横濱kabitanの、あれこれ話

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劇場版「狼少年ケン」//第二稿

2007年11月22日 04時24分53秒 | 日本アニメ論
④1964年
 :サーカスから来た仲間:
『サーカス輸送機が墜落、そこから一匹のゴリラが森へ逃げ込む。
 このゴリラ、サーカスで散々人間に苛められすっかり人間嫌いになっていた。その為、人間のケンを目の敵にして、森の動物を使い殺しにかかる。
 ある時、ゴリラはメス狐を使ってケンを殺そうとする。メス狐はケンに暗殺用の果物を渡し、それをケンが食べようとした時メス狐の子供がはは狐の後をついて着て、足を滑らせてしまう。
 わが子が、ワシの巣に落ちた事を知ったメス狐は子供がワシに殺されると、半狂乱。それを見たケンは、ワシの巣に降りてワシと戦って子狐を取り返す。
 それを知ったゴリラは、ケンの行為に感銘。ケンに、自分の非行を謝る』
⑤1964年
 :ジャングル最大の作戦:
『ケン達狼族を森から追い出そうと、猿軍隊がやってくる。
 その猿達は、狼が泳げないのをついて川の向こうに陣を張り、落とし穴や蜂の巣爆弾でケン達を寄せ付けない。
 このままでは、森が取られてしまうとケンはジャックと共にイカダで川を渡り、敵の陣地へ。
 猿達は、狼達が川を渡ってこないと安心し切りお頭の誕生祝ですっかり浮かれていた。そこに、ケンとジャックが押し入り猿達を懲らしめ、猿の頭を降参させた』
 :おばけ嫌い:
『森に、3人の人間がやってくる。
 彼らは、象を捕まえてサーカスに売り飛ばそうとする密猟団だった。密猟団に気付いたケンは、急いで象達に知らすが狼嫌いな彼らは、狼族のケンの言葉を全く信用しようとしない。
 その頃、密猟団のテントに忍び込んだチッチとポッポは置いてあった酒を飲んでしまい、酔って壁にあった猟銃を蹴ってしまう。
 その拍子で、猟銃が暴発。
 その音に密猟団は大騒ぎ、象達はやっとケンの忠告を信じるが今度は象達が密猟団のテントに攻めに行く。
 ケンは、ここで象が人間を殺してしまえば人間の報復で大変な事になると、必死に止めようとするが無駄だった。
 ところが、チッチとポッポが象の急所に当る尾にかみつこうとした為、象は慌てて止まる。
 象達が全員、突進を止めたのを見てケンは密猟団のテントに様子を見に行くと密猟団はケンをおばけと思いこみ、逃げていってしまう』
⑥1964年
 :トーテンポールの魔人:
『ケンが住む草原近くの山が噴火。
 噴火で、山から大昔に仙人によって石にされた悪魔が出てくる。彼を見に来た、ケンとチッチとポッポにもう悪さをしないから、仙人の処から自分の体の一部をとってきて欲しいと、頼む。ケン達は、仙人に悪魔の体の一部を返して欲しいと頼むが仙人は無視するばかり。どころが、それを見ていた弟子の小人が同情して持ってくる。
 どころが肉体を取り戻した悪魔は、約束を破って悪事をやり始めた。ケン達は、慌てて仙人に助けを求めると仙人は、今度は悪魔をトーテンポールにしてしまう』
 :ピストル騒動:
『田舎者と動物仲間にバカにされているゴリラは、偶然,ピストルを拾う。
 ピストルを手に入れたゴリラは、今迄のうっ憤とそれを使って森を支配してしまう。動物仲間はどうにか、ゴリラからピストルを取り上げようとするが失敗。そのせいで、ゴリラは用心して眠れなくなってしまう。
 それを知ったクマは、言葉巧みにゴリラからピストルを頂戴すると今度はクマがそれを使って森を乗っ取る。
 それに怒ったケン達狼族は、策を練りクマからピストルを取り上げケンがクマをを射とうとするが、弾切れ』
⑦1965年
 :誇りたかきゴリラ(コラム写真参照):
『自然動物園のゴリラのボスが、TVで甥とケンのボクシング対決が放送されるというので、皆で甥の活躍を見る事に。どころが、その甥、ケンにボロ負け。
 それに怒ったボス、一族率いてケンがいる≪狼ガ原≫に攻め入り子狼らをさらったり、悪党のクマ・山猫と組みで奇襲かけたりしたがケン達狼族には勝てず、負けてしまう』
⑧1965年
 :わんぱく作戦:
『いつもケンにやられている、ゴリラ・クマ・山猫の悪党トリオ。わんぱく達を集めて、自分達の代わりにケンをやっつけさせようと教育しようとするがいたずらばかりするわ、チッチとポッポと仲良くなる始末。
 とうとう、ゴリラが業を煮やして子狸の母親をとって食おうとする。それをフクロウが、ガキ大将のチビゴリラに知らせた。チビゴリラが、母狸を助けに行くがゴリラに捕まり切り立った岩場のてっぺんに置き去りにされてしまう。
 チビゴリラがそこで泣いていると、そこにケンが。
 ケンとチビゴリラは、今度は悪党トリオに仕返し』
⑨1965年
 :地底の女王:
『ケン達狼族のボスが、大地震での地割れに飲み込まれてしまう。
 ボスを助けに、ケンとチッチとポッポにブラックの4人が地下へ。途中、怪獣に追われ地底国にたどり着いてしまう。
 そこの女王は親切で、4人を国に迎え入れるがその国は蛮族の襲撃を受けていた。
 ケン達は女王を助けて戦ったが、とうとう女王は宮殿の火薬庫に火をつけ爆発させてしまう。
 ケン達は、その爆風に飛ばされて地上へ』
⑩1965年
 :おく病なライオン:
『獅子国の若様は大変臆病で,ある日,父王がとうとう「自分で臆病治してこい!!」と若様を外に放り出してしまう。
 実は、父王はケン達に若様を立派な獅子に鍛えてくれるよう頼んでいた。
 そんなわけで、ケン達狼は若様に自信持たせるようとあの手この手を尽くすが全くダメだった。偶然、猛獣らに襲われ若様はガムシャラに猛獣らをやっつけるがそれも頭に付いた葉っぱのおかげと思いこむ始末。
 その折、ケン達の所に蛮族が攻めてきて若様とケンとチッチとポッポが捕まってしまう。そんな折でも、若様は頭の葉っぱが無いからと弱気になる。その時、フッと父王の「自分で臆病を治せ!」という言葉を思い出しそれを勇気に、オリを破り蛮族をやっつける。

 獅子国では、黒獅子が暴動起こし父王が危機に見舞われていた。
 帰国した若様は、ケン達と力を合わせて黒獅子をやっつけると父王が若様に王位を譲る』


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3 コメント

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初東映TVシリーズ「狼少年ケン」 (横濱kabitan)
2007-11-22 04:52:13
 昨日と合わせて、荒筋全10本分入れましたがかなり濃厚な内容だったようですね。
 色々と逸話がある作品だそうですが、劇場上映の多さで東映にとっては力入れているTVシリーズだと示しています。
 事実、その後の「風のフジ丸」では3本のみしか発見出来ず「パトロールホッパ」になると1本上映されただけで「ハッスルパンチ」「レインポー戦隊ロビン」などは未上映だったそうですから、上映されるだけでも良かったほう?!!

 しかし、「ケン」「フジ丸」「ホッパ」東映初期TVアニメ3部作は≪少年ターザン≫≪少年忍者≫≪少年スーパーマン(?)≫とジャンル的に凄い飛躍です。
 あるイミ、【日本アニメ・特撮】の基盤を作ったといっても過言では無いでしょう。是非、【日本アニメ史】にこの≪東映初期TVアニメ3部作≫について追求して欲しいですね。「鉄腕アトム」「鉄人28号」「8マン」と共に【日本TVアニメ殿堂入り】させてやってくださいね!!!←余り注目されていないような気が・・・するので。
風のフジ丸 (Mayumi)
2007-11-27 09:09:41
ソランや風のフジ丸好きですね。フジ丸は大ファンでした。テレビに毎週かじりついて見てました。

でも狼少年ケンは知ってましたけど見てません。
映像は何かで見たことあるような気もしますが。
お久しぶりです、Mayumiさん (横濱kabitan)
2007-11-28 02:22:09
 フジ丸は、東映モノクロTVアニメ作品群ではかなり知名度の高い作品だったようで【60年代懐かしのアニメ】というと、狼少年ケンと共に紹介されます。
 ただ、ケンはあるイミインパクト強い(口がたらこというのが)キャラだった分《ケンという》キャラだけ立って作品は殆ど知られていないととこがあります。
 私も、今回の【劇場版荒筋紹介】するまでロクロク知らなかったです。

 ちなみに、私はケンの初回分を3月終わりごろにあったランドマークでの東映アニメ上映会の中で見ました・・(「ホッパ」と「レインボー戦隊ロビン」と一緒に)。

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