さて、これからが面白い!
というものの、これからが大変なのである。
歩くにしろ、俳句を作るにしろ、きり絵作
品を作るにしろ、すべてが私の頭の中のこと
だ。即ち、白であり、無であり、自由なのだ
、それに文句を付ける人はいないはすだ。
人間はバカだ! 私お含めての話だが・・。
必ず死ぬくせに上下がある。運不運もある。
浮気もダメだという。他人の不幸を喜ぶのは
人の定めだと思うがね。
それは激しい出来事だった。静かな田んぼ
の中の出来事だった。稲の葉にとまって空を
見てた蛙に、蛇が近ずいてきた。蛙は気がつか
ないが、、蛇は明らかに蛙をねらっている。
蛙よ逃げろ!しかし蛙は逃げなかった。
大地はどちらの見方もしないのである。
いずれにせよ、蛇は蛙を捕獲してたべてしま
ったのだ。蛇の食事は蛙だとすると、蛇の食
事は生き物であり、蛇からすれば普通のこと
である。
互いの立場で想像しよう。最初は蛇。
食べ物を探す時間である。食べ物をみつけ
るために、ウロウロしている。
少し行くと大きな田圃にでた。稲はまだ穂が
出ていない、水が張られている、稲のかぶつ
をよけて行くと蛙がいた。今日の昼はこれ一
匹で出よい、相手はまだ気ずいていない。そうと
近ずいて後の方からかぶりつく。蛙は一瞬動
くが後の祭り。蛇のニョロ太は咽に下がって
ゆく味を楽しみながらニュロニュロと動いて
行った。
つぎは蛙だ。
蛙のピョン吉は、どうしていつ頃生まれた
かはわからない。しかし今日は上天気で風も
ない。空は美しい青さで、白い雲が一つ二つ
浮かんでいる。稲の葉にチョコンとすわって
空を見ていると鳶が現れた。鳶はゆっくりと
舞い始めた。それを見ていると自分も空へ行
ってみたくなった。鳶は下に青田原 村の家
山々が見えるだろう。そんな事を考えてい
た時だった。少し離れていた仲間がとぶのが
見えた、その時目の前が真っ黒くなって何か
が迫ったきた。