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MANIMANIAのレトロエロゲーカウントダウン

人生の残り時間が半分を切ったというのに若き日に目にしたエロゲーに魂を引かれ続けるイタいおっさんがこなしたゲームを紹介。

DVDをブルーレイにまとめて焼いてしまう方法

2012-12-07 14:40:06 | Weblog
ご無沙汰しております,管理人です。
今回もレトロエロゲーに関係のない覚書です。すみません。

1 下準備
  DVDをディスク実物のまま操作するのは,入れ替えなどが面倒なので,ブルーレイにまとめるつもりのDVDを全てイメージ化して,ISOファイルを作る。

2 本作業
  TMPGEnc Authoring Worksで,Blu-ray BDMVのNTSC(日本・北米向け)のフォーマットを選択したうえで,新規プロジェクトの作成をクリックする。
  Blu-ray BDMVのメニューには,PAL(ヨーロッパ向け)もあるが,日本のプレイヤーで視聴するつもりならBlu-ray BDMVのNTSC(日本・北米向け)を作っておくのが無難。

(余談)
  PAL方式は1秒間に25枚の映像を記録しているのに対し,NTSC方式では1秒間に29枚の映像が記録されている。
  そのため,PAL方式で記録されたDVDをまとめ焼きする場合,Blu-rayをPAL方式で焼くと少ない枚数のブルーレイに収めることができる。
  ちなみに,東芝製ブルーレイ機,DBR-Z260では,PAL方式DVDをまとめて焼いたPAL方式のブルーレイディスクを難なく再生できたので,びっくりした。
  (2012年12月08日追記 それならPAL方式DVDも再生できるのではないかと挑戦してみたところ,「このディスクはPAL方式で記録されているため,本機では再生できません」という趣旨のメッセージが表示され,再生することはできなかった。DVDなら再生できないけどブルーレイなら再生できるとはこれ如何に?という感じだが,まあそういう結果になりました。追記終了)
  Panasonic製ブルーレイ機,DMR-BRT210-Kでは,東芝ブルーレイ機で再生できたPAL方式のブルーレイディスクを再生すると,音は出たが映像は出なかった。ディーガで使用できないディスクを知りたい。|dmrbrt210|使い方で困ったときの Q & A | お客様サポート | Panasonicによると,「PAL方式で記録されたディスク」は使用できないディスクと明記されていて,他のディーガシリーズ録再機も同じようなので,Panasonicのディーガシリーズは,PAL方式で記録されたブルーレイの再生を一切サポートしていないということらしい。

  なお,TMPGEnc Authoring Worksを用いれば,PAL方式のDVD内に記録されていた1秒25枚映像の動画も,1秒29枚動画のNTSC方式に変換して,NTSC方式ブルーレイしか再生できない機器でも再生できるNTSC方式ブルーレイに焼くことができる。ただし,動画全編にわたって再エンコードが行われるため,PAL方式DVD→PAL方式Blu-rayや,NTSC方式DVD→NTSC方式Blu-rayを作成する場合と違って,作業時間が長時間化することは覚悟しなければならない。
それと,1秒25枚の映像データを1秒29枚の映像データに加工するので,NTSC方式の映像ファイルのデータ量は,PAL方式の映像ファイルのデータ量よりも当然に増えることになり,PAL方式Blu-rayなら1枚に収まった動画データが,NTSC方式Blu-rayでは2枚に分けないと収まらないという事態もごく普通に起きることになる。

  閑話休題

  複数のDVDをブルーレイにまとめて焼く作業方法自体は,株式会社ぺガシス:TMPGEnc Authoring Works 4 チュートリアル内の複数のDVDを1枚のBlu-rayにまとめたいに手順が記載してあるので,そちらを参照されたい。

  なお,この作業手順中のツボとして,「DVD、BD、AVCHD、HDVカメラ、メモリーカードリーダーなどから追加する」の追加元となるDVDドライブやBDドライブとして,仮想ドライブも利用できるので,DAEMON Tools Liteなどを使うと,下準備で作成したISOファイルを用いて,実ディスクの出し入れなしで,さくさくとデータの追加ができるので,ディスクのイメージ化をおすすめした次第。
難点として,ISOファイル,TMPGEnc Authoring Worksが作業用に作成するDVDデータのHDD内コピー,ブルーレイに焼き付けるディスク内構造ファイルなどで,HDD容量を景気よく食われてしまうので,HDD残容量に要注意といったところだろうか。

  付言しておくと,上記手順を踏んでも,DVDのリージョン違いや,コピー禁止ディスクのプロテクトが外れたりはしないので,そのへんは期待されないようにご注意ください。
  管理人がこの覚書を残す趣旨は,PAL方式のDVDをNTSC方式ブルーレイに焼くのはとっても面倒なので安易に引き受けてはいけないことを忘れないようにすることと,東芝ブルーレイ機の隠れた機能に気付いたことをちょっと自慢したかったというだけのことです。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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画質について (seth)
2013-01-24 19:35:44
どうもこんばんは。
通りすがりの者ですが質問させて頂きます。

パソコン関係はうとい方ですので、質問内容がかなり初歩的なものかもしれませんがリアクション頂けたらありがたいです。

疑問が二つありまして、
一つは
DVDのISOファイルをブルーレイにまとめて実際にまとめて見た場合、タイトルメニューなどの表示はどうなるのでしょうか?
例えば、複数枚の映画のタイトルをブルーレイにまとめたとして、各タイトルでメニューでの音声設定や字幕設定などができるのでしょうか?

二つ目は
ファイル形式を変換する際にデータが劣化するというようなことを聞いたことがあります。
そうなると容量の大きいブルーレイへ非圧縮で書き込むにしたとしても、画質はさがるものなのでしょうか?
返信する
あくまで経験談ですが (MANIMANIA)
2013-01-25 00:50:38
管理人用の覚書も兼ねてお答えします。

疑問1について
http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/product/taw4_tutorial/taw4_tu_tips01.html
の末尾に書いてあるとおり,DVDのメニューをBlu-rayに引き継ぐことはできません。

ただ,私の経験から言うと,ブルーレイに取り込んだ映像の再生中に再生ソフトやブルーレイプレイヤーのメニューボタンを押すことで,音声選択や字幕の表示非表示等の切替をすることができます。
本文中に書いたPAL方式のDVDには,字幕や複数の音声記録がありましたが,まとめ焼きしたブルーレイでは,プレイヤーのメニューボタンから問題なくこれらの切替ができました。
ブルーレイ用のメニューを作成する際に,音声設定や字幕設定メニューも作成できるようですが,そこまでしなくても実用に耐えましたので,試したことがありません。

疑問2について
「ファイル形式を変換する際にデータが劣化する」のではないかとのことですが,これは映像データに対して「再エンコード」という処理が行われた場合に発生する現象です。
最近のTMPGEnc Authoring Works では,スマートレンダリングという再エンコード処理の範囲を最小限にする技術が使われていますので,元になるDVDのデータが劣化することなくブルーレイにコピーされる部分が大半です。
http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/product/taw4_tutorial/taw4_tu_dvd07.html
をご参照ください。
またTMPGEnc Authoring Worksでは,ディスクに焼く前のディスクイメージの作成段階で,再エンコードされる映像部分が表示されますので,画質が下がる部分は確認することができます。
私の経験からは,1回きりの再エンコード程度では画質の劣化はまったく分からなかったです。

50枚のDVDが10枚のブルーレイに収まると,嵩は減るし,ディスクの入れ替えの回数が激減して,実に快適ですよ。
返信する
感謝です! (seth)
2013-01-25 03:30:16
質問に対する返答ありがとうございます!

しかも
経験談からのフィードバックかつ丁寧な説明でイメージしやすいので、なるほどやってみる価値は大いにあるのだと確信できました。

なので
紹介されていたTMPGEnc Authoring Worksの体験版があるとのことなので、さっそく挑戦したいと思ってます!

興味本位からのただの疑問だったのですが、
これも管理人さんの具体的な説明のおかげです!
丁寧な返答、本当にありがとうございました!
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