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わが街 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン このアイテムの詳細を見る |
cast >> Danny Glover, Kevin Kline, Steve Martin, Mary McDonnell, Mary-Louise Parker, Alfre Woodard, Sarah Trigger, Randle Mell, Tina Lifford ...
writer / producer / director >>Lawrence Kasdan（135min）
music >>James Newton Howard
《グランド・キャニオン、その壮大な時間の彫刻の前では、
生きる意味など、考える必要はない。》
犯罪と荒廃に蝕まれた大都会ロサンゼルスを舞台に、それぞれに人生の転換期を迎えた６人の男女を描いたヒューマン・ドラマ ーーー。脚本・製作・監督はローレンス・カスダン（ "Body Heat" ← 脚本・監督 "The Bodyguard" ← 脚本・製作）。ベルリン国際映画祭【グランプリ（金熊賞）】受賞。
ヤシの木と夕焼け・・・“City of Angels（天使の街）” という異名は今や色褪せ、毎夜飛び交う警察のヘリコプターのサーチライトが “死” と隣り合わせの、危険な大都会Ｌ.Ａ.を照らし出す ーーー。
弁護士のマック（ケヴィン・クライン "Cry Freedom" "A Prairie Home Companion" ）は、友人の映画プロデューサー、デイヴィス（スティーヴ・マーティン "Parenthood" "The Jerk" ）とレイカーズの試合を観た帰り道、渋滞を避け近道しようと裏道に入ったが、物騒な黒人地区に迷い込んでしまい、挙げ句の果てに車が故障で立ち往生。銃を持った黒人少年たちに絡まれているところを、ロード・サービスのサイモン（ダニー・グローヴァー filmography ）に危機一髪で助けられる。マックは「グランド・キャニオンに行ったことは？」と勧めるサイモンとの出逢いを “きっかけ” に、自分の人生を見つめ直すことに。一方、デイヴィスは白昼「強盗」に襲われ、太腿を撃たれて入院。ベッドでの生活を続けるうち、彼もまた自分を見つめ直し始める。ある日、マックの妻クレア（メアリー・マクドネル "SNEAKERS" "Dances With Wolves" "Independence Day" ）が息子と夫を送り出した後、日課のジョギングをしていると、泣き声が聞こえてきて、茂みの中に捨てられている “赤ん坊” を見つける。彼女はその子を家に連れて帰り、あれこれと世話を焼く。その頃マックは、職場で一度だけ過ちを犯した秘書のディー（メアリー＝ルイーズ・パーカー "The Client" "Boys On The Side" ）との問題にかき回され、帰宅すると赤ん坊に驚かされる。「誘拐」になると妻を説き伏せ、警察に預けることにするが、この赤ん坊の件は夫婦の言い争いの “種” に。その後もマックは、危険な黒人地区に住むサイモンの妹家族に、もっと環境の良いアパートを勧めたり、ディーの友人のジェーン（アルフレ・ウッダード filmography "BOPHA!" ← Ｄ・グローヴァーと共演）をサイモンに紹介したりする。こうして６人の男女は微妙に絡み合い、それぞれの人生に変化が訪れる・・・・・。
サイモンの妹デボラをティナ・リフォード（ "Blood Work" ）。派手さはナイけれど、脚本（← アカデミー賞【脚本賞】ノミネート）と役者で “静かに” “深く” 魅せる秀作 ーーー。“グランド・キャニオン” のような壮大な自然を目の前にすると、本当に自分はなんてちっぽけな存在なのか、なんてツマラナイことで悩んでいるのか・・・と、圧倒されます（凄・感動）。ヘタな説教は要りません（笑）。
