家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

福田新政権の住宅政策に期待?

2007年09月26日 | 家について思ったことなど
新首相となった福田氏は、自民党総裁選の立候補表明演説のとき、「政策としては200年住宅を進めていきたい。資源の無駄遣いをしないことと景観を守る上にも大切なことである」と明言している。
弊ブログで何回か紹介した与党の「200年住宅ビジョン」の推進者(当時の自民党・住宅土地調査会会長)なのであった。

私は与党びいきでもなんでもないが、この住宅政策の方向性は評価している。実現に向けてこの部分だけでも応援はしたい。

この機会に、何回も主張していることをまた書かせてもらう。

「200年住宅を現実化するためには、耐震強度や省エネ構造、スケルトンインフィルといった物理的要件を満たし、税制や住宅ローンなど経済的要件での後押しをするだけではだめ。古いものへの価値観、例えば築100年の家を『すばらしい』『カッコイイ』と思える価値観・文化を社会的に醸成するべきである。そして、たぶん、それに一番時間がかかる」

前回のエントリ「『ビンテージ』をめぐる動きに期待」はまさにそういうことを伝えようとしたものだ。



しかし……


新政権って短命に終わりそう。100年どころか1年先のことで手一杯になりそうなんだよなぁ(笑)。



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2 コメント

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200年 (m-louis)
2007-09-27 00:31:09
期待通りのエントリー(笑)
もちろん僕もこのヴィジョンに反対ではないんですが、ただ、200年という数字はさすがに目標として遠すぎるかな~という気がちょっとしてしまいます。
掲げるならば理想は高く持つべきってことなのかも?ですけど、200年前ってまだ江戸時代ですからね~。それも幕末までまだ50年以上ある。

特に政治の世界なので、まずは30年しか持たない日本の惨状を50年という世界水準を超えるところまで持って行こうよという現実路線を提唱していった方が市民にリアルな意識が与えられたのでは?と思ってしまうのですが、余計なお節介かな。。
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政治テクニック (garaika)
2007-09-27 23:19:19
私も200年という数字を最初に目にしたとき、本気か?と思いました。
そこはそれ、田中角栄の「日本列島改造論」じゃないけど、政治にはホラ吹き的キャッチフレーズが必要なのかも、と受け止めました。
「50年」じゃあ、グッとこなくないですか(笑)。
200年住宅を目指して実際は100年住宅、というようなことでもいいのではないかと思います。

「築30年」で建て直すのをあたりまえと思わないようにするのが重要です。
築30年じゃ自慢にはならないけど、築50年だと自慢ができるようなムードを作る。
それには現在築50年以上の住宅を「もちあげとく」必要があるかと…(笑)。


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