80ばあちゃんの戯言(2)

聞いてほしくて(つづき)

私の人生(33)

2016-12-11 18:42:04 | 最近の出来事
小学校の卒業式の後、担任の先生にご注意をいただきました。

”あなたはわかっていても手を挙げない。今まではそれでも何とか

なってきたけれども女学校へ入ったら、今度はみんなが優秀な人ばかり

だから,そういう訳には行かないよ”



私は人の前には出来るだけ出たくなかったのです。でも、この機会に

何とか直さなければと考えました。



それで、市電で通学することになって、岡の町という停留所で降りた時

に、先輩には必ずおはようございますというごあいさつをする、同じ

学年の方々には、

 ”私。一年四組の安藤です。宜しくお願いします”

 と言うことを決め実行していきました。



私の学校では毎年、クラス替えがありましたし、学徒動員で二年生の時

には、一組と四組、三年生の時には、家が空襲で焼けた人は海軍航空技術

省の支廠の釜利谷寮へ入れられたり、工場でもいろいろのクラスの人と

ご一緒になり、、また、家が焼け出されたお蔭で、あちこち親類の家に

同居させてもらったり、戦後もあちこち引越したりしましたので、通学

の路線や電車も変わり、駅も変わり、その度にお話できる人が増えてい

きました。

疎開から戻ってきた人々や、転校生も多くいろいろな方々とお話する

ことになり、私は同年代の卒業生の殆ど全員とお話できる状態になって

いたのですが、卒業して、しばらくしたら、同期会があるようになり、

お友達とご一緒しようと思ってお誘いすると、中には、クラス会は楽しい

けれど、同期会に言っても誰も知らない人ばかりだからいきたくないと

いう方もおられてびっくりしました。



小学校の先生のご注意のお蔭で私は同期会で殆どの方とお話できるので

楽しくてたまらないのです。


コメントを投稿