バッタの水あそび。

プール(ポケットビリヤード)好きのブログです。古い記事へのコメントも大歓迎!

バッタが増えた ~はじめてのキセキ~

2009-05-30 20:33:10 | ビリヤード以外
こんばんは。先日、いきつけのラーメン屋で席に座ると同時に注文したら、先に来ていた隣の客がバッタと同じものを頼みました。こんなことで優越感に浸れる自分は幸せ者でしょうか、小さな男でしょうか。



グラスホッパーです。



さてさて、今宵も前回の続きでございます。



ではまいりましょう、玉の話は出てこない「バッタのたまにっき。」




『バッタが増えた ~はじめてのキセキ~』




はじまり はじまり~♪




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バッタのヨメは結婚する前から生理不順が酷く、婦人科に通っていた。もちろん、正常になっていたらその時点で通うのをやめるわけで、つまりは結婚しても治ってなかったということ。もちろん、妊娠できる体であるはずがない。

病院にはもっぱらヨメが一人で行っていた。夫婦で病院での話をすることもたまにあったが、なにしろ「すぐにはいらない」と思っていた夫婦である、主な関心事は妊娠よりも体調のほうであった。




そして、2008年9月。結婚して半年ちょいが過ぎたある日。



医者「いや、まさか、、、うーん?」




クスリでムリヤリ誘発した最後の生理が半年前、自然に来たのは五年以上前というヨメ。そのヨメが、なんと妊娠したというのだ! それって、ものすごいレアケースじゃね!?




医者「ボク、なにも不妊治療なんてしてないのに、、、二人目の時もこんなに上手くいくとは思わないでね(^^;)」



、、、、やはりレアケースらしい(笑)。




なんということだ。

世の中には、大変な時間と労力とお金を使って不妊治療がんばっている夫婦もいらっしゃるだろうに、お金が足りない・自信がない・すぐにはいらない・無理してまでいらないとか言ってたバッタ夫婦が、子供を授かるとは。


バッタ「はやっ(@@)」←第一声(笑)



奇跡。

そんな二文字が、脳裏をよぎった。



バッタは、ひねくれた成人男子の割には、オカルトなことを信じるほうだと思う。そんなバッタであるから、この事実はなにを意味するのか、いろいろと考え込んでしまった。



「そろそろ奥さんを休ませてあげなさい。」
「自信がないなんて、、みんなそんなもんだよ。」
「はやく親御さんを安心させてあげなさい。」



神様がそんなふうに言っているんじゃないか。そんな気がした。




結婚して以来、はじめてのキセキ。それは無防備な夫婦の両手にあまりにも突然に投げ込まれた、大きな大きなプレゼントだった。





つづく。




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いやー、ホントにびっくりしたなあの時は。自分らなんかが子供を授かっちゃ申し訳ないとすら思いましたよ、ホントに。



では、待て次号!

バッタが増えた ~破れた青写真~

2009-05-26 20:33:56 | ビリヤード以外
こんばんは。職場で鳴ってる電話が少し遠いところにあったので、遠い玉を撞くが如く片足をハネ上げて受話器をとったら、同僚に「オッパッピーみたいで懐かしい」と言われました。僕はいったいどんなリアクションをとるべきだったのでしょうか。



グラスホッパーです。




さてさて、今回はちょっくら小難しい口調になりそうですが、どうかご容赦を。


ではまいります、玉の話はでてこない「バッタのたまにっき。」



『バッタが増えた ~破れた青写真~』



はじまり はじまり~♪





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2007年12月。バッタ結婚。20代で結婚するという目標、残り半年というところでなんとかクリア。


さて、結婚が済むと年寄りが口を揃えて言うのが「子供はいつ?」という鉄板セリフであります。

バッタ夫妻は、


「すぐにはいらない」
「もしどちらかの体に不具合があって妊娠しにくい状況だったとした場合、なんとしてでも、、、というほどがんばって不妊治療するつもりはない」


という思いだった。

すぐにはいらない、無理してまでいらないという一番の理由。それはズバリ「お金」。日本ではお金の話をおおっぴらにするといい顔をされないということくらいわかってますが、予告編でも述べたように正直に書きたいので書きます。


結婚直後のバッタ夫妻は、金銭的にはかなり恵まれた状況だったと思う。共働きで正社員の二人暮らし、そして二人ともそんなに金のかかる趣味があるわけでなく、貯金は大事だという思いでも一致。正直、人生で一番お金がたまらなくてはいけない時期であろう。よし、これから二人でガンガンかせいでローン無しで家を買ってやる、と行きたいところではあるのだが、、、、


はっきり言って、残業続きの時期にヨメが仕事から帰ってくる姿は、痛々しくて見ていられなかった。とてもじゃないがこのまま10年・20年働けるとは思えない。なんとか理由をつけて数年でやめさせないと、取り返しのつかないことになるんじゃないかと、真剣に思っていた。
(ヨメが疲れすぎて「妖怪リャンメンサダコ」に化けてしまったエピソードを覚えている人は、、、いるのかなぁ?(笑))。


さらに、バッタの巣、、、もとい、マイホーム建設予定地は、今の部屋よりもヨメの会社から遠い。


となると、子供が出来るか、家を建てるか、そのどちらか(同時タイミングかもしれんけど)が訪れた時が、ヨメに会社を辞めさせる時だろうと考えた。子供が先ならそれでよし、子供がなかなか出来なければ家を建てることを口実に仕事をやめさせようと考えていた。

ヨメが会社をやめれば、当然バッタ家の収入は半減する。ヨメが体を壊す前に仕事をやめる、その時までにどこまで貯金を上積みできているだろうか、、、そんなことを考えながら二人して働いていた。




そして、すぐにはいらない・無理してまでいらないという二番目の理由は「親」である。これはバッタ単独の問題で、ヨメは関係ない。そして、一番目の理由であるお金とも若干からんでくる。


まずはお金とからまないほうの話から。



バッタは、「親」という文字というか言葉というか響きというか、、、、に対し、あまりいいイメージを持っていない。

もちろんのこと、親というのは実にありがたいものである。そもそも親がいなけりゃ自分はいないわけだし、無事生まれたところで自分の生活を犠牲にする勢いで面倒みてくれなきゃ生きていくことすらできなかったわけであるし。

まるで当然のように何十年にもわたって支援してくれる存在など、親をおいて他に無いのではないか。正直、いくら感謝してもしきれない。


しかし。

バッタの経験上、親と子が言い争いになれば、悪とされるのは100%子のほうである。どちらにも否がありそうな五分五分の言い争いだけでなく、親が子との約束を反故にした等、明らかに親に過失がある場合でも、

「親にむかってなんてことを!」

のように、「親」という言葉を持ち出して、子が悪とされて終わる。このことがどうしても納得がいかない。



バッタの親は、社会に出れば自分より立場が上の人の都合で人権が無視されることもあるということを、子育ての中で教えたかったのだろうか?

それとも、子供に痛いところを突かれて感情的になっていただけなのだろうか?

はたまた、もっと違った意図があったのだろうか?



その真意は分からないし、あえて聞くつもりもない。要は、


親とは何者なのか?
親とは何様なのか?


この疑問に対する答えを見つけられず、こんな自分が「親」になる資格があるのだろうか、、、と、バッタが感じているという事実が問題なのだと思う。

バッタとは違う親に育てられ、違う価値観で生き、親兄弟にもできない相談をできる存在、すなわちヨメと2・3年生活してみたら、答えがみつかるかもしれない、、、という淡い希望が、結婚当初のバッタにはあった。だから「すぐにはいらない」なのである。




んで、次は「お金にからむ親」の話。




オカンは言う。

「お金なんてなんとかなっていくんだよ」

と。

確かに、そうかもしれない。真面目に働いているサラリーマンが何の金銭トラブルに巻き込まれたわけでも無く、純粋の子供の作りすぎで自己破産したなどという話は聞いたことがない。


しかしだ。



バッタのオヤジは、親の持ち家に住んでいる為、家のローンは一銭も払っていない。しかも働き出してから高度経済成長期やバブルの恩恵をしっかりと享受し、百年に一度の世界恐慌といわれだしたら間もなく定年、、、という、バッタに言わせりゃ「環境・時代に恵まれた労働者」である。


一方のバッタは、中学の頃にバブルが弾けて景気は急降下、高校・大学(厳密には違うが)時代は平成大不況と言われ、就職する頃には就職氷河期といわれ、働き出してから一度もベアなどなく(今年にいたっては給料下がった)、百年に一度の大不況と言われる今の時代、これから家を建てなければならないのだ。少子高齢化が進み、老後の不安が日に日に深まる中、ある程度の貯金を抱えていなければ不安でしかたないというのは、決して心配しすぎではないだろう。


そこへ、オカンに「金なんてなんとでもなるから、さっさと子供つくって家建てろ」といわれたところで、説得力など全く無い。それどころか腹さえ立って当然だ、というのは言いすぎだろうか??










景気の不安、老後の不安、ヨメの体力の不安、、、、、

そして、自分は兄妹がいてよかったと思うから、作るなら二人ほしい、、、

自分が定年してもまだ子供が大学いってたらセカンドライフが不安、、、、



それらのことを考えつつ、バッタはこんな青写真を描いた。



・結婚してから3年前後をメドに、二人でがんばって働いて貯金する。

・家と子供の準備をしつつ、ヨメは適当なところで退職。

・子供は一人か二人かそれ以上かわからんが、最後の子供はバッタが37歳くらいまでに作りきる(まだ見ぬ子供が浪人とか留年したら、、、なんてことまで考えてられん(笑))。

・できれば男の子と女の子一人ずつがいいなぁ





ところがところが。


子供とは、親の思い通りにはならないものだということは、バッタも身にしみてわかっている。バッタジュニアは、バッタがこの青写真を描き終えてから半年もたたないうちに、無邪気に破ってしまうのである、、、、、、、




つづく。




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え~、最後は「破ってしまう」というネガティブなイメージの言葉をつかいましたが、もちろん生まれた今ではこれで良かったと心底思っております。子供だけじゃなく、いろんな状況を加味した上でね。




では、待て次号!

バッタが増えた ~予告編~

2009-05-20 19:51:14 | ビリヤード以外
こんばんは。こないだの日曜日、一ヶ月半ぶりに撞きにいったら、調子は良かったけど10マスでギブアップしました。さすがに衰えすぎじゃありませんか。


グラスホッパーです。




、、、、やっとここへ帰ってきました。えーえー、タイトルでピンと来た方もみえるでしょうけどはじめます、ビリヤードとは全く関係ないシリーズものの第一弾。ビリヤードの話は、多分来月くらいまで出てきません(爆)


では参ります、くどうようだけで玉の話は出てこない「バッタのたまにっき。」



『バッタが増えた ~予告編~』



はじまり はじまり~♪




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今年の春、ここのブログのかなり初期の記事にある母方の祖母、「おこのみやきのおばあさん」が他界した。親戚がたくさん集まり、参列者もたくさん集まり、去り行く者の力の大きさを目の当たりにした。


5月6日、バッタ夫婦の第一子が誕生した。3166グラム、50.8センチの元気な男の子だ。去り行く者の力も凄かったが、産まれ来る者の力も、想像以上に凄かった。




、、、、なんだか妙にしんみりしちゃって、色々考えちゃいましてね。いい機会なので、結婚してから第一子誕生に至るまで、そしてバッタの「親」という存在のとらえ方などなど、まとめて吐き出したいと思いまして。


これからの記事を読んで、


「親を何だと思ってるんだ!」
「お産を何だと思ってるんだ!」


などと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。が、お叱りを受けないようにという理由でオブラートに包んだ表現にするつもりはありません。正直に書きたいから。


まあ、「最近はこんなパパもいるのか、、、」くらいで眺めていただければ幸いです。そして、誰かの役に立てれば最高です。




んでは、今日は予告編につき、これで失礼させていただきますm(__)m





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なんとか週イチ以上で更新できたらいいなぁ(爆)。また玉が撞けるようになったから、そっちに夢中になって時間を使いつぶしそうな自分がいて怖い(笑)



ではまた~