学館229

229に集った若者たちの今を追う

「三番目の殺人」見ました。 M裏  

2017年10月02日 23時50分25秒 | Weblog

 結構ひきつけられて見た。いい映画だと思ったが、見終わってすっきりしない。はっきりさせたいとおもうところがいくつも思いつく、それは観客に判断をゆだねている手法をとった監督の思惑通りなんだろうけど。まずはタイトルの「三番目の殺人」は何を指しているのか。被告に死刑の判決を下したことだろうけど、その責任は福山の弁護が負っているのか、司法関係者の真摯に向き合わない姿勢なのか、さらに広く社会の全体とみるのか。広瀬すずが頬についた血を役所広司と同じように拭うシーン、最後のほうで福山も同じしぐさをしていた意味は。などなど。

最近物忘れがひどい、映画の内容も思い出せなくなっていることが多い。特におもしろくて壮快だったと思った映画なのに忘れている。ところが、わかりにくくてつまらないと思った映画(たとえばトムクルーズのバニラスカイ)の内容を結構覚えてたりする。見終わった後で誰かと内容を話し合ったりしたからだろう。

「三番目の殺人」は見終わった後で何人かで話し合いたくなる映画でした。