山崎 巖の、ひとこと言わせてくれ!

団塊の世代より一足早く生まれた私にだって、言いたい事はいっぱいあるのだぁ!

世界一周

2007年09月28日 20時45分24秒 | 芸術



イタリアを見て、宇宙船はエジプトに向かった。
エジプトは遺跡の多く残す国で、階段ピラミット
など歴史の国である。

そのままアフリカを見てまわった。草原にはシマ
ウマがいてヒヨウやライオンがいた。ジャングル
にはいろいろな鳥やサルがいた。沼にはワニがい
て、大きなゾウもあるいていた。

アラビヤンナイトの国を通り、インドについた。
インドではインダス川で沐浴し、身を洗っている
人達が大勢いた。タイでは水牛がいた。
ホンコンでは漢字がなつかしかった。

オーストラリアに行くとアボリジニの人達にあい
なぜか感動した。
太平洋を越えてアメリカ合衆国に行った。いろい
ろの人間がいた。世界最大の国家といえよう。な
んでもあるように思えた。

メキシコを通りアンデスについた。

宇宙船の旅

2007年09月27日 14時59分54秒 | 芸術



エヌと一緒にテルは宇宙船の座席に座って
いた。テルはエヌに話しかけようとしたが、
口が動かなかった。しばらくして口が動き
エヌに聞くことができた。

「この手紙を家に届けたいし、それと、ど
こえ行くのか、どうして宇宙船に乗ったのか
」と聞いた。エヌは「いちいち説明はできな
いが、スイスから出発しよう、その手紙を届
ける必要はないのだが」、と言ったのである。

宇宙船はスイスにむかった。スイスでは高い
山がいっぱいあった。この国は今まで戦争のな
いことでも知られている。スイスの次にスペイ
ンに行った。この国ではドンキホーテの話がし
られている。ドンキホーテは戦いにまける面白
さを演出していた。次にイタリアに向かった。
イタリアにはいろいろの彫刻があり、旅人を楽
しませてくれる。長靴型の半島である。

宇宙船44号

2007年09月25日 14時45分32秒 | 芸術



宇宙船と交信していたエヌは人間と同じ大き
さになっていた。どの姿が本当の大きさかテ
ルにはわからなかった。

エヌはテルに語りかけた。「私はこの星に長
くはいられない。テルをつれて帰る必要もな
くなった。次の生物のいる星まで行かねばな
らない、それまで宇宙船に一緒に乗っていろ
いろの所に行ってみるかい」と言った。

テルに反対する理由はなかった。テルは家で
心配している老夫婦に手紙を書いて、宇宙船
から家に届けることにした。手紙には「しば
らく帰らないから、心配しないように」とだ
けかいた。テルはドキドキしていた。

エヌとテルは宇宙船を待った。
山並みの上に星がキラキラ輝くとき、流星の
ようなものが見えた。エヌはその物体と交信
した。

前線基地

2007年09月24日 17時44分23秒 | 芸術



「ここはこの星の前線基地なんだよ。君はテル
という名前で、老夫婦に育てられている。
君の母は病気で早くなくなった。君の父親も事
故で早くなくなった。君のことは調査してある」
と化け物はいった。

そして「私はアンドロメダ銀河の星から来たもの
で、この星のいろいろなことを調べているのだ」
といった。テルは自分が夢を見ているような気が
した。

化け物エヌは、自分の星に連れ帰ろうと思ってい
た。しかし、この星はにんげんという動物がいて、
この星を支配するには大変だと思ったのである。

エヌは自分達の宇宙船と交信をした。
テルはこの部屋がとても大きく自由自在に変わる
くとに驚いた。

エヌというせ生物

2007年09月23日 15時42分43秒 | 芸術



たしかにここに違いないのだが、化け物はい
なかった。枯草をかき分けるとそこは人ひと
りが這って通れる穴の道になっていた。

テルは体をくねらせて進むと奥は広くなって
いた。体の表面がベタベタしてきたがそのま
ま這って進んだ。テルはだんだん進むのが楽
になってゆき、天井の高く広い所に出た。

そこは今までに見たことのない所だった。
その部屋は自分だけの世界に思えた。自分が
想像するものがその部屋の中に現れた。テルは
自分の合いたかった化け物を想像した。

すると春樹山で会った化け物が現れた。化け物
はテルの前にたっていた。
「いったいおまえは何者だ、何してこんなとこ
ろにいるんだ」と聞いた。すると化け物は「私
は地球を調べにきたエヌという者だ」と言った
のである。

春樹山の穴

2007年09月19日 18時10分25秒 | 芸術



テルは春樹山の化け物と呼んでいた。
人には言わなかったが、雪が消えたらその穴
のところに行ってみようと思っていた。

ブナが芽吹き、こぶしの花が咲き、お天気の
良い日がつづいた。山の雪は消えて、田打ち
の季節が近ずいていた。テルはあす朝あの穴
を見にゆくことに決めた。

握り飯えを腰にしばりつけ、その穴に向かっ
て歩いた。一人で山に行くことは危険だった。
雪の上を歩いた時は、もっと近かったと思っ
た。そして、その谷の崖の上にたどり着いた。

橇(そり)の道に出た。崖の上から落ちたと
ころをさがし、降りて行った。
谷底に着く前に松の木があり、そのあたりだ
った。土が冠っていて穴が見つけにくかった
が、「ここだ」というところにたどりついた。

化け物

2007年09月14日 13時01分22秒 | 芸術



おおきさは人間の3倍ほどあった。形は熊でも
山猫でもなかった。その獣がじっとテルを見て
いるのである。全体がマツカサに似ていると思
った時、化け物はいなくなった。

上から村の若い連中が、縄を垂らして降りてき
た。テルは自分の機械橇のところまで這い上が
っていた。「怪我してねいか」と若い連中が言
った。「申し訳ねいです」とテルはみんなに謝
まった。

テルの橇に縄をかけて、みんなで引き揚げた。
暗くなってから家に着いた。
今年の春樹山は、テルが橇を谷底に落とした話
でもちきりだった。

テルには両親がいなかった。年終えた祖父母が
いた。テルは床に入ってから、化け物の獣のこ
とを思ってなかなか寝付けなかった

2007年09月12日 10時35分13秒 | 芸術



橇は谷底の雑木の中に落ちていった。テルは
雪の上をころげるように橇の後を追った。
4月頃になると山の雪もかたくなり、橇も雪
にもぐる事はない。しかし、雪はざらめ状と
なり、滑りもにぶくなる。

谷底になると、上の人声も聞こえない、橇は
谷底に落ちる前の雑木の中に止まっていた。
テルが橇に近ずいた時、体がずるずると沈ん
でいった。橇の近くに大きな穴があって、そ
の中にテルは落ちていった。

落ちたと所は穴の通路のようだった。テルは
奥に獣の気配を感じた。それとは逆の、外の
光りの入る方え走った。

獣が後から追ってくるような気がした。
テルは明るい所に出て後ろを振り返ると、そ
こに見たことのない形がたっていた。

橇が落ちる

2007年09月09日 14時57分10秒 | 芸術



雑木は雪の降る前に切り積んでおく、冬にな
り春になる頃には、葉は落ち木も枯れ木とな
って、燃やすに丁度よくなる。それを持ち帰る
のである。

それぞれが機械橇に薪をつんだ。縄を厳重にか
け、いよいよ下りである。機械橇をコントロール
しながら里に向かうのだが、若い連中はみんなう
まかった。曲がりくねった山道をどんどん下って
行った。

テルも橇も皆に負けずに、山の道を下っていたが
崖になると道が細くなる。その道を下って行く。
テルの橇は轍(ワダチ)をそれてアーというまに
、ゴロン ゴロン と谷底に落ちていたった。
テルはとっさに橇から離れたが、次の瞬間崖に飛び
こんでいた。

上の道から「テルかえれ!」という声がこだました。

春樹山

2007年09月07日 18時06分24秒 | 芸術


又、老人の頭の中が白くなった。そのつどウ
エダは、老人の考えが変わるのだなと思い、
次のストリーを期待した。

雪が積もっていた。それは冬の終わりの雪だ
った。村の若い連中が集まっていた。みんな
雪山に上る支度をしていた。一人が一台づつ
機械橇(きかいそり)を引いていた。
その中に今年初めて山に登る若いテルがいた。
みんなが「大丈夫か」と思っていたが、誰も
何も言わなかった。
春樹山(ハルキヤマ)である。

春樹山は家で一年間燃やす薪を、橇の動くこ
の時期に山に取りに行くのである。秋のうちに
雑木を切っておき、積んでいた雑木を運ぶ仕事
である。
テル達は早朝に出発した。

春樹山は橇を山に運ぶ重労動でらるが。薪を積
めば、後は橇に乗って山を下るのである。

テルは強かった

2007年09月05日 16時56分58秒 | 芸術



ハルジは助かったが、むじな退治は中止する
ことにした。その後、深沢でむじなに化かさ
れた話は聞かれなくなった。

テルのにハツという40歳位の女がいた。
ハツは気がふれていた。そのハツを子供達は
からかった。テルはそれをいさめた。テルの
子分達はテルに怒られるのが怖くてハツに近
ずかなかった。

テルの見ているところで、別のの子供達
がハツをからかったいた。ハツの持ち物を隠
したり、手に持っているものを取ったりして
いた。
テルは「ヤメロ!」と怒鳴り、ハツを助けた。

するとテルよりも、大きい上級生が出てきた。
背も高く強そうだった。テルはワーと言って投
げとばし組み伏せた。テルは強かった。

化かされた

2007年09月04日 11時29分57秒 | 芸術


「どうした」とテルはハルジのいた場所にと
んでいった。そこにハルジはいなかったので
ある。

狐火は消えていた。ハルジは大声を上げてど
こに行ったのか。テルの子分達はハルジをさ
がしたが、暗くてハルジの姿はわからなかっ
た。しばらくさがして、今夜はひとまず帰り、
明日朝早くこの深沢にくることにした。

翌朝早くテルは深沢に行った。するとハルジ
が谷川の近くに倒れていた。
テルは降りてゆきハルジを起した。ハルジは
眠っていたらしく、キョトンとしていた。

ハルジは狐火を見た時、ハルジの脚に冷たい
ものが走り大声を上げた。そのまま気を失い
かけて、穴の中に落ちていった。そして分か
らなくなったらしい。