天才と称されながらも精神に異常をきたしてしまった数学者の父が亡くなり、娘であるキャサリンは自身も優れた数学者であることから、同じように精神異常者になってしまうのではないかという不安を抱えていた。
父の書き残したノートを調べていた元教え子のハルは、キャサリンから貰った鍵で書斎の引出しを開け、その中にあった一冊のノートを手にする。そのノートには今まで世界中の数学者が解くことの出来なかった証明が書かれていた。しかし、それは自分が書いたとキャサリンが言い出したことで、姉のクレアもハルもキャサリンが異常だと思い始める。その証明はキャサリンの存在の証明でもあった。
ミステリーやサスペンスじゃないのに、なんだかBGMがおどろおどろしくて、あまりマッチしてなかったように思う。
数学者の異常性については、かつて見た「ビューティフル・マインド」でも描かれていたけど、それとはまた違っていた。父もそしてキャサリンも、数学に対する閃きへの執着という異常性。疑われていることへの不安や恐怖が全く違うものとして描かれていた。
錯乱したキャサリンが、自分が書いたのかどうかも分からなくなりながらも、最後には自分が書いたことを思い出し、自分を取り戻していく姿。それは痛々しくもあるが、一つ一つ解きほぐしていく、まさに「証明」そのものなんだと思わされた。
ただ、やっぱり。エンディングはサスペンス物を見ているような音楽で、なんだかスッキリしない気持ちが残ってしまった。
父の書き残したノートを調べていた元教え子のハルは、キャサリンから貰った鍵で書斎の引出しを開け、その中にあった一冊のノートを手にする。そのノートには今まで世界中の数学者が解くことの出来なかった証明が書かれていた。しかし、それは自分が書いたとキャサリンが言い出したことで、姉のクレアもハルもキャサリンが異常だと思い始める。その証明はキャサリンの存在の証明でもあった。
ミステリーやサスペンスじゃないのに、なんだかBGMがおどろおどろしくて、あまりマッチしてなかったように思う。
数学者の異常性については、かつて見た「ビューティフル・マインド」でも描かれていたけど、それとはまた違っていた。父もそしてキャサリンも、数学に対する閃きへの執着という異常性。疑われていることへの不安や恐怖が全く違うものとして描かれていた。
錯乱したキャサリンが、自分が書いたのかどうかも分からなくなりながらも、最後には自分が書いたことを思い出し、自分を取り戻していく姿。それは痛々しくもあるが、一つ一つ解きほぐしていく、まさに「証明」そのものなんだと思わされた。
ただ、やっぱり。エンディングはサスペンス物を見ているような音楽で、なんだかスッキリしない気持ちが残ってしまった。