今週の国内女子ゴルフは川奈でフジサンケイレディスクラシックが開幕する。シーサイドの名門コースでこのところ関東は天候も荒れていて、強風が吹いたりするとコースマネジメントが非常に難しいコースになる。静岡と言っても川奈は伊東と伊豆の間で温泉地のイメージが強い。観光地での開催だから、温泉に泊りがけでゴルフをしながらフジサンケイレディスも観戦というゴルフ好きも多いだろうと思う。自分は川奈へ行ったことはないけれど、ホテルに泊まってぜひあの名門シーサイドコースでいつかはプレーしてみたいと思う。今は昔ほどそんなに高くないのかもしれない。昨年はフェービー・ヤオが優勝して一昨年は佐伯三貴が優勝した。２年前の佐伯の優勝時はテレビで見ていたのでよく覚えている。伊豆の海が映え、風の影響を計算に入れていかねばならず、コースもフェアウェイにうねりがありベテランと言えどかなり手こずるコースだろう。今から楽しみな一戦だ。海外のRBCヘリテージに出場していた石川遼は７５位でフィニッシュ。池に３度入れてしまったようで映像でも見たが明らかに不調。ゴルフは日によっても好不調の波が出てくるが、プロツアーではトーナメント最中に修正できるぐらいでないと上位進出は難しいのだろう。厚い壁にあたっているが、前向きに進むことは非常に重要で、色々試行錯誤を続けながら前進していってもらいたい。
女子ゴルフのKKT杯バンテリンレディスオープン（熊本空港カントリークラブ）は菊地絵理香が最終日も単独首位のプレッシャーに負けずに初優勝を飾った。これまでプレーオフで2度で悔しい敗戦を経ていただけに、今回の勝利はひとしおだろう。終わってみれば2位の若林とイ・ボミには5打差をつける完勝だった。昨日は最終18番でチップインイーグルを決めたりとここ一番での勝負強さを見せていたし、勝利の女神も味方したような圧勝劇だった。菊地はこれまでヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップで3位タイ、Tポイントレディス6位を皮切りにスタジオアリス女子オープンでは3位フィニッシュとここ数年にないくらいの充実したシーズンを送っている。勝つべくして勝った印象がある今回の初優勝だった。好調の要因はアプローチとパッティングの精度向上と言うが、これだけ安定したゴルフを見せると今年は賞金女王争いにも加わってくるかもしれない、そんな勢いのあるゴルフだったと思う。ぜひとも新しいヒーロー誕生でこのまま夏場に向けても調子を維持して今シーズンのLPGAツアーを引っ張ってもらいたい選手でもある。また、今週は男子ゴルフの東建ホームメイトカップが開幕した。ニュージーランドのマイケル・ヘンドリーが猛追した山下和宏を振り切って優勝。山下は一打差及ばずの2位となった。日本勢片岡も奮闘したが、5位タイに入った谷口徹と宮本勝昌はベテランながら立派なゴルフだったと思う。これで今週から男子ゴルフも女子ゴルフも同時に行われるようになり、本格的なゴルフシーズンの到来となった。個人ゴルフでは今月末に野田のクリアビューゴルフクラブでプレー予定。久しぶりのクリアビューだが、ドライバーの精度をどこまで高められるか楽しみにしたい。三郷からすぐのコースでリーズナブルにゴルフを楽しめるコース。このあたり千葉カントリーなど名門コースも揃っていてゴルフ場もそろっている地域だ。千葉県ではあるが、埼玉や都内のゴルファーも多くアクセスるするエリアだろう。
いよいよ後2時間ほどでマスターズのテレビ中継が始まる。松山はこのツアーをピークに調整をしてきているだろうから、今年はどこまでやってくれるか本当に楽しみだ。ただそこはオーガスタでただ状態がいいだけでは優勝争いに加われない、強力な運を味方にしないといけない。自身4度目のオーガスタでアメリカツアー本格参戦2年目の今年、世間の注目は高くなる。マスターズの民放放送をしてくれるＴＢＳも松山のスコア次第で視聴率が大きく変わってくるからやきもちしているだろう。今年は日本の賞金王である小田孔明の参戦がないのが寂しいところだが、松山一人の挑戦になった分、メディアも松山一本で放送してくれるだろうから、日本のファンにとっては見やすいテレビ中継になるかもしれない。傾斜があり高速グリーンのオーガスタの舞台をどこまで味方につけるか、昨年予選落ちという悪夢を取り払って本当に頑張ってもらいたいものだ。ＴＢＳのサイトにオーガスタの各ホールの映像を見ることができるので、事前にじっくり見てみたが、いつかはプレーをしてみたいコースだ。もちろん映像だけではコースの難しさ、戦略性が全てわかるわけではないけれども興奮するコースであることは間違いない。
今週はいよいよマスターズ。もう開幕間近でゴルフファンにはたまらない週末になりそうだ。今年の日本人選手は松山英樹ただ一人。もう世界のトッププレーヤーとして認知されての4回目のマスターズとなる。もうオーガスタの舞台も慣れたと思うが、毎年世界の注目が最も集まるこのトーナメントでトッププロと言えど緊張がないわけではないだろう。今年は年明けから調子も良く過去4度にはない上位進出を期待してしまうし、最終日まで上位で戦ってもらいたいと思う。今日の東京は非常に寒く関東南部では雪もちらついたそうだ。この4月に雪というのも珍しいが、これから週末に向けてはまた春の陽気も戻ってくるだろうから楽しみだ。今日ゴルフをラウンド下は雨もあるしかなり厳しい感じだった思う。このところの春のゴルフウェアでプレーした人はさぞかし寒かっただろう。先月は神奈川県の秦野カントリーで久しぶりにプレー。週末で混んでいたが、まぁこのアクセスだから人気があるのも当然というコースか。アップダウンがありなおかつフェアウェイが広くないからどうしてもＯＢを気にしてしまう結構難しいコースだと思う。秦野ＣＣの近隣の大秦野ＣＣも今度ＰＧＭになるみたいだから、近くに2つのゴルフ場が同じグループになり今後このあたりの相乗効果も生まれてくるのかもしれない。東名高速のインターから近いのはどのコースもそうだが非常に便利だ。