アイヌラックルはひらりひらり
と柵をのりこえた。
まず木の柵、次に金の柵、
そして岩の柵6作を全て越えていった。
ケムシリ岳の神を待機させ、
さらに進んで討ち入った。
その時、
大魔人は泣いている
赤子に目をやった。
その横には、木の手箱、金の手箱
岩の手箱、それぞれ6箱づつ
重ねてあり、その中に
「日の女神」を幽閉して
いたのである。
アイヌラックルは、右手に金の剣
を持ち、左手ですばやく木の手箱
金の手箱、岩の手箱壊し、
「日の女神」の手をしっかり
取る事に成功した。
大魔神が身がまえた時には、
神々を赤子に造り変えた
60個の揺り籠の紐を
きりはなしていた。
よみがえる神々は、
はるか遠い奥地に
音を立てて消えていった
アイヌラックルは「日の神」と
外におどりでた。