横濱kabitanの、あれこれ話

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昨日の、BS1「COOL JAPAN」で、日本漫画特集

2012年05月07日 04時28分05秒 | 日本マンガ論

:原稿なしで書いていますので、筆足らずでしたらすいません:

 NHK・BS1「COOL JAPAN」は海外の人と一緒に≪かっこいい日本文化≫を紹介番組は、かなり前から知っていましたが一度も見も録画もした事ありませんでしたが今回は【漫画】がテーマだったので撮りました。


 韓国・ブラジル・イタリア・イギリス・アメリカ・オーストラリア・フランスと、日本漫画大好きな方を迎え日本と海外での漫画の捉え方を話し、番組に参加した方から4人がそれぞれ-道往く老若男女の日本人にマンガ読書経験/東京・中野マンガ通り(?)で店や外国人客/少女漫画家/マンガ甲子園を目指すある横浜の高校マンガ部に、突撃取材なされました。
 海外でのマンガ事情は、≪マンガは子供が読むもの・子供にとっては悪書≫といわれた一昔の日本と同じ状況が現在でも続いているようですが、20世紀末に社会現象とまでなったアニメ「ポケモン」の世界的ブームによってそれまでは好きな人達だけ隠れて集まって楽しんでいた日本のマンガアニメがある一定の市民権を持ちました。とはいえ、参加なされた方達によるとやはり肩身の狭いようで≪マンガを描く≫という行為も【時間の無駄・子供のものを描く自体ありえない】と思われる所が怒られたり非難され、韓国の方によると「どうしても描きたい人はフランスに行く」そうです。そういえば、去年の地元・横浜(黄金町ミニシアター)ジャック&ベティにあった【フランスアニメ上映会】での映像学校生作品も韓国人らしき作品を多く見かけましたが、そういう事情だったからだったのでしょうか?

 日本では、よく【海外では日本のアニメマンガゲームが評価され人気ある】と報道されていますが今回の「COOL JAPAN」での海外の方々の発言を聞いていると、その報道が疑問になってきます。確かにアメリカの大学では日本文化研究の一つとして取り上げられ、フランスでは元々マンガは芸術文化として見ていて日本の作品も高く評価していますが・・・さて本当はどうなんでしょうか?番組は私達日本人が見て、テーマにしている≪かっこいい日本≫って本当はどうなのか、逆に考えさせられるものがあります。そうした所が、国際教育番組コンクールで多くの賞を取るだけあると思わせる部分です。民放でも、マンガアニメ大好きでとうとう来日してそれ関係の会社を持った英国の方がやっている同類の番組がありますが、それはあくまでやっている英国の方の趣味範囲でファン目線での番組作りでした。その分、NHK「COOL JAPAN」はゲストは好きだけと素直に≪国ではマンガやファンをこんな見方されている≫≪女の子は日本の少女漫画はつまらないと思っている≫と、ばっさり話している所や本音(少女漫画は単純な線で描かれているので制作作業も簡単化と思った/1950年代前後の高額単行本を見て吃驚する≫をはっきり言う点では、めったにない海外情報だと思います。

 ですが、番組見る限り国が≪かっこいい日本≫とマンガアニメゲームやサブカル文化を全面に出して海外に発信しても上記に書いたような事情ではせっかくファンのなってくれたり来日して本場に触れてもっと大好きになってくれても、国に持って帰ってもなかなか広められない所がせっかく大好きになったのを皆で楽しみ事も出来ないように感じます。
 これだけは草の根運動しかないので、出来る限り私達市民も巻き込む大日本文化交流事業をやるしか無いと思います。一般的に日本大衆娯楽文化はどう捉えられ、それを愛してくれているファン達はどう捉えられているか見直ししないといけないと、「COOL JAPAN」で改めて痛烈に思いました。



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