福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

OJONCOオープンが「河北新報」に記事掲載

2014年05月17日 | OJONCO館

いわきと都市住民結ぶ 秋吉さんら古民家で交流事業

「OJONCO館」であいさつする秋吉久美子さん

 女優の秋吉久美子さんら磐城女子高(現磐城桜が丘高、福島県いわき市)の1973年卒業生3人が、いわき市三和町上三坂にある築150年の家を拠点に、地元と都市住民の交流事業に乗り出した。昨年8月に一般社団法人「OJONCO(おじょんこ)」を設立して準備を進め、4日に初のイベントを開いた。

 メンバーは秋吉さんと根本敦子さん、佐藤敦子さんで、3人とも東京に住んでいる。
 「OJONCO館」と名付けた家は土蔵造り2階で、床面積は計185平方メートル。敷地(900平方メートル)内には書庫も備える。跡継ぎがなく、引き受け手を探していることを知った3人が「次世代につなぎたい」と名乗りを上げ、持ち主から法人に寄付を受けた。
 「おじょんこ」は、袖なしの綿入れはんてんのことで、歴史や文化を絶やしたくないとの思いを込めたという。
 イベントには地元・上三坂や東京から約70人が参加。上三坂の魅力についての講話、詩の朗読などが行われた。
 秋吉さんはあいさつで「日本中から人が来て、上三坂の良さを掘り起こし、福島の復興や地域の発展につなげたい」と話した。上三坂の永山肇一区長は「長くお付き合いし、交流の大きな花を咲かせたい」と歓迎した。
 上三坂は標高約550メートルの山里で、美しい田園風景が広がる。おじょんこは今後、館に宿泊しながら地元の行事に参加するツーリズム活動、手仕事のワークショップ、地元の農家レストランを活用した郷土料理の普及などに取り組む計画だ。
 代表の根本さんは「上三坂の良さを生かして顔が見える関係を築き、まちづくりのお手伝いもしたい」と話している。

 

2014年05月06日火曜日

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿