気などの暦を見る人は非常に少ないと思うが、テレビなどで報道されるから、俄かにゆずを買ってきて風呂に入れたり、かぼちゃを食べる人もいると思う。

空調などない時代、裸電球ひとつで生活する冬の夜が、一番長いということは余計身に堪えたことであろう。そんな情景を映し出すような昔の日本映画を、深夜のケーブルテレビで録画しておいたのを見た。

タイトルは「山鳩」。白黒で1957年(昭和32年)上映、主演は森繁久彌でほかに岡田茉莉子、千秋実、東野英治郎、清川虹子、中村是好、左卜全など。私が小学校卒業の年であるから相当古い。小学校の夜の校庭で、タイトルは忘れたが白黒映画を見たのを思い出す。

季節を肌で感じることが少なくなってきた。エアコンなどの空調の普及、発達もあるが、地球温暖化で異常気象が当たり前のいま、暑さ寒さの境目も分からない。また、食べ物も冷蔵、冷凍技術の発達で年中食べられる物も多く、唯一花木だけが季節感を与えてくれるような気がする。

それから季節ごとの日帰り又は宿泊旅行も減って、四季の移ろいを体感することも少なくなり、思い出とか空想の世界に浸るような生活が多くなった。年のせいにしないで、健康のためにも自然とのふれあいを増やさなければと思う。

明日は「癒し絵教室」、今年最後の例会である。なかなか上手くなれない自分がもどかしい。



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