先週のトランジションズ選手権で石川遼は残念ながら2年連続での予選落ちとなってしまった。4月のマスターズまで残り約2週間弱。不安な状態で臨むことになりそうだが、巻き返しに期待したい。今週はアーノルド・パーマー招待どこまで調整で調子をアップできるだろうか。一方、アマチュアとして初めてマスターズ出場を予定していた松山が東日本大震災で地元東北福祉大も打撃を受けており、出場について考慮していたようだが出場の意思決定をしたようだ。出場して結果を出せれば、これはこれで地元の人たちにも勇気づけられるし、そうした意志で頑張ってもらいたい。海外の大会だし、電力云々というわけではないのだから、松山にもぜひがんばってもらいたい。
しかし凄い地震だった。未だ被害の影響で東北の方で救助を待っている方もいると聞く。いち早く救出されることを望みたい。女子ゴルフのＴポイントレディスゴルフトーナント（鹿児島高牧CC）も今週の開催を中止。東北高校出身の有村が会見をしていたが、まずは地震で被害にあわれた方の目処が立って落ち着いてから女子ゴルフの選手たちも落ち着いてプレーできる状態にしてもらいたい。インテルの長友選手なども喪章をつけてプレーというニュースも出ていたが、不安な状態になっている人たちに元気を与えられるようなプレーを期待したい。アメリカのフロリダで行われている男子ゴルフキャデラック選手権では日本から参戦している石川遼が通算5アンダーで16位タイと善戦しているようだ。初戦から考えればだいぶ落ち着いてプレーができているのだと思う。映像が入ってこないのでわからないが、まずは目の前の戦いに集中してもらい吉報を待ちたいと思う。
注目の女子ゴルフ開幕戦ダイキンオーキッドレディスは今年も韓国旋風を予感させるインビーパークの堅実なゴルフで優勝。上位も韓国勢独占だから、改めて強さを見せつけられた。沖縄地元の宮里藍、宮里美香が予選落ちの中での上位独占というからこれは実力がやはり高い。アンソンジュのように日本の女子ゴルフツアーを標準にしている選手もおり、日本ツアーのレベルは高くなってきているのだろう。2位にはスコアを4つ伸ばした佐伯三貴が単独ではいる。日本人選手の中では最上位で復活を示せた。その他では5位タイで森田理香子(-6)、7位タイで金田久美子(-5)、福嶋晃子(-5)、上田桃子(-5)と続いた。樋口会長から小林会長に変わって初めての大会、そして観客数の低下など問題がないとは言えないが、アジアの中でもレベルの高いとされる日本の大会が盛り上がる一年であることを祈る。気候的にも花粉は多いのだろうがゴルフをしやすい環境になってきており、千葉のアコーディアゴルフ系のゴルフ場（習志野カントリークラブ、千葉桜の里ゴルフクラブ）でプレー開始したい。