フォト&ツーリング034

 気ままにシャターを押す心地よさ、バイクで風を切って走るにも似て・・・

悲痛・追憶

2017-08-23 | ツーリング

 

 

 

 

  ひとりごと

中学二年になったお前(孫)が体調を崩し、爺婆は学校への朝晩送迎を仕事にしていた。

通学路としていた道、直進すれば学校へ向かう交差点は8月6日からは

左折して病院へ向う道に変わってしまった。

入院すれば回復するかとの期待をしながら、お前を見舞う道となり

爺婆は執念で励まし、会話し、甘えさせて、時間を惜しまず付き添った。

9月に入り 口数も少なく目を閉じる日々になり、4日13時01分お前は

そのままの姿で痩せもせず、いつものように会話し天に旅立ってしまった。

あの日以来この通学路は2度と学校へと続く路にはならなかった。

LAINで交わした「毎日のやり取り」を残し、あの日のことに涙する今日、

多くの周囲の仲間に同級生に見送られ姿を消した。

14歳という短い生涯をおえた。

お前と車中での将来の夢を話ながらのひと時がとても幸せな時間だった。

まだ傍に居るような気がする、現実には叶えられずにむなしい毎日である。

 

感謝 「父母として」

「お父さんもお母さんも 弘翔のこと 絶対に忘れない これからもずっと大好きだよ」

「お父さん、おかあさん、大好きだよ」・・・

面と向かって言われると照れてしまうような言葉も、素直に伝えてくれる子でした。

親にだけではなく、祖父母にも、妹にもです。

私たちにとって初めての子どもと言うこともあり、

可愛さに つい甘やかしてしまいそうになるところを強いて厳しく育てていた面もあります。

妹が生まれてからは、お兄ちゃんとして我慢をさせてしまったこともあったでしょう。

叱ってばかりで やさしい親ではなかったと悔やむ思いもありますが、弘翔はそんな私達の

思いすら ちゃんと分かってくれていたような気がします。

自分が辛くても ぐっと我慢し、いつも周りを思いやっていた弘翔、我が子ながら、本当にまっすぐ、

優しくそして強く育ってくれたと頭の下がる思いです。

 そんな弘翔は、亡くなる数日前から 「ありがとう」と何度も言っておりました。

「何でそんなに言うの?」と祖母が聞くと、 「でもね、感謝しているから」と答えたそうです。

幼くして(8歳)病を患い、闘病生活を続けながらも過酷な運命を恨むこともなく、ただ、みんなに

感謝しながら弘翔は旅立ちました。

大空ではまた元気な頃のように走り回り、思いきり遊んでほしいと願っています。

 長男 弘翔は、平成29年9月 4日 満14歳にて生涯をとじました。

お友達をはじめ、息子を支えてくださった皆様へ心より感謝申しあげます。

      平成29年 9月 9日             父 母より