真実の行方
cast >> Richard Gere, Laura Linney, John Mahoney, Alfre Woodard, Frances McDormand, Edward Norton, Andre Braugher, Steven Bauer, Stanley Anderson, Jon Seda, Maura Tierney, Terry O'Quinn, Reg Rogers ...
director >>Gregory Hoblit(130min)
music >>James Newton Howard
soundtrack >>
野心家の敏腕弁護士が担当した、"ある事件の顛末" を描いた法廷サスペンス ーーー。
"意外性" に驚かされるストーリー展開の "妙" と、それを活かす "巧みな演出" と役者陣の "秀逸な演技" に魅せられる作品。ウィリアム・ディールの同名長編小説を、スティーヴ・シェイガンとアン・ビダーマンが4年の歳月をかけて脚色。監督は、本作で初の劇場用作品を手がけたグレゴリー・ホブリット( "UNTRACEABLE" "FALLEN" "L.A. LAW" )。注目すべきは、2,000人以上のオーディションでレオナルド・ディカプリオに決まりかけた役を射止めてデビューしたエドワード・ノートン(← ゴールデン・グローブ、LA批評家協会賞【助演男優賞】受賞)。
"有罪か? 無罪か?" ーーー シカゴの辣腕弁護士マーティン・ヴェイル(リチャード・ギア filmography )にとって、そんなことはどうでもよかった。大切なのはどんな極悪人であろうと最高の弁護を受ける権利があり、自分が弁護することでトップ・ニュースで扱われ、雑誌の表紙を飾り、出世に有利になる裁判をこなすこと ーーー。
ある日、金もなく教会でミサの手伝いなどをしていた青年アーロン(E・ノートン filmography )が、地元の大司教を惨殺した容疑で逮捕された。ニュースでこの事件を知ったマーティンは "メディアからの注目を集める" ため、アーロンの弁護を "無償" で申し出る。彼は早速 "あどけなく見える" アーロンの表情を巧く利用しながら、裁判を有利に運ぶ作戦を立てる。ところが、明らかにされていく宅地開発に絡む大司教への恨みや、"悪魔払い" の名のもとにビデオに収められた "醜聞" も、元部下で恋人の検事ジャネット(ローラ・リニー "MYSTIC RIVER" "ABSOLUTE POWER" )によって次々と提出される物的証拠の前に、為す術がなかった。そんな時、マーティンの依頼でアーロンの精神分析を担当したアーリントン医師(フランシス・マクドーマンド "MISSISSIPPI BURNING" "FARGO" )が "ある事実" をつかむのだが・・・・・。
州検事のショウネシーをジョン・マホーニー( "IN THE LINE OF FIRE" "BARTON FINK" )、ショート判事をアルフレ・ウッダード( filmography )、マーティンの助手をアンドレ・ブラウアー( filmography )とモーラ・ティアニー( "INSTINCT" "ER" シリーズ ← アビー役でお馴染み "SEMI-PRO" )、証言するはずだったピネロをスティーヴン・バウアー( "TRAFFIC" "SCARFACE" )、ラシュマンをスタンリー・アンダーソン( "ARMAGEDDON" )。
本作を初めて観たとき、E・ノートンに見事に "裏切られ"、寒気がして "衝撃" を覚えました!(← "善悪" が混在する "この手の役" は実に見事!)ーーー それとは対照的に、自分の野望のために引き受けた裁判でつかみ取ったハズの "名声" に "敗北" を感じ、背を向けるR・ギアの表情もなんとも印象に残ります・・・(秀逸)。
>> Suspense - filmography(サスペンス 映画作品一覧)