(シナノキの樹皮 深く刻まれた表皮が特徴)
庄内地方において、シナノキはしな織りの原料として有名な樹木ではないかと思う。
シナノキは主に全国に自生するが、鶴岡市旧温海町内から三瀬にかけての海に近い山を歩くと、かなりまとまった本数で、あちこち見かける事ができる。これが、しな織りが盛ん→シナノキを人為的に育成(保護?)していった結果なのかはわからないけども、客観的ではあるが見かける本数は多いと思う。
さて、このシナノキ、種子に葉状の羽根がついている。種子が落ちるとき、くるくるまわり、まるでパラシュートのように飛ぶようにゆっくり落ちていく。いわゆる、風散布の種子である。
樹木は、母なる木のもとでは、日照、空間の関係から生育することが難しい。そのため、樹木は多くの子孫を残すため、種子を風や動物、水等の力を借りて、より安住可能な土地へ旅立たせる。まるで意志があるかのように・・・
カタチがかわいらしくて好きです。
マングローブの浮く種、水中にとどまる種、
沈む種など、種っておもしろいですね。
種には本当にいろいろな形があります。
飛ぶ種子、浮かぶ種子、食べられて運ばれる種もあります。
マングローブも面白いですね。
昔、種をたまたまもらって育てたことありますが、なかなか芽を出さないので本当に出るんだろうかとおもいましたよ。