スペインのテレビドラマをDVDで鑑賞。
2009年にソマリア沖で発生した、海賊によるハイ ジャック事件。
スペインの漁船アラクラナ号は海賊に襲われ乗っ取られる。
人質解放のための交渉は長引き、現場のいらだちや恐怖が乗組員やその家族たちを追いつめていく。
見渡す限りいかつい男だらけ、けっこう残酷な描写もあってなんで観たんや~ってはなしですけど、漁船のキャプテンを務めているのがミゲル・アンヘル・シルベストレなもんですから観ました~
(はい、ステキこの映画の写真ではありませんが)
交渉が長引いて乗組員が家族に連絡をとれるようになり(といっても海賊の見張り付きで、時間制限もあるけど)みんな妻とか娘とか電話をかけて
「もうすぐ会えるから」とか「心配かけてすまない」
とか会話をします。でも妻がまだ幼い息子を連れて出ていったキャプテンは、電話をしない。
副船長には別にかけなくてもいい、みたいな強がりを言う。
でも、精神的に追い詰められたこんな時に家族の声がどれだけ力になるかと思うと、電話をかける先のないキャプテンがなんだかせつない。
ラストもキャプテンの哀愁がどっさり伝わってきましたわ。
そんなわけでつらいシーンも多かったけどミゲル・アンヘル・シルベストレを愛でるにはよいかしらと思いました。
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