わたしは本当にいいかげんな人で、
家事は手抜き
妻としては適当
母親としても何の教育もやっていない。
勉強しろとさえ面と向かってこどもに言ったことがない。
ただ、こだわりはあってそのひとつが
『がんばれ』と言わないこと
『がんばらなくていいんだよ』と言ってやること。
息子が小学生に上がる頃
息子のまわりには『がんばれ』が飛びかっていた。
机が届き、ランドセルが届き、お勉強が始まり、
一人での通学になり…
そんな息子の不安も知らず誰も彼もが『がんばれ』を連発していた。
久しぶりに放課後に遊びに行った幼稚園の園庭。
なんか変だと気づき、お膝にダッコしてくれた懐かしい先生。
『えっくん、がんばらなくていいんだよ』って何度も呼びかけてくれていた。
突然しゃくりあげて先生に抱きついて泣き出す息子。
母親が言ってやらなければならない言葉だったと気がついた。
それ以来『がんばれ』をやめた。
言わなくても一番本人が解っていると信じて…
今じゃ実に二人とも野風憎に育っている。
よかったのか…わるかったのか…
家事は手抜き
妻としては適当
母親としても何の教育もやっていない。
勉強しろとさえ面と向かってこどもに言ったことがない。
ただ、こだわりはあってそのひとつが
『がんばれ』と言わないこと
『がんばらなくていいんだよ』と言ってやること。
息子が小学生に上がる頃
息子のまわりには『がんばれ』が飛びかっていた。
机が届き、ランドセルが届き、お勉強が始まり、
一人での通学になり…
そんな息子の不安も知らず誰も彼もが『がんばれ』を連発していた。
久しぶりに放課後に遊びに行った幼稚園の園庭。
なんか変だと気づき、お膝にダッコしてくれた懐かしい先生。
『えっくん、がんばらなくていいんだよ』って何度も呼びかけてくれていた。
突然しゃくりあげて先生に抱きついて泣き出す息子。
母親が言ってやらなければならない言葉だったと気がついた。
それ以来『がんばれ』をやめた。
言わなくても一番本人が解っていると信じて…
今じゃ実に二人とも野風憎に育っている。
よかったのか…わるかったのか…