隣りの吉田日記

レーサーが周りの景色気にしたらぶつかって死ぬよ

歯みがけよ!

2006-03-28 | 家族+さくら(猫)
昨日、会社お休みもらって息子の引越しをした。
サッカー部専用の賄い付きアパートには冷蔵庫、洗濯機、エアコン、掃除機やらレンジやら
ほとんどの電化製品がもれなく付いてるから引越し荷物と言っても布団と棚と衣類だけで
すむんだけど、あれもこれもと100円ショップで買い揃えた備品でけっこうな量になった。

運転するお父さんの横で私と息子はドリフのかみなり様のバカ兄弟みたいな会話をし
時々息子はうつらうつらしたりして2時間半(たったって言わないでね)のドライブを
楽しんでたけど、だんだん目的地に近づいてくると、あー今日から家には帰ってこんたい・・と
じわじわと暗くなる気分を1オクターブ高い声出してごまかした。

息子は緊張と照れ隠しの時によくする不機嫌な顔になっている。
荷物運び入れている時重大な事に気づく!!息子の部屋はボーダフォンは圏外だ!!?
私はこの時ほどボーダフォンを使ってることを後悔したことはない・・。

その時は本気でauに変えようと考えたけど、後で大家さんから近くにボーダフォンの
塔?が立ってるとこだから今月中には圏内になりますよと言われほっとする。

そして、置いてみて足りない物をもう一度買いに出たり、遅いお昼ご飯食べたり、入学式の
スーツのネクタイの結び方などお父さんが教えたりしながら私達の帰る時間は過ぎて行った。

暗くなったアパートの外まで見送りにきた息子はちょっとだけ手を上げ、車が動き出す前に
振り返らず部屋に向かった。後ろ姿の息子に「風呂は入れよ!宿題しろよ!歯みがけよ!」と
叫んだ。

帰りの車の中で私達は寂しいのをごまかすみたいに(珍しく)話し続けた。会話が途切れると
涙がぽろぽろ出た。

お父さんがぽつりと、「やっぱりろん介は家出たかったんかいな・・」

そやね・・息子にはたいがい居心地のいい家だったと思うけど、よく決心してくれたよ。
居心地良すぎて居心地悪かったのかもね。
寂しいのと嬉しいのと心配と・・・いろんな想いが混じった涙が気がつくとぽろぽろ出る。

せめて、せめてボーダフォンがバリ3だったら心配だけは軽減できたのにーーーっ!

息子よ文武両道で頑張れ・・・言ってみただけ。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする