全英オープンはステンソンとミケルソンの一騎打ちモードになってきた。2桁アンダーなのはこの選手たちだけで、最終日はこの2人による直接対決となって、テレビを見る方も息詰まる展開になるだろう。とは言っても、3位のビルハース（アメリカ）もステンソンとは6打差で決して逆転できない位置ではない。最終日3位以下の選手からの猛チャージもあるかもしれない。日本人選手では池田勇太と市原弘大が奮闘しており、決勝ラウンドに進出したが、池田勇太65位タイ、市原は80位と厳しい位置となっている。やはり世界の壁は厚いのだろうか。池田はリオ五輪日本代表にも選ばれており、世界を舞台に最終日頑張ってもらいたい。日本人選手エースの松山英樹は2日間調子、タイミングがあわず予選落ち。予選落ちとなると前回メジャーの全米オープンも予選落ちしており調子の下降線が気になる。ロイヤルトゥールーンの舞台は確かにリンクスだけに難しいセッティングではあるが、これまでの全英オープンではそうしたコースも対応できていた。しかし今年はテレビで見ていてアイアンの精度がいまいちだったこともある。またパッティングもここぞというところで入らなかった。運も多少あるだろうが、運を味方にできない調子の悪さがあるのだろう。PGAツアーは残りメジャー一戦を残しているわけだが、五輪も辞退したわけだししっかりと次のメジャーに向けて調整を行って復調してもらいたいと思う。国内女子ゴルフはサマンサタバサレディースが茨城県の阿見町で開催されており、原江里菜が単独首位、韓国のキムハヌルが2打差追いかける展開。夏場は強いとはトップを走る原のコメントだが、コーチの理論もあっているのだと思う。もうベテランの域になる選手だが、まだまだ伸び盛りの選手だけにこのまま逃げ切れるだろうか。この大会2012年に新設されたばかりの新しい大会であるが、過去優勝者は全員日本人選手でもある。こちらも夕方のテレビ放送が楽しみだ。