録画しておいた日本映画専門チャンネルの『希林の居酒屋ばあば』をみる。昨年9月15日に亡くなった樹木希林さんの人柄がよく出ていて味がある。
『希林の居酒屋ばあば』は、東海テレビが作った3年前の番組で、愛知県春日井市に住む89歳の津端英子（つばたひでこ）さんが、「一度居酒屋に行ってみたい」と言ったことで、樹木希林さんと居酒屋へ行くことになったもの。
名古屋市中区の居酒屋『さいとう』で待ち合わせ撮影開始。英子さんはビールを少し、希林さんはビールに焼酎のお湯割りで話が弾む。
場所を津端家に移して、ばあば(希林さん)と英子さんの女子会は続く。その中で『時をためる暮らし』と英子さんが言った時、希林さんが「良い言葉ですね」と誉めた。お金ではなく時をためることの大切さを学んだ気がした。
毎年少しずつ経済的なことも含めて積み重ねる･･･そのようにも受け取れる。「時をためる暮らしとはそういうことなんですね」と希林さん。
また、食や死についてなど、年を重ねたお二人の話はとても興味深いもので、75歳の私としても久しぶりにいい番組が見られたと大満足。内容豊富な話で書ききれないが、のほほんとしている自分には心のサプリメントとなった。
