ジェンダーからみるカンボジア

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女性企業家セミナー:汚職をやめてほしい!

2010年04月02日 | 女性の自立




100人くらい女性企業家やビジネスウーマンが集まって
ネットワーク強化のイベントが開催。

↓挨拶する女性省大臣



参加者は、お菓子会社の社長さん、外資企業のマネージャー、
家族で経営している食品会社の社長、などなど、一生懸命
ビジネスをやってる女性たちばかり。

セミナーでは、グループに分かれて、それぞれどんな
課題をかかえて仕事をしているかについて協議。

農業・農業ビジネス、製造業・中小企業、観光業、
手工芸、の4グループにわかれて協議。

わたしは、製造業・中小企業のグループにはいって、
みなさんがどんな問題を抱えているのかを勉強。

↓グループワークの様子



各グル―プ、業種は異なるとはいえ、抱える問題は似てる。

みんな共通しているのは、「汚職」の問題。
政府に何かをやってもらおうと思ったら(会社登録、商品販売、ライセンス、
輸出入などなど)、すべて賄賂を払わなければならないカンボジア社会。

「会社運営ライセンスの更新だけで、250ドル要求された!
領収書くれたら問題ないのに、領収書はでない!」

などなど、苦情爆発。


↓挙げられた課題に、全員の投票で、どの問題が一番深刻か決定


汚職の具体的な話、聞き出すときりがなく、えんえんと事例が
あがってきて・・・・・それを一生懸命聞いている汚職批判
されている政府職員もえらいなあと思ったりして。



官民連携はまだまだ進んでいなくって、民間会社はがんばってるのに
官側が賄賂ばっかり要求していて、民間のビジネスがうまくいかないって
いう仕組みが定着しつつあるらしい・・・・・


女性省大臣のお言葉、「みなさんの懸念事項を、ぜひ財務大臣に
直接お伝えして、状況を改善するよう全力を尽くしたい」。

女性の声を届けてもらうのはありがたいし、とっても重要なのだけれど
汚職問題については、男女を問わずに根本的に改善しないとだめだよなあ。













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