フラガール

シネカノン系の感謝祭、1000円均一ということだし、
観ていなかったので行ってきました。
久々にたっぷり泣いちゃいました。

舞台は常磐ハワイアンセンターができるまでのいわき。
子供の頃に、家族で行った記憶があります。
そこが石炭から石油への過渡期に炭鉱の閉山があいつぎ、
危機をのりこえるために作られた、温泉を利用した施設だったとは・・・

常磐炭鉱の昔から石炭掘りが男の仕事という町、
相次ぐ炭鉱の閉鎖は失業をまねき、
そんなご時勢に日本初のレジャー施設の建設は、
受け入れられないのが当たり前だったのでしょう。

その中で友人に誘われたのがきっかけで、
自分のやりたいことを見出し、家を出されてまで頑張る紀美子。
父の解雇で最初は尻込みしていた娘たちも、
ダンサーを目指してまどかのところへやってきます。

分けありで東京から来たまどか先生は、
嫌々ド素人4人の生徒を教えることから、
次第にプロのダンサーを育てていくことに生き甲斐を感じ、
自分自身も成長していく、そんな物語です。
施設を立ち上げた吉本さんが「先生、いい女になったね。」
と言ったひとことが物語っていました。

しずちゃんに泣かされ、駅でのフラでのメッセージに泣き、等等
後半は泣きっぱなしでした。

まどかの練習を見てプロを志す紀美子、
その紀美子の練習を見て「人を楽しませる仕事があってもいい」と
思い始めた紀美子の母。
「どんなときでもスマイル。それがプロ。」と教えられ、
それを実践できるほどになったフラガールたちに感動です。

実際、猛特訓で踊れるようになった女優さんたちにも拍手です。


ところで、以前友人がダンスを習っているカルチャーセンターの
発表会を数人で見に行ったことがありました。
そのときの出し物のなかで、フラのグループの人たちが
全員楽しそうに踊っていたのが印象的でした。
飲みながら話していたら、みんなも同じよう感じたと言うことでした。
フラには踊っている人も見ている人も
楽しくさせる魅力があるのかもしれませんね。