Since1994 "ROCK BAR" GLASSONION 高田馬場

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ライ麦畑と兵隊さん

2009-11-21 | 時代の光景U+203CU+FE0E
ニュースで普天間基地問題やってた。

僕等南九州人には、沖縄問題は微妙にいつも関心があり、微妙にいつも無関心。

このニュアンスは本州人には伝わらないだろう。

とある日曜日の午後。

まだ明るい窓を背に風呂に入る。
持ち込んだラジオからはFEN。

今もFENって言うのかなぁ?

思えば高校の時から始めた僕のささやかな幸せタイム。

こうやってアメリカ文化を夢み、乾いたロックンロールが体に染み付いていった。

あれから30年。

未だ持って僕は、幸せタイムをやっている。

カントリーからパンクまで。
あの日と同じスタイルで同じ時間が流れる。

基地暮らしの兵隊さんもきっと同じ気持ちで同じ時間過ごしているのだろうか。

あの頃も今も、自分勝手にいろんな乾いた風と青い空の物語を浮かべてるのだ。

人生なんて、褪せてく夢にしがみつきながら、時にふてくされては闇夜に唾を吐きかける。

そして夜明けには、また新しい自分になりたがる。

そんなことの繰り返しだ。

なーんてことを平気で口にしてたのも、遠い日の青臭い若気のイタリア~ン♪

どこの国でもそうだろうが、いまどき、誰が好き好んで兵隊なんかになりたいものか。

仕方ない事情があるから、志願兵やってるわけで、安定した生き方見つかりゃすぐ辞めるだろう。

生きるって、もしかしたらそういうこと。

お国のために。
なんて兵隊さんが、はたして何人くらいいるのだろう。

彼等が覚えているのは、乾いた心を潤してくれた、冷えたビールとロックンロール。
そしてつかの間の、顔のない異国の女の臭い。

フェンス越しに彼等は何を思う。

フェンス越しに僕等は何を思う。

きっと、ずっとこの関係なんだ。

例えば、未だに僕が青臭いストーリーに憧れているように。