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"JUST AS I AM"(1971)

2010-09-08 00:37:00 | Music 'funky_soulful' (CD/LP)



"JUST AS I AM"  Bill Withers
produced & arranged by Booker T. Jones

  1. Harlem(ハーレム)(3:23)
  2. Ain't No Sunshine(消えゆく太陽)(2:05)
  3. Grandma's Hands(グランマズ・ハンズ)(2:01)
  4. Sweet Wanomi(スウィート・ワノミ)(2:32)
  5. Everybody's Talkin'(うわさの男)(3:24)
  6. Do It Good(ドゥー・イット・グッド)(2:52)
  7. Hope She'll Be Happier(ホープ・シール・ビー・ハッピアー)(3:50)
  8. Let It Be(レット・イット・ビー)(2:36)
  9. I'm Her Daddy(アイム・ハー・ダディ)(3:18)
10. In My Heart(イン・マイ・ハート)(4:19)
11. Mornin' And Groanin'(モーニン・アンド・グローニン)(2:58)
12. Better Off Dead(ベター・オフ・デッド)(2:14)

【musicians】
Al Jackson, Jim Kelner: drums / Booker T. Jones, Stephen Stills, Bill Withers: guitars / Bobbie Hall Porter: percussion / Donald "Duck" Dunn, Chris Ethridge: bass / Booker T. Jones: keyboards


33歳で遅咲きのデビューを果たしたビル・ウィザースdiscography )の記念すべきデビュー作 "ジャスト・アズ・アイ・アム" ーーー。
1938年、ウエストヴァージニア州の小さな炭坑町で生まれ、海軍で9年勤めた後、L.A.で本格的に音楽活動を始める。当時イングルウッドの工場で航空機のトイレを組み立てる仕事をしていたビルが、縁あってブッカー・T・ジョーンズのプロデュースにより本アルバムを発表するに至った彼の言葉をそのまま借りると、
~~ レコーディング・スタジオに揃った偉大なミュージシャンたちは、"名もない工員" の引き立て役に徹しようとしてくれていた。皆、私を励まし、私の書いた曲や私の唄い方が本当に好きだと言ってくれた。彼らは私のギタリストとしての技術不足を見逃してくれる優しさと社交性を持ちあわせていた(笑)。"ありのままの私でいい" ーーー 彼らはそんな風に確信させてくれた。それがこのアルバムのタイトル "Just As I Am" の由来だ。~~
私はこの 'くだり' にいたく感動を覚え(感涙)、そして改めて "工具箱" を片手に、優しく嬉しそうに微笑むジャケット写真(裏ジャケも)に目をやってしまうのです・・・。
声量はないかもしれないけれどハートウォーミングな "声・メロディ・紡ぎだす詞(ことば)" ーーー どれをとっても大好きな人で、大好きな一枚です(秀逸)。

1. Harlem
(Bill Withers)
N.Y.ハーレムでの日常を唄った、グルーヴィーなオープニング・ナンバー。
後にフィフス・ディメンションやボビー・テイラー etc. がカヴァー。

 

2. Ain't No Sunshine
(Bill Withers)
ビルの数ある "名曲" の中の一曲。聴き覚えがあるでしょう、耳覚えがあるでしょう。
マイケル・ジャクソン( discography )をはじめ、ジャンルを超えて数多くのカヴァーを生んだ、代表曲のひとつ。・・・沁みます。

 

3. Grandma's Hands

(Bill Withers)
故郷スラブフォークでの、祖母との想い出をもとに "家族愛" を唄った名曲 ーーー。
アレックス・ヘイリーが自分の母親の一生をベースに描いた家族の物語 "Mama Flora's Family" の冒頭でも流れるんですが、「おばあちゃんの手」とビルとの "やりとり(情景)" が目に浮かんで、涙が出そうになります・・・グッときます。

6. Do It Good

(Bill Withers)
ブッカー・T・ジョーンズへの謝意を込めた、"語り" まじりのジャジーなナンバー。
"心配するな  ただやるべきことをしっかりやれ"・・・本当にそう。カンタンじゃないけど。

あまりに "想い入れ" が強すぎて、なかなか登場させられない作品ってのがあるんですが、本アルバムもそんな一枚でした(苦笑)。
ザ・MGズの面々(アル・ジャクソン、ドナルド・"ダック"・ダンら)+スティーヴン・スティルスらが脇を固めた、デビュー作にして "名作" です ーーー。
 

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