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野村進のノンフィクション100選:和書その3
※コメントは選者ご本人によるものです

中核VS革マル (上) (講談社文庫)
中核VS革マル (下) (講談社文庫)
立花隆
講談社文庫/1983年
両派から襲撃されるおそれがありながら、ここまで徹底的に追跡した著者の勇気に感銘を受ける

宇宙からの帰還 (中公文庫)
立花隆
中公文庫/1985年
宇宙飛行士と"神"との遭遇に対するオカルト批判もあるが、著者のスケールの大きさを最も実感させられる一冊

AV女優 (文春文庫)
永沢光雄
文春文庫/1999年
井田真木子と同じく早世した著者のインタビューならびに人物論集。ノンフィクションで女性を描ける数少ない男性ライターだったことが、いまさらながら惜しまれる

マニラ行き―男たちの片道切符
浜なつ子
太田出版/1997年
フィリピーナにハマって人生の軌道から外れた男たちを、実にいきいきと描写している。フィリピン世界の本質に迫った希少な報告

新訂 福翁自伝 (岩波文庫)
福沢諭吉
岩波文庫/1978年
日本人による自伝を一冊選べと言われたら、ためらいなく本書をあげる。08年角川ソフィア文庫からも刊行

印度放浪 (朝日文庫)
藤原新也
朝日文庫/1993年
著者に対する好き嫌いはさておき、本書はやはりアジア紀行の"極北"のひとつであろう

東京漂流
藤原新也
朝日文庫/2008年
1980年代初め、すでに日本社会は狂っていたことがよくわかるドキュメント

ザ・ペニンシュラ・クエスチョン―朝鮮半島第二次核危機
船橋洋一
朝日新聞社/2006年
北朝鮮をめぐる日本のアジア外交の最前線を、世界各国での取材により、なまなましく再現。日本の調査報道が世界レベルにあることを示した一冊

収容所(ラーゲリ)から来た遺書 文春文庫
辺見じゅん
文春文庫/1992年
シベリアの捕虜収容所で生まれた、暗闇の中の宝石のような物語。元シベリア抑留者を父に持つ私は、涙なしには読めない

もの食う人びと (角川文庫)
辺見庸
角川文庫/1997年
「食うこと」をめぐって人と時代が交錯する世界紀行。短編ノンフィクションのお手本のような作品ばかりである

ゴヤ〈1〉スペイン・光と影 (朝日文芸文庫)
ゴヤ〈2〉マドリード・砂漠と緑 (朝日文芸文庫)
ゴヤ〈3〉―巨人の影に (朝日文芸文庫)
ゴヤ〈4〉運命・黒い絵 (朝日文芸文庫)
堀田善衞
朝日文芸文庫/1994年
スペインの怪物的な画家に、日本の作家が長い歳月をかけて挑んだ大作。ただし、最近、弟子の作とわかった『巨人』は、ゴヤ作として論じられている

中国の旅 (朝日文庫)
本多勝一
朝日文庫/1981年
毀誉褒貶の激しい著者だが、本書が書かれなければ、日本軍が中国で何をしたかを、日本のマスメディアは黙殺することになったのではないか

不当逮捕 (講談社文庫)
本田靖春
講談社文庫/1986年
先輩だった辣腕記者の栄光と凋落を通じて、著者は新聞ジャーナリズムへの挽歌をうたっている
砦に拠る (ちくま文庫)
松下竜一
ちくま文庫/1989年
熊本・大分県境のダム建設に抗して、通称"蜂ノ巣城"に立てこもり死にものぐるいで戦い抜いた山林地主の物語。個人対国家権力が、生身の姿で現出する

日本の黒い霧〈上〉 (文春文庫)
日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)
松本清張
文春文庫/2004年
"謀略史観"との批判もあるが、着眼点とストーリーテリングはやはり清張ならでは

昭和史発掘〈1〉 (文春文庫)
昭和史発掘〈2〉 (文春文庫)
昭和史発掘〈3〉 (文春文庫)
昭和史発掘 (4) [新装版] (文春文庫)
昭和史発掘 (5) [新装版] (文春文庫)
昭和史発掘 <新装版> 6 (文春文庫)
昭和史発掘 (7) [新装版] (文春文庫)
昭和史発掘 <新装版> 8 (文春文庫)
昭和史発掘 <新装版> 9 (文春文庫)
松本清張
文春文庫/2005年
きめの粗さはあるものの、それをはるかに凌ぐ骨太さ。題材の選び方も先駆的

実感的スポーツ論
三島由紀夫
共同通信社/1984年
三島一流の美意識がとらえたスポーツの断面。とりわけボクシングの描写がすばらしい


「和書その4」に続く


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