職場に来ているco_opの担当者から,年末年始のビールを勧められた。
ま,流通店で買うよりは高いのだが,昨年は義理でエビスを1箱(24缶)頼み,震災前の年末年始はちょっと豪華な思いをしたものだった。
で,今年もエビスを頼んだところ,何でも地元に工場のあるキリンを優先的に入れることになったので,エビスは扱わないとのこと。
サッポロビールの工場は,隣町に有るがエビスは醸造していないのだろう。
我が町にあるキリンビールの工場は,先の震災で甚大な被害を被った。
その惨状はGoogle Earthでも確認できたが,とにかく工場の敷地が真っ黄色に見えた。
これは,瓶ビールのカートンが散乱した結果である。
さらには,津波によって400トンのビールを貯蔵できるタンクが4基倒壊。
缶ビールだけで1,700万本が流出したというからとんでもない。
それを毎日片付け,操業を少しずつ再開させ,今月2日には岩手の遠野産ホップを100%使った一番搾り(緑の模様が入った缶)が初出荷するに到った。
さらには,無料の工場見学ツァーも翌日再開された。
私は仕事で何度か行っているが,ビールの製造工程の見学は実に楽しい(精麦とかはしていないが)。
結局エビスが買えなかったので,スーパードライを頼んだのだが,今考えると地元の活性化のためにも一番搾りを頼むべきだったか,と後悔もしている。
エビスにスーパードライという全く正反対に異なる銘柄が私のお気に入りだが,先週の飲み会で飲んだ一番搾りものど越しが良く美味であった。
いつの間にやら麦100%となったようで(発売当初から??),その割にはすっきりしていた。アサヒは,JR東北線の五百川駅前にある福島工場が間もなく操業再開という。
少しずつだが,東北の復興の槌音が聞こえるような気がするニュースである。
ぜひ東北産の原料で作った,或いは東北の工場から出荷されたビールを飲んで,消費を拡大して東北に元気をもたらしてほしいものだ。
私も節を曲げて,次に発泡性雑酒を買いに行くときは,一番搾りの100%遠野産ホップ(とれたてホップ)を買おうかと思う・・・。
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