画燈樹

アンティークのある暮らし。営業日は火木金土・・12時半から5時まで
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庭の花束

2014-08-31 16:05:30 | Weblog





庭に咲いた花をつんで飾るのを楽しんでいます。


ほんの少しの 小さな花束の時は ちょっとしたグラスに。

今日はたくさん咲いていて、たっぷりの花束が出来た時は さあ、何に生けようかと あれこれ思うのも とても楽しいです。
わざわざ花器として 出来た物を使うことは あまりありません。


アンティークを仕入れる時も、これに花を入れたら素敵だろうな と ガラス物でも 陶器の物でも 銅の物でも ちょっとした籠でも そう思います。


1、 ローズヒップを 昭和初期のオイルランプのオイルを入れるガラスに。

2、小さな庭からの花束は、 黒の小さいホーロの やかんに入れて。


3、錆びた小さな 小さな蓋付きの缶を並べて、ハーブのほんのちっちゃい一枝をいれて。 可愛いです。

4、秋の準備がすっかり出来ました。
後は 色づくだけです。

・ 紫式部は ピンクの小さな花を可愛く咲かせて、後は 名のとおり ちっちゃな緑の実がいっぱい紫色に色づきます。

・ もう一つは アスパラの実です。
うす緑の実が たくさんの尖った葉のかげに赤い実を色づかせます。


5、さくらの模様の昭和初期の醤油びんに

薔薇を一輪。


「 エリちゃん」

2014-08-25 16:56:05 | Weblog

アルコーヴがオープンして2年目ぐらいに、エリちゃんは やって来ました。


まだ幼さの残るような 可愛いお嬢さんでした。

それから ず~とアルコーヴのお客様です。

主人も私も 顔を見せて下さると 心が和みます。

若いお客様達と わいわいとバーベキューに出掛けたり、主人とお酒を楽しんだり と 仲良しです。


その彼女が 結婚をして、旦那様と二人で来て下さるようになりました。


先日、ご主人が仕事で遅いと言って アルコーヴでお食事です。


真珠の髪飾りがよく似合って、美しい後ろ姿を見つめていて、“すっかり、素敵な若奥様になったな~”

と 感無量です。


これからも ますます 素敵な女性になって下さい。


そして仲の良いご夫婦でいて下さい。


南仏から暑中お見舞い申し上げます

2014-08-14 14:25:48 | Weblog

こんにちは、ご無沙汰しております。

久しぶりに母に代わっての投稿です。

今年は父も母も夏休みは日本で過ごすので、私たち夫婦と義父母の4人だけで南仏に来ています。

日本は台風も過ぎて、また暑い日が続いているのしょうか?

南仏は昨日から急に気温がグンと下がり、今日の気温はたったの25度です。

でも、空は真っ青で太陽も出ていて清々しいんですけどね。

ポストカードの代わりと言う事で、少し写真をアップします。

お時間のある時にでも見てみてください。

では、皆様も暑さに負けず、Bonne vacances!

Keiko x

 

桃とネクタリンが甘くて香りも良くて、とても美味しい!

いくつでも食べられます。

 

 

 

ラベンダー畑で跳んでみました!笑

 

 

内の家の前でご近所の方々を呼んで、アペリティフをしました。

まだ、工事中なので悪しからず・・・汗

 

内から南に1時間ほど下った村でお祭りがありました。

ソーセージ、バーベキュー、ポテトフライを冷たいビールやロゼと一緒に頂きながら、大賑わい。

 

きのう、ご近所のジルベールのお庭で採れた、ズッキーニのお花を頂きました。

こんなに奇麗に開いたズッキーニのお花は初めて!

フランスやイタリアでは、たまにスーパーでも見かけますが、数時間後には、しぼんでしまうので、こんなに奇麗に開いたのを

見るのは初めてでした。イギリスでは、すぐに痛んでしまうので、スーパーで売ってるのを見た事がありません。

貴重なズッキーニのお花を頂いて大興奮!


早速、ヤギのチーズ、マスカルポーネ(リコッタが手に入らなかったので)、ミント、バジル、

レモンの皮に少々の唐辛子を詰めて、天ぷらみたいに衣を付けてベニエにし、夕食に頂きました。

 

油でカラッと揚げて、サクサク、中はとろ~。

 

最高に美味しかったです!


これは衣に通して揚げる前です。


なんだか、食べ物の話ばかりになってしまいました!

では、また~!

 

 


「その日ぐらし」

2014-08-09 15:05:49 | Weblog

昨日、テレビで 戦争を体験された女性が その時の事を 話されました。


「終戦の一年前の事ですが、 大勢の人が亡くなり わたくしも知人や親戚に戦死者が出て 絶望と悲しみの中で夜空を見上げた時、本当に美しく空一面に星がまたたいていました。

こんなに美しい星空を見て、私は 今 爆撃を受けて死んだら 幸せだろうな~ と思いました。

毎日 空襲警報に脅かされる事もない。
お腹をすかせて ひもじい思いもしなくてよい。

そんなことを思いました。
本当に その日ぐらし でした。」


「その日ぐらし」
本当のその日ぐらし。 今日 生きているかどうか、 明日が来るかどうかわからない。

希望もない、なんにもない、その日 その日が無事であること。

これが本当のその日ぐらし。


私は時々 簡単に「その日ぐらしやわ~」なんて言って笑ってましたけど、
このお話しを聞いて
こんなに大きな意味のある 「その日ぐらし」てあるのやな、 あんまり簡単に言わないでおこう と思いました。


現在 これだけ食べるものが溢れている中、 食べるものがないことの辛さは はかり知れません。


私は、終戦の時は二歳ですから 食べ物は配給でした。
姉達は ひもじかったかも知れませんが 本当にびっくりするほど速く復興し、 私が小学生の頃は それほど ひもじい思いはしませんでした。

でもそんなに美味しい物があったわけではありません。

例えば チョコレートやバナナは 夢のようなものでした。

駄菓子屋さんで買う 口の中で溶けない ザラザラした偽物のチョコレートはあったけど 本当のチョコレートはめったに食べられませんでした。


小学生の五年生か六年生ごろ、森永の板チョコを貰った時 兄弟で分けて 私は包まれていた銀紙を大切にしまっておきました。

そして教科書に はさんでおき、授業中に眠くなったら そっと開いて銀紙の匂いをかぎます。

「あ~ チョコレート~」 と ため息をついて夢ごこちになります。居眠りのほうがましだったかも知れません(笑)。


バナナは 八百屋の男の子が 遠足のときに一本持って来ました。バナナを一本ですよ! 見るのもまれです。

お弁当の時に クラス中の 羨望の眼差しを受けて その子は気の毒なほどつらそうで とうとう食べる事が出来ませんでした。 その子は二度とバナナは持って来ませんでした。


今 日本中に チョコレートも バナナも いっぱいあります。