腹が立ったら川柳

　夜、１人でテレビを見ていたら、「笑って！　川柳ショー」という番組が始
まりました。本当に笑えたので、見ていなかった方にご紹介したいと思います。

　◇会話がめっきり少なくなった夫から、妻へ一句
　　　「ご飯要る？　家に居るのに　メールくる」
　◇おしゃべりが止まらない妻に、夫から一句
　　　「営業に　連れて行きたい　嫁の口」
　◇妻にも子どもにもジャマにされているお父さんから一句
　　　「このオレに　暖かいのは　便座だけ」
　◇節約に励んでいるお母さんの一句
　　　「ウシの日は　牛丼なのと　子に教え」

　◇おじいちゃん、おばあちゃんから一句
　　　「お迎えは　いつでも良いが　今日は嫌」
　　　「目覚ましの　ベルはまだかと　起きて待つ」
　　　「先寝るぞ」「安らかにね」　と返す妻

川柳には、（風刺>）（滑稽）（サラリと）という、３つの要素が大事なんだ
そうです。腹が立った時に川柳を作り、１人で膝をポンと叩くことが出来たら、
少しは溜飲が下がりそうじゃありませんか。
　どこかに同好会はないものかと探したところ、県南には５ヶ所あるのに県西
には１ヶ所もありませんでした。１ヶ所くらい出来ても良さそうなものですが。





　

不自由を感じない人たち

　整理整頓をしない人は結構いるようです。そういう方は、部屋の中が乱雑でも、
荷物が溢れていても、多少空気が澱（よど）んでいても、余り気にすることがな
いのでしょう。当然生活スペースは狭くなるはずですが、そんなことには不自由
を感じないのでしょう。
　机の上に書類が散らかっているのに、綺麗に片付けると却って探せなくなって
しまう、なんて威張っている人もいます。この人もきっと、机の上が散らかって
いることに一向に不自由を感じないのでしょう。こうした人たちに「整理整頓」
しようと言っても、全く効果は期待出来ません。片づけることに、何のメリット
も想像出来ないのですから。
　メリットを想像出来ない方が悪いのか、メリットを示せない方が悪いのか分か
りませんが、メリットのないことをやらされるのは、本人にとっては無理強いと
しか思えないんです。
「ノーと言わせない交渉術」という本の中で、人はメリットがなければ動かない、
と教えています。「ちっとも言うことを聞かない」と嘆く代わりに、メリットを
どう想像させるか考える方が、不自由を感じない人たちを動かすポイントなのか
もしれませんね。

送られ人

　近所でお葬式があって、またまたお見送りをして来たのですが、翌日ふと
思ったのです。これまでは、自分が見送られるなんて、考えたこともなかっ
たのですが、実は節目節目で何度も見送られているのです。

　小学校の卒業式、中学校の卒業式、高校の卒業式、転勤の送別会ー私など
10回も転勤したので、10回見送られました。それに退職の時の送別会。何度
も何度も送られ人をして、最後にお葬式を迎えるわけです。

　送られ人には誰でもなれますが、惜しまれて見送ってもらえるかどうかが
問題だと思うのです。あの人がいなくなって良かったと、喜ばれるのは切な
い気がします。　追い立てられるように辞任した某お役所の長官がいますが、
彼などは惜しまれて見送ってもらえたのでしょうか？

　いつも高潔な生き方など、凡人の私には出来るはずもないのですが、少な
くとも、惜しまれるような生き方を心掛けたいものだとは思っているのです。