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ハッシュドビーフとカナディアンクラブ

2016-11-29 | GLASSの日記 "I'll Follow The Sun"





お洒落な街や、流行りの通りでは、どの店にも、たいがい、お洒落な音楽と、流行りの照明と、高級な酒が、並んでいるもの。

人には、人それぞれの、今夜のTPO があります。

たまには、そんなところで、そんな夜も大切だから、そんな街や、そんな場所が必要なのです。

きっと、そこにこそ、イッセー尾形演じる、夜があるのです。


あなた、今日は、記念日よ!

えっ!何だっけ…⁇

ヤダ、おバカさん…

今日と言う、記念日‼︎

お前、どうでもいいけど、日曜日の東上線は、終電が早いから、さあ帰るぞ!




(╹◡╹)

季節は、秋から冬へと…

高田馬場では、僕の得意なハッシュドビーフを、コツコツゆっくりと、煮込む季節がやってきました。

僕は、料理は下手ですが、あれやこれや試すのが大好きで、失敗が得意です。

理科の実験みたいだと、よくからかわれます。

そしてある日、数々の失敗の中から、この世でたった一品だけ、神が僕に与えてくれた、料理の才能を、発見したのでした。

それが、僕の作る、ハッシュドビーフです。

(^.^)

寿司は、板さんの手の菌が、人それぞれ違うから、それで、微妙に、味も違うのだと、聞いたことがあります。

ハッシュドビーフも、きっと同じです。

ハッシュドビーフは、誰にでも出来る、簡単な料理だけに、ほんのちょっとの、味加減で、その人の味になります。

簡単な料理ほど、奥が深いものです。

ハッシュドビーフには、カレーとは、全く違った奥行きがあるのです。

僕は、東京に来て、最初に、味に感動したのが、ハッシュドビーフでした。

未だに、その時の衝撃以上の、ハッシュドビーフを食べたことがありません。

そして、カクテルは、レモンスライスを添えた、カナディアンクラブ&ソーダと、ライムの香りの、モスコミュールでした。

それが、僕が初めて口にした、都会の味でした。


美味い不味いは、あくまで、個人の味覚です。

それを、心地よく、楽しむのが、食の醍醐味です。

味の決めつけや、強要は、ウソです。

最近、日本は変わりつつあるなぁと、実感することがよくあります。

その一つに、若い人ほど、口が上品、つまり、食の綺麗な人を、多くみかけるようになったことです。

全体的に、本物志向、本音志向に、世の中変化してきたと思いませんか⁇



僕は、東京にきて初めて、金持ちとか、貧乏とか、育ちが良いとか悪いとか、その手の人種がいることを、知りました

田舎では、暮らしにおいては、みんな、平等なんです。

毎日、ジャージ姿で、どこをどう歩こうが、本人のままで、いられます。

周りも、そう見てくれます。

都会では、そうはいきませんからね。

(笑)



下北沢界隈を闊歩してた若い頃、揺るぎない育ちの良さを持つ、友人がいました。

全ての環境が用意されている人でした。

田舎者には、東京だから存在する、そんな人のいる東京に、歪んだ憧れを抱く人がいます。

僕も、都会のロジックを理解するまでは、その1人だったに違いありません。



簡単なことでした。

男も女も、食で、人間が見えることです。

その友人を、横目に観察してると、やがて、あることが、いつも気になるようになりました。

彼は、どんなものでも、出されたものは、必ず美味しそうに食べることです。

バンカラで、下品を売りにするくせに、なぜか、食だけ、とても上品でした。

いわゆる、口が綺麗な人でした。

そこに、彼の育ちの良さの、全てが凝縮されていました。

そこに、彼の品格を見た気がしました。


なぜなら、仲間の1人に、彼とは、対照的な環境での、東京育ちが、いたからです。

彼は、ともかく、食に不平不満が多く、どの店に行っても、必ず、難癖をつける人でした。

いじられキャラの人だったから、それはそれで、滑稽ゆえに面白可笑しく見てました。(笑)

何の問題もないのですが、ただ、そこに、彼の、育ちの環境が、こうも、食で違うものかと、驚きでした。

それ以外の場所でも、同じ光景を見ることがありました。

それから、僕は、人前では、絶対に、食に謙虚である方が、カッコいいんだと、思うようになりました。

それまでは、田舎育ちは、ほとんどの人が同じで、出されたものは、何でも美味しそうに食べます。

僕の田舎の友人には、感心するほど美味しそうに食べる人がいました。

本来、田舎育ちは、食べ物を粗末に扱ったり、食べ残すことは、作った人、もしくは、お百姓さんに失礼だから…が、宗教観のように、深く根付いているからです。

だから、東京ビギナーズの頃は、出されたものを、何でも美味しそうに食べることは、田舎者だとか、貧乏臭いとか、恥ずかしいことではと、心配してたのでした。

今は違います‼︎

出されたものは、何でも美味しそうに食べる‼︎

それが、最もカッコいい‼︎

(*^^*)!

長年生きて来てことで、経験から学んだことの、統計です。

下手な占いより、食を見れば、その人物の、過去も、現在も、未来もハッキリと見えます。

人前で、食通を豪語したがり、食べるものに、すぐ難癖をつけたがる人は、相手に、自分の育ちや性格を、曝しているようなものです。

例えば、ある、実際に担当されたホテルマンの方から、直接聞いた話です。

ポールマッカートニーや、ミックジャガーは、とても、紳士だったそうです。


つまり、そう言うことです。


日本も、成熟してきたのか、変わったなと思うのが、以前と違って、若い人に、食通ぶる人が少なくなった気がします。

それとは、関係ないかもしれまさんが、深夜食堂のようなドラマが、人気があるのは、もしかしたら、それが、日本人の本音だからなのではと思います。

僕など、シーズン1から、繰り返し、何度も観てしまいます。

youtubeで、全て見れますよ!

(^.^)

ハッシュドビーフは、僕の趣味です。

コッソリ、よく、作っています。

このブログを読んでくれた人限定ですが、僕のハッシュドビーフを食べたい人は、僕の耳元で、コッソリと、そう言ってください。

あれば、サービスします!

( ͡° ͜ʖ ͡°)