まぜごはん

ミーハーなマチルダが気まぐれに
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白鳥の騎士

2014-05-10 02:52:52 | 映画 ヨーロッパ

連休も終わりちょっと落ち着いた

後半寝て暮らして、なんだかな~の連休でしたが、連休前はちょと映画の観だめをしていたワタシでした。

4月末、シネモンドにて ” ルードウィヒⅡ ” 公式HP       

  • 監督 脚本 マリー・ノエル ピーター・ゼアー
  • ルートヴィヒ2世 ザビン・タンブレア
  • リヒャルト・ワグナー エドガー・セルジュ
  • オーストリア皇后エリザベート ハンナー・ヘルツシュプルンク
  • オットー  トム・シリング
 

第4代バイエルン王。芸術をこよなく愛し、狂王とよばれたルードヴィヒ2世。

 ずいぶんと昔ヘルムート・バーガー主演ルキノ・ビスコンティ監督の”ルードヴィヒ神々の黄昏”を観ました。その絢爛豪華で耽美な世界、神がかり的な美しさは今も忘れられません。 

 さてザビン・タンブレア演じるルードヴィヒ2世。

ちょっと目が離れ気味のところがとてもチャーミング ・・・そして、美しい!

初登場シーンでは「狂王???大丈夫なの?」(←ナニサマなあたしをお許しください)と思ってしまったくらい笑顔がカワイイ好青年でした。

「白鳥の騎士」(ローエングリン)に憧れ、ワグナーを崇拝し、芸術をこよなく愛するルードヴィヒ。

父の急死により18歳で即位。なんの心の準備もないままに君臨することになり不安な表情の若き王。

やがて芸術で世界を変える、と芸術だけに陶酔していきます。

弟のオットーは普仏戦争で精神を病んでしまい、ルードヴィヒ自身も現実逃避していく。

 

 長年にわたって愛したという従僕リヒャルト・ホルヒニの話はけっこう深く描かれていました。

徹底的に自分から遠ざけようとするルードヴィヒ(「何歩以上離れろ」とか命令する)と接近しそうになるとじりじりと後ずさりして離れるリヒャルト。なんだかかわいそう・・・。

一方唯一愛した女性エリザベートの話は割とあっさりしてました。

 

残念だったのは、ルードヴィヒ役の俳優さんが交代すること。

晩年のルードヴィヒ役の俳優さん(セバスチャン・スキッパー)は晩年の肖像画のルードヴィヒにとてもよく似ているし、重厚な演技の素晴らしい俳優さんだと思いました、けど・・・。

でもオットーやリヒャルト役の俳優さんは同じなこともあって違和感を禁じえませんでした。

ルードヴィヒとリヒャルトの最後のシーン、「何歩以上離れろ」と命令した時の話をするんですが、やっぱ違和感ありまくり。あの日と同じ、ルードヴィヒとリヒャルトで観たかった!

 

その後何度かシネモンドへ行きまして、観た映画の予告編の1本が コーヒーをめぐる冒険 

これもドイツ映画で、朝コーヒーを飲みそこなったついてない青年ニコの話・・・(らしい)

で、その主人公のニコが・・・オットー・・・?!じゃないの~??

 

 というわけで、トム・シリング主演のこの映画とっても面白そうなので観に行く!の決定。

シネモンドで今月末から。楽しみっ!

 


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2 コメント

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Unknown ()
2014-05-13 00:17:45
ヴィスコンティ版は3時間あって、重厚なテーマと長くて
チャレンジ出来なかった映画です。ヴィスコンティ版の
他にもルードウィヒの映画があるのですね!
「何歩以上離れろ」ってせつないですねえ…;でも身分差がある話って萌えます(笑)

コーヒーをめぐる冒険は予告編を見て何かオサレだなあと
思った映画です^^
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身長差 (マチルダ)
2014-05-15 20:56:54
愛さん、こんばんは!
こちらも美しくて見惚れました、ルードヴィヒⅡ。

ルードヴィヒ役のザビン・タンブレアは190センチ超の長身。椅子に座ってる脚の角度がすごい鋭角で(一般ピープルだとお子様椅子に座ってるみたいな図)びっくりしました。
そして弟オットー役トム・シリングが小柄で、カワイイ

「コーヒーをめぐる冒険」はホントおしゃれな感じ。
絶対観る!と思いました
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