ベトナムの子どもたちに奨学金を――FUJI教育基金

ベトナム南部・北部の中学・高校生、大学生に奨学金を贈って勉学の支援をしています。

20名のアンザン大学学生がFUJI奨学金を授与される:新聞「アンザン」(電子版)より

2013-10-08 | 奨学金 中学生 学校 通学 困難

2013年9月28日付けのアンザン省の新聞「アンザン」(電子版)にアンザン大学での授与式の写真入り記事が掲載されました。

20 sinh viên Trường đại học An Giang nhận học bổng Fuji Scholar

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20名のアンザン大学学生がFUJI奨学金を授与される

9月27日午後、アンザン大学は貧困下にある学業成績優秀な学生、20名への2013-2014年度FUJI奨学金(300万ドン/人)授与式典を開催した。

過去8年間、FUJI教育基金は、貧困世帯、政策対象世帯、あるいはとりわけ困難な環境にある学業優秀なアンザン大学の学生、延べ150人に奨学金を授与し、支援してきている。

情報技術学部の一年生で生まれつき両手がない障害をもつグエン・ミン・チー君にも(特別なプレゼント)が贈られた。チー君は、

「FUJI奨学金は、僕のように困難な環境にいる多くの学生にとって、実に多くの意義を持っています。僕も来年度、この奨学金を受け取れるよう、良い学業成績をとることを約束します‥‥。」

と語った。


ベトナム・ベンチェ省での農業支援活動が、4月5日(金)午後7時から、テレビ朝日系列で放映されます。

2013-04-02 | ベトナム

 伊能まゆさんから、下記のお知らせがあったので、ご紹介します。
 伊能さんはNPO「Seed to Table~ひと・しぜん・くらしつながる~」(http://seed-to-table.org/about.html)を2009年7月に設立し、ベトナムの人々とともに食・農・地域づくりの活動に取り組んでいます。 
 FUJI教育基金では、伊能さんを第14回総会(2009 年7 月11 日)にお呼びして、「ベトナムでの活動~これまでとこれから~」と題する講演をしていただきました。

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 4月5日(金)午後7時からABC(朝日放送)が制作し、テレビ朝日系列の3時間スペシャルで放送される番組
  「世界の村で発見!こんなところに日本人」
のなかで、ベンチェ省での活動の様子が紹介されることになりました。詳細は以下をご確認ください。

 http://asahi.co.jp/konnatokoroni/

 2月末に女優の高木美保さんがベンチェ省まで来てくださいました。バラエティー番組なので、どんな風に描かれているのか、不安が残りますが、すでに「まな板の上の鯉」状態なので、何ともしようがありません。お恥ずかしい限りですが、お時間が許す方はご笑覧頂ければ幸いです。

 また、ベンチェ省塩害の被害について、NHKの「アジアインサイト」という番組の取材を受けさせて頂くことになりました。ベンチェ省の塩害の様子と私たちの活動の様子が紹介される予定です。放送日など詳細については、後日、改めてご報告させて頂きます。

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 なお、伊能さんの活動は、テレビ東京の「地球VOICE]第115回でも紹介されたことがあります:
 http://www.tv-tokyo.co.jp/chikyu-v/back115.html

 伊能さんの略歴は、下記のとおりです:
1997年3月に明治大学文学部卒業後、渡越。日本のNGOが実施していた事業や学術調査に翻訳・通訳、調査者として参加し、ベトナムの北部から南部の農村を歩く機会を得る。2000年4月に一橋大学社会学研究科博士前期課程に入学。2001年より1年間、少数民族であるヌン民族の村に滞在し、共有林の管理をテーマにフィールド・ワークを実施。博士前期課程を修了後、2003年4月に日本国際ボランティアセンター(JVC)に就職し、ベトナム・ホアビン省で実施されていた住民参加型農村開発・環境保全事業の担当となる。2005年6月より2009年3月末までベトナム事務所代表、2009年4月末にJVCを退職。2009年7月に「Seed to Table~ひと・しぜん・くらしつながる~」を設立。


元気に遊びまわっているドクさんご夫妻のお子さん

2013-01-26 | ドクさん

 1月10日、ドクさんのお宅を訪問しました。

 PHU SI (フ・シ)君とANH DAO (アン・ダオ)ちゃん
(家で呼ぶ場合などはニックネームでそれぞれ FUJI と HANA と呼んでいます)
が元気に遊んでいました。


2012-2013年度“夢の翼”奨学金授与式典における挨拶

2013-01-19 | 奨学金授与の旅

2012-2013年度“夢の翼”奨学金授与式典における挨拶
―ニンビン省キムソン郡 チャットビン中学校、キムソンB高校―

I チャットビン中学校

 1.レ・ティ・タック (Le Thi Thach)校長の挨拶                 

FUJI教育基金代表団の皆様
チャットビン中学校の先生、生徒の皆さん

 本日、日本のFUJI教育基金代表団の皆様がチャットビン中学校を再訪してくださったことを大変嬉しく思います。
 わが校の先生方、生徒たちを代表して、FUJI教育基金代表団ならびに会員の皆々様にご挨拶を申し上げますとともに、皆様のご健康、ご幸福、ご繁栄をお祈り申し上げます。

 FUJI教育基金代表団の皆様。本日は私たちチャットビン中学校にとって非常に嬉しい日です。つまりFUJI教育基金代表団をお迎えする第11回目の日だからです。
 生徒たちが貧困を乗り超え勉学に励めるようにと贈り物を携えて訪問してくださいました。
 かつて奨学金を授与された生徒たち、あるいは現在授与されている生徒たちは、中学校、高校あるいは大学で勉強し、日々前進しつつあります。

 私たちへの皆様方のご配慮は単に物資面にとどまらず精神面でも大きな意味をもっており、先生方、生徒たちが教授し、学習するうえでさらなる努力を促す要因となっています。

 皆様方の私たちへのご厚情に深く感謝しております。学校側を代表し、心からお礼を申し上げます。

 私は、皆様方からいただきました奨学金を生徒たちに手渡すことをお約束いたします。
 私たちは、生徒たちがいただいた奨学金を目的どおり、節約し、学習面で役立つように使用することを奨励したいと思います。
 そして代表団の皆様が今後も私たちチャットビン中学校に、より一層のご関心を向けてくださることを願っております。
 同時に生徒たちがますます勉学に励むよう奨励していきたいと思います。

 最後に、代表団の皆様のご健康、ご幸福、ご繁栄およびご成功をお祈り申し上げます。
 ありがとうございました!

 

2.チャットビン中学校生徒代表の挨拶:

 FUJI教育基金の皆様、ご来賓の皆様、そして先生方ならびに親愛なる生徒の皆さん
 私は、230名のチャットビン中学校の生徒を代表してご挨拶をさせていただきます。

 本日、私たちが、FUJI教育基金の奨学金授与式典に参加でき、有益な多くのことを学ぶことができることは、大変栄誉なことであり、また誇りでもあります。それこそまさに誰もが望んでいることです。
 幸いなことに、私たちは、今日、その満ち足りた幸せな気分に浸ることができます。
 これもひとえに先生方が私たちに深い関心を持ってくださり、熱心に教育し、知識の海へと導いてくれたおかげで今日のようなよい結果を得ることができました。
 それに加えてFUJI教育基金の援助があったおかげです。

 過去数年にわたり、日本では地震や津波などが発生し、経済社会状況が困難に陥っているにもかかわらず、FUJI教育基金の皆様は私たちを支援するためにその条件作りに努力してくれています。
 貴基金がチャットビン中学校を初めて訪問されてから今年で11年目になります。
 私たち、チャットビン中学校が名誉に思うこと、それは、FUJI教育基金代表団を迎え、貧しい環境にありながらも学業成績が優秀な生徒たちに奨学金をいただけることです。
 このことは、私たちとって大きな喜びとなっています。
 FUJI教育基金の奨学金は私たちの学業面に寄与する物質的援助であるのみならず、私たちにとっての精神的贈物であり、さらには私たちがより高いレベルのものを求める刺激となり、かつ私たちにしっかり歩むための自信を持たせてくれます。

 ここに参列している40名の奨学生はもとより、わが校の全校生を代表して、先生方の多大なご功労、またFUJI教育基金代表団のより大きなご功労に対し、心から感謝申し上げます。
 皆様のこうしたご厚意に報いるため、私たちは、本日いただきましたものに恥じないように一生懸命勉強し、努力することをお約束します。

 私たち、チャットビン中学校は、今後もFUJI教育基金が私たちへのご関心を示していただけますことを願っています。
 そして私たち世代の生徒だけでなく、将来の生徒たちにも私たちが本日味わったような、嬉しくて、幸せで、感動的な気持ちに浸れるようにしてあげてほしいと思います。

 最後に、ご来賓の皆様、諸先生方のご健康、ご幸福をお祈りいたします。
 同時に生徒の皆さんが学業面においてより高い成果を得られるよう祈っています。
 ありがとうございました。


                     
II キムソンB高等学校


1.キムソン郡退職教職員会(Hoi Cuu Nha giao Kim Son)会長
 チャン・ティン (Tran Tinh) 氏の挨拶:

日本のFUJI教育基金代表団の皆様
関係者の皆様
先生、生徒の皆さん

 新学期に入ったばかりの10月の第1週目に、FUJI教育基金の代表団がわが校を再訪してくださいました。
 今年は、FUJI教育基金が、キムソンB高校が実施中の「よく教え、よく学ぶ競争運動」に共感し、激励するために遠路はるばるキムソンB高校を訪ねて来られ、奨学金授与を開始していただいてから2年目にあたります。

 貧困な状況にある生徒たちへの奨学金、“夢の翼”の授与は、生徒たちが困難を乗り越え、学習の成果を上げるうえで大いに役立っています。
 これは、生徒たちが“飛翔”するための翼を強くし、向上してほしいとするFUJI教育基金の慈愛に満ちた、人道的な黄金の心なのです。
 過去2年に、貴基金は生徒たちに数億ドンもの奨学金を贈ってくださいました。
 2012年度の奨学金、“夢の翼”を生徒一人一人に授与するために来校された貴基金の代表団を心から歓迎いたします。

 昨年度、“夢の翼”の奨学金を受け取った生徒たちは非常に喜び、どの生徒も積極的に、熱心に勉強し、ニンビン省および全国におけるキムソンB高校のランクを上げるためにクラスや学校内の競争運動を促進するという価値ある貢献をしました。

 保護者、全校生、学校側を代表して、キムソン郡退職教職員会は貴基金のすばらしい行為に衷心から感謝を申し上げます。

 代表団の皆様、ご来賓の皆様のご健康、ご多幸をお祈り申し上げますとともに、困難を乗り越え、よい成果を目指し、一生懸命勉強しようとしている多くの生徒たちに喜びと励ましをもたらす人道的支援活動を継続していただけますよう心から願っています。
 ご来賓の皆様のご健康、ご幸福をお祈りいたします。
 そしてキムソンB高校の先生方、生徒の皆さんが新学期の任務をそれぞれに完遂し、わが校のランクをより高めてくれることを願っています。
 来年、またお会いしましょう!
 ありがとうございました。

 

2.生徒の挨拶:
 1) 奨学生代表の挨拶

日本のFUJI教育基金代表団の皆様
ご来賓の皆様
先生、生徒の皆さん

 まず初めに、私は、キムソンB高校の全校生を代表して、皆様のご健康、ご多幸およびご成功をお祈りいたします。

 本日、私たちは、日本のFUJI教育基金から、“夢の翼” 奨学金をいただけますことを大変嬉しく、誇りに思っています。

 これまでFUJI教育基金はキムソンB高校の教育環境にご関心を向けてくださり、私たち、困難な環境にある生徒たちに奨学金を授与してくださいました。
 この奨学金は、単に物質的な贈物だけではなく、私たちに、学業面での困難を克服し、前進するよう、励まし、勇気付け、支えてくれる精神的贈物ともなっています。

 FUJI教育基金や社会全体の心温まるご配慮、そして諸先生方の熱心なご教授に対し、私たちは皆様のご期待に報いるべく、学問を修め、徳性を養い、より高度の人格を形成するように努めることをお約束いたします。

 最後に、FUJI教育基金代表団の皆様、キムソン郡退職教職員会の皆様および諸先生方のご健康、ご多幸をお祈り申し上げます。
 そして生徒仲間の皆さんが優秀な成績を達成できますよう祈っています。
 ありがとうございました。

2) 前年度の奨学生の挨拶

FUJI教育基金代表団の皆様
関係者の皆様
先生、生徒の皆さん

 私は、昨年度、FUJI教育基金の“夢の翼”奨学金を授与していただいた20人の生徒のうちの1人です。

 昨年、私たち、つまり困難な環境下にある家庭の生徒たちは、新学期を前にして学業面で前進するためにどうしたら困難を解決できるかとあらゆる方策を探していた矢先に、FUJI教育基金の代表団がわが校を訪問され、奨学金をいただけることになりました。

 この奨学金を授与していただいたおかげで、私たちは勉強に必要な本や学用品を購入することができ、またより理解を深めるための何冊かの参考書も購入することができました。
 私たちは貴重なこのお金を勉学に役立つように使わせていただくつもりです。

 FUJI教育基金代表団の皆様、ご来賓の皆様、そして先生、生徒の皆さん、私たちに授与された、“夢の翼”奨学金は、私たちが困難を乗り越え、前進するうえでの大きな励まし、支えになっており、だからこそ私たちはいい成果を達成できました。

 前学年度において奨学金を授与された20人すべてが学業において堅実な進歩があり、それぞれのクラスで自分の地位を保持することができ、そのうち多くの友人がその順位を上げました。

 今年、代表団が再び来校され、私たちは直接お会いでき、困難な状況に直面する生徒仲間に対する人道的支援活動にについて、心からの感謝の言葉を述べる機会を得ることができました。

 FUJI教育基金の奨学金“夢の翼”をいただいたことにより、私たちは、将来、社会に貢献する人間になるためにあらゆる面についての知識を高めるために生涯学び続ける努力をしなければならないこと、そして貴基金が私たちの後輩世代の勉学環境にも心を砕いてくださるのではないかと念じています。

 代表団の皆様、どうぞ私たちの両親からの心からの感謝の言葉もお受け取りください。

 私たちは、貴代表団及びキムソン郡退職教職員会の皆様のご健康、ご幸福をお祈りいたします。
 そして先生方、生徒仲間の皆さんのご健康をお祈りし、同時に皆様が新年度における任務を首尾よく達成されることを祈っています。
 心から感謝申し上げます。


注)「夢の翼」とは、ニンビン省キムソン郡が「奨学金」に冠した言葉で、貧困世帯など困難な状況下で勉学に励む生徒たちに授与される奨学金が、生徒たちにとってさまざまな困難を乗り越え、夢や希望に向かって空高く飛翔するための翼になってほしい、そして生徒たちが自由に社会で行動し、世界にはばたく存在になってほしい、という想いが込められている。

(以上、出井訳)


ベトナム南部・アンザン大学奨学生からの手紙

2012-12-19 | アンザン大学

謹啓 Fuji教育基金の皆様

   アンザン大学運営委員会の皆様

 私はファム・ティ・ミー・ズエンと申します。私は昨年度、アンザン大学水産養殖学科の4年生時に奨学金をいただきました。

 本日、私は、過去何年にもわたって、私たち多くの学生の、年間を通して継続的に勉強したいという想いを擁護し、援助してくださっているFuji教育基金の奨学金授与式典に参加された基金の皆様、ならびに私たちがこの奨学金をいただける条件を作ってくださった諸先生方にもう一度心からの感謝を申し上げたく、お手紙をしたためました。

 Fuji奨学金はさまざまな困難な状況下にある多くの学生たちにとって非常に有意義な奨学金の一つとなっています。この奨学金のおかげで私たちはその状況を乗り越えるための信念を持つことができます。とりわけ私にとりましては奨学金をいただけることは喜びであり、幸せなことです。勉強に疲れたときなど、それを克服する大きな力となっています。だからこそ、本日、私はFuji教育基金の皆様と諸先生方に心からの感謝の言葉を申し上げますとともに皆様や先生方に私の喜びをも共有していただけたらと切に思います。

 私は、自らのすべての教育課程を完了し、いい成績で大学を卒業しました。現在、家族を助けるために仕事を探しています。今、卒業できたことは喜びでもあるのですが、一方で、いつ仕事が探せるのか分からないという不安も感じています。いくつかの企業などに求職申請書を提出したのですが、未だに面接の呼び出しがありません。私が就職に当たっての望むことは、私の専門領域である水産分野で安定した仕事を見つけたいということだけです。

 皆様にお会いしてから随分時間が経ってしまいましたが、私は皆様方の優しさ、熱心さ、そして楽しかったことを今もよく覚えています。私たちは奨学金をいただいた以外にも皆様から非常に有意義な贈物、つまり皆様の実に温かい思いやりのお気持をいただきました。

 私たちは、Fuji教育基金が今後、ますます発展し、より多くの学生が勉学上の困難を克服できるよう援助してくださることを切に望んでいます。

 最後に、Fuji教育基金の皆様、諸先生方のご健康、ご幸福、ご成功を謹んでお祈り申し上げます。私はFuji教育基金の皆様や諸先生方が私たちに示してくださったお心にお応えすべく常に一生懸命仕事に奮闘したいと念じています。

 謹んでご挨拶申し上げます。
                    ファム・ティ・ミー・ズエン 
                     (Pham Thi My Duyen)



注) この学生は2011-2012年度の奨学生。

  


 


「FUJI教育基金2012年奨学金授与の旅」の報告-3(滝本)

2012-11-22 | 奨学金授与の旅

10月8日(月)

 ハノイから帰国する人、新たに加わる人とメンバーの変更があった。
 飛行機でダナンに着き、空港ではガイドのハイ(海)さんが待っており、バスでホイアンに向かった。
 ユネスコの世界遺産に登録されている古い街並みを見学。
 朱印船交易で栄えた16~17世紀にかけて日本人町(居留地)があり、日本人によって造られた橋と京都の町屋を思わせる家の造りが観光名所になっている。
 江戸幕府の鎖国政策により日本人町が衰退した後は華僑が多く移り住んだため、古い建物や街並みは中国南部(福建省)の色合いが濃いとのことだ。
 店先のランタン、落ち着いた街並みが印象的だった。

10月9日(火)

 静かな田園風景に囲まれた川辺のホテルで朝食を摂った後、ホイアン孤児院を訪問。
 1984年から当施設で勤務しているコン主任から、施設の説明と案内を受けた。

――施設の収容者数は、乳児を含む障害児が28人、小学生~高校生が52人。
 スタッフは26人。運営は国の負担、寄付金により賄われています。
 1人、1ヶ月当たりの食費は56万ドン(2,150円)、衣服代が37万5千ドン(1,440円)です。――

 その後、4~13世紀にわたりチャンバ王国の聖地で、宗教建造物が残っているミーソン遺跡を見学。

 

 見学後、ダナンに戻り、昼食を取ったその場で、滝本さんの尺八のお披露あり。

 
 一足先に帰国する葛城さんと、ホーチミン市に行く現地スタッフのニャンさんを空港まで見送ってから、

2005年に日本の援助により開通したトンネル(全長6.3km)を抜けてフエへ。

10月10日(水)

1 古都の見学と宮廷音楽の鑑賞
  かつて、グエン王朝の都であり、1802年から30年の歳月をかけて建設された王宮を見学した。
  宮廷内の劇場を復元した建物では、取材を兼ねた演奏と舞踏が行われていた。

  
  音楽は102歳になる元宮廷音楽師の記憶をもとに復活したとのこと。

  
  優美な舞踊はユネスコの世界無形遺産に登録されている。

  その後、トゥドゥック帝廟を見学。

2 日本酒酒造会社(フエ食品有限会社)の見学
  ベトナム産の米(長粒種)を使用した清酒と焼酎などを醸造している日本企業を見学した。
  日本からの出向社員2名から説明と案内をいただく。

  

  

  

  当初は日本への輸出が目的であったが、採算が合わず、製造の8割がベトナム内での販売とのことであった。
  また、長粒種の米は高アミロース米で硬く、蒸し時間が通常の2倍、それに合った酵母の選抜など手間がかかる、と酒造りの担当者が話していた。
  http://www.huefoods.com/

3 歴史研究家 スワン先生宅を訪問
  地元フエの歴史に造詣が深い、スワン先生からベトナムと日本との歴史的なつながりについて講話を受けた。

  
  その後、郊外のレストランに移動、夕食を共にとりながら、また話を伺った。

10月11日(木)

 フエで私塾を開設して日本語を教えているリエンさんの教室を訪問。
 ちょうど、大学生など約20人が日本語の指導を受けていた。

 
 学生3人の自己紹介を受け、阿部さんが代表して自己紹介の手本を示した。
 また、歌の交換を行った。

 
 学生達は、ベトナム統一の歌「フエ・サイゴン・ハノイ」を歌ってくれた。

 フエのデパートでの買い物を済ませて、フエ空港へ移動。宮本さんがハノイへ向かうため空港でお別れしてホーチミンに向かった。

10月12日(金)

 日中はホーチミン市内の観光や買い物。
 夜は市内の中心地で上演されている伝統音楽と舞踊を見学した。
 ベトナム独特の楽器(竹琴、石琴、一弦琴)が、一流の奏者により演奏された。
 踊りもフエで見た宮廷舞踊をアレンジしたもので、ショー化されていた。

10月13日(土)

 メンバーも少なくなったが、サイゴン川のクルーズ、高層ビルでの展望を楽しんだ。
 深夜の便に乗り、皆さん元気に帰国。

(以上、滝本記)


「FUJI教育基金2012年奨学金授与の旅」の報告-2(滝本)(ベトナム北部ニンビン省)

2012-11-21 | CB(チャット・ビン)中学校

チャット・ビン中学校の訪問

  学校まで大型バスで行けないために先生方が小型車やバイクで途中まで迎えに来ていた。

  

  学校には午後3時頃に着いた。生徒40人全員と先生及び関係機関の皆様が教室で迎えてくれた。授業も終わっていたので校内は静かだった。

  

  
  (以前、生徒達に家庭や生活、学費等を調査した結果が栞にあります。)

1 奨学金の授与式
 (a)タク校長

    
  歓迎のあいさつと学校の紹介があった。
  学校創立38年、現在の生徒数は230人。

 (b)キム・ソン郡党委員会書記

        
  11回目の訪問に感謝の意を表された。
  奨学金は学校全体の学力向上になっているとの挨拶があった。

 (c)FUJI教育基金(宮下)

    
  教育基金の紹介と生徒達への思いを伝えた。

 (d)チャット・ビン地区党委員会書記ワンさん

   
  チャット・ビン地方政府を代表して、チャット・ビン中学の生徒に関心をもってくれたことへの謝意が表された。そして、教育レベルが上がったとの報告があった。

 (e)生徒代表
  奨学金に対する感謝の挨拶があった。

       

――きょうは、奨学金をいただき、自慢できる思いです。
 学校に来るのが誇りです。
 学校に来て、新しい知識を増やせることに感謝しています。
 FUJIの人たちは、去年、日本に大きな災害があって、経済的にもたいへんだったのに、私たちに関心をもって学校を訪問していただき、感謝します。
 精神的な面でも、私たちのがんばろうという気持ちが一歩進み、私たちへの励ましになります。
 私たちは、がんばって勉強します。
 そして、次の世代の生徒たちにもこの幸福を与えてもらうことを希望します。――

2 奨学金の授与

  奨学金(120万ドン/人)は参加メンバーから40人の学生に手渡された。
  3年連続で奨学金を受けた生徒を尋ねたところ、11名が手を挙げた。

  

  

  

3 先生たちとの意見交換

  式終了後に先生たちと同じ会場で意見交換を行った。

  
  校長先生は、16年目になる。ニン・ビン省の出身。
  現在生徒は232人、先生は26人いる。クラスは8クラスで、1クラス30人弱である。

)生徒数の減少について
  1夫婦子供2人までとの国策により減少している。

)授業について
  教室も増設されて、午前・午後の2部制の授業は無くなった。
  校舎も増築されて、施設も標準的になっている。

10月7日(日)

 チャット・ビン中学校の生徒、職員の皆さんとバス2台に分乗して、クック・フォン国立公園にハイキングに行った。

  
 約2時間の行程で車酔いをした生徒もいた。
 石灰岩の洞窟、

  

 千年樹がある原生林、

  

 絶滅危惧種になっている霊長類(手長猿、尾長猿)の仲間を保護している施設等を見学。

   

   
 普段は平坦な水田地帯に住んでいる生徒たちにとって、自然林は印象に残ったと思います。
 湖のほとりの施設で、昼食を食べ、

   

   
 公園で別れて、

  

 ハノイにバスで移動。

   

   

   
 ホテルチェックイン後、みんなで夕食に出かけましたが、午後ハノイに到着し、ホテルで合流予定だった佐野さんと桃田さんをうっかりホテルに忘れてしまいました。大変申し訳ございませんでした。


アンザン大学運営委員会からの感謝状

2012-11-19 | アンザン大学

 アンザン大学のタン・ロアン(Thanh Loan)先生から、

――2012年11月15日にFUJI教育基金の奨学金授与式を行い、
 農業学科の貧困な状況にある優秀な学生20名に奨学金を渡しました。
 これは、他の7つの奨学金授与組織と共同の授与式典でした。――

という連絡とともに、

 ・奨学生に選ばれた学生の名簿、
 ・授与式の写真、
 ・アンザン大学運営委員会からの感謝状

を送っていただきました。


 以下、アンザン大学運営委員会からの感謝状を紹介します。


                          
感謝状

 FUJI教育基金 御中

 社会が関心を持つべき諸活動の一つは、才能ある若い世代、国を担う次世代を育成することにあります。
 これも、まさに長年にわたる学校など教育機関の重要な任務の一つであります。

 貴基金は私たちにとって最も重要な支援組織の一つであり、アンザン大学の諸活動に積極的に貢献していただいております。

 本日、アンザン大学は、再び、貴基金から総額6,000万ドンの奨学金をいただきましたことを誠に光栄に思っております。
 貴基金からの時宜を得た貴重な支援は、困難な状況下にある学生たちへの計り知れないほどの大きな励ましとなっております。
 さらに、学生が自らの夢を諦めることなく追求し続け、明るい未来への扉を切り開くために勉学を続けていこうとする原動力となっています。

 私たちは、貴基金がわが国の若い世代、将来を担う世代に深いご関心を寄せてくださり、高邁なご支援活動をされていることに対し、深く感動し、畏敬の念を抱いております。

 大学運営委員会は、アンザン大学のすべての教職員及び学生を代表して、貴基金の貴重な貢献に対し心からの感謝を申し上げます。
 そして、今後も引き続き貴基金のご支援を賜りたいと願っております。

 最後に貴基金のますますのご発展とご盛栄をお祈りいたしております。
                                               アンザン、2012年11月14日
                                       学長 ボ・バン・タン(Vo Van Thang)


「FUJI教育基金2012年奨学金授与の旅」の報告-1(滝本)

2012-11-18 | キム・ソンB

10月5日~10月13日、ニン・ビン省のチャット・ビン中学校、キム・ソンB高等学校の学生への奨学金の提供と交流を終えた後、中部のホイアン、フエの名所を見学して、ホーチミンを回って帰国しました。
多くの出会いがありました。また、雨季にもかかわらず、洪水もなく、傘も使わず、汗もかかずに済みました。


10月5日(金)

 ハノイのノイ・バイ国際空港で旅のメンバー16人が合流した。

 空港内で円をベトナムドンに両替したが、レートは1円が約260ドンであった。

 

 

 

 

 

 

 チャーターした大型バスで宿泊先のホテル「ニン・ビン レジェンド」に移動した。


 ホテル内で夕食を摂った後、メンバーが持参した2校へのお土産の仕分けをした。

  

 

10月6日(土)
 朝8:30にホテルを出て、キム・ソンB高校に向かった。
 途中、水田が地平線まで拡がっていた。

                          

キム・ソンB高校の訪問

 校庭でシン校長の出迎えを受けて、会場に案内された。

 学生全員(40人)と先生方が、会場(講堂)に集合していた。
 式典会場の標題には、‘夢に翼’を,という言葉が添えられてあった。

  
 奨学金の授与式は、ホア副校長(女性)の進行で始まった。

1 式典での挨拶(通訳はカーさん)
(a)キム・ソン郡 教育委員長(元キム・ソンB高校長)
  歓迎とお礼の挨拶をいただいた。
  昨年20名の学生が奨学金を受けたが、奨学金の効果は学力の伸びになっているとの話があった。

――今年は、FUJI教育基金から2回目の奨学金をいただくにあたって、学校がスタートしたときに訪問していただき、ありがとうございます。
 私たちが厳しい教育条件のもとに置かれていることを分かって励ましてくださることに、感謝します。
 皆さんからの奨学金を、「金の翼」と名づけています。
 去年、FUJI教育基金を受けた学生たちががんばって勉強し、皆さんの期待にこたえ、キム・ソン県においてだけでなく全国レベルでも、学力レベルがあがったことを報告します。――

(b)FUJI教育基金の挨拶(滝本)

 

  教育基金の紹介、奨学金の原資について説明した。
  奨学金の額そのものは少ないが、勉学の励みになり夢を実現するための翼になれば幸い、と挨拶した。

(c)学生代表(女子学生2名)
  奨学金に対する感謝のあいさつがあり、奨学金は高校を続けられる糧になった。また、精神的な励みにもなっている。
 奨学金を心に刻み、勉学に励み、社会に貢献したい。
 道徳と学業の修得に努める、等の表明があった。

――フオン(Bui Thi Thanh Huong)さん:

 私は去年、20人の奨学生の一人として、奨学金をいただきました。
 私は生活が厳しいなかで、どうやって学校を続けたらよいのか困難を抱えていました。
 そのときFUJI教育基金をいただいたのです。
 奨学金で教科書、学用品、そのほか勉強するために必要なものを買うことができ、勉強を続けることができました。
 皆さんからいただいたお金は、将来を考え、学業に必要なもののために使おうと思っています。
 私たちは、皆さんに約束します:がんばって勉強し、奨学金を役立て、困難な環境にあっても目的を達成します。去年奨学金をいただいた生徒たちは、いただいたお金をつかってがんばり、いい成績を残すことができました。今年、皆さんが学校に来てくださったことは、私たちにとって、すばらしい意義のあることです。
 FUJI教育基金の皆さん、来賓の皆さん、教育委員会の方々、先生方に、次のことを約束します:この奨学金のことをずっと心に刻み、それを励みにして、一生懸命勉強します。すべて社会のために貢献できるように努め、次の世代に皆さんのような精神で接していきたいと思います。――

――フエン(Trinh Thi Thanh Huyen)さん:

  私は、FUJI教育基金から奨学金をいただいたことを喜び、自慢しています。
 皆さんがキム・ソンB校に去年から関心をもち、奨学金を贈ってくださることを感謝します。
 FUJI教育基金は、困難な環境にいる私たちに、単なる物質的援助だけでなく、精神的に応援してくれ、私たちが伸びる道を与えてくれました。
 皆さんの心に対し、私たちは次の世代の教育に、そして社会的に貢献できるように考えています。
 私たちはきちんと勉強し、皆さんの期待を裏切らないように誓います。――

(d)学校紹介(シン校長)

   
  高校の設立は1966年。現在の学生数は1,220人で30クラスである。
  農家の子弟が多い。
  学生の成績はニン・ビン省のトップである。
  (学校の概要は栞にも記載されています。)

――きょうはキム・ソンB高校にとって、いい日です。FUJI教育基金の方々が学校を訪問し、むずかしい勉学条件の生徒たちに奨学金を与えてくれました。
 キム・ソンBは1966年以降、46年間、発展してきました。
 2012-2013年は、先生方・職員を含めて80人、生徒は1,220人、クラスは30(38?)あります。
 成績はニン・ビン省のトップで、全国的にも高いレベルです。
 この学業の成果は、先生方が頑張った成果でもあります。
 キム・ソンBの生徒のほとんどは農家で、村の生徒たちがこの成績を残したのは、先生方の成果です。
 そして、生徒への関心をもってくれた人々のなかに、FUJI教育基金もあります。
 生徒たちに条件を与えてくれたことに感謝し、また、生徒の親を代表して子供たちに機会を与えてくれたことに感謝します。――

(e)卒業生の挨拶(ザンバリー)
 去年、奨学金をいただき、大学に合格できた。FUJI教育基金に感謝するとともに、これからも頑張って社会に貢献できるようにしたい。
 チャット・ビン出身のFUJI教育基金のKhaさんに質問があります。どういう動機で日本に留学し、なぜ、こういう奨学金授与の仕事をしているのですか?

  
 Khaさんのこたえに、感激し、ふたりで抱き合っていました。

(f)奨学金の授与
  式典の最後に奨学金(150万ドン/人)が参加メンバーから40人の学生に手渡された。

 

 

2 教師との意見交換会
  校長、副校長の他、7名が参加した。
  学校側にいくつかの質問があった。

(a)奨学金の対象学生をどのように選んでいるのか?

   成績が基準で、家庭の状況をお互いに知っているので各クラス1名ないし2名を、生徒が選び、
   学校側で成績等を考慮して決めている。

(b)経済的な理由での退学者はいますか?

   そのような理由での退学者はいない。
   先生が親を説得したり、国の助成策の活用等で対応している。

(c)学生の進学率は?

   専門学校、大学等への進学率は75%である。

(d)校長をはじめ先生方が皆さん若いが?

   校長は1979年生まれで、ハノイ大学の化学科卒。
   2008年にキム・ソンB に着任し、2010年1月から校長になった。
   戦争が終わって教師になった第一世代が一斉に退職し、交代で新しい教師になった。
   そのあいだの世代の先生は採用がなかった。
   キム・ソンBの先生の平均年齢は28歳。
   若いので、生徒との距離も近く、新しい知識をもっている、馬力もある。
   将来的にはしばらく教師の採用枠がなく、教師の若返りが当分なくなる等の弊害を心配している。

3 先生達との会食

  先生方と昼食を共にした。

   
  店は大衆食堂のような感じで、自家製の焼酎、地元のおいしい米(かおり米)をいただいた。

   

   
  若者達の職業を尋ねたところ、農業が多い。
  また、韓国や日本に働きに出るも者もいるとのことであった。


FUJI教育基金2012年奨学金授与の旅(2)

2012-10-26 | 奨学金授与の旅

★10月6日(私事ですが、結婚28年目の記念日)

 女性でアオサイのある人は、それに着替え
 フォーマルな装い。
 皆さんとってもお似合いで美しかった。

 
 私も出かける前に、
 Aさんのアオサイを拝借して
 写真に残させていただきました。

キムソンB訪問

 
 授与式で、校長先生はじめ、他のスタッフの
 若さに驚きました。

 ←校長先生

 ←先生方
 子ども達の生き生きした表情、きらめく瞳に
 感激です。
 ついつい、我が日本の高校生と比べてしまいました。

 厳しい環境だからこその意欲なのか?
 生徒さんの言葉の中に

 「厳しい条件の中で一生懸命勉強して、
  次の世代に繋ぎ、社会に貢献できるように
  なりたい」

があり、意識の高さに驚きました。

 

 奨学金を受ける人の選考は、
 成績と家庭の状況を考慮して子供たちで
 決めているとのこと。

 生徒たちは、自分のことだけ考えていうるのではなく、
 他の生徒の厳しい状況など、理解した上で
 この選考が、成立しているのだと感動しました。

午後は、チャト・ビンの訪問
 バスでは、入れない道を行かなくてはならないので
 ワゴンカーに乗った人と、
 先生たちのバイクの後ろに乗せてもらっての
 訪問です。

 

 授与式のとき、前に生徒たちが並び

 その生徒の一人が、Aさんを見ていました。
 その視線を感じたAさんも
 「一昨年一緒に歩いた子だよね、覚えてる?」
と確認。
 2年越しの再開です。
 彼は、中1から中3になっていたのです。

 
 二人は再会を喜び合い、ハグしていました。
 こんなドラマカがあるのですね。(素敵)

 この学校の子ども達は、あどけなく
 目がキラキラ していて、
 生き生きとした印象です。
 人懐っこい子もいれば、遠巻きに見ている子もいて
 その辺は、どこの国も一緒かと思いました。
 先生方は、日本のティーンエイジャーのように
 見えました。(若い~)

 

 学校の近くに、
 Kさんのおじ様の家があり、
 Kさんのご先祖様の陵を
 お参りさせていただきました。

 
 ベトナムでは、ご先祖様をこんな風に
 祀っているのだと知りました。

 学校の近辺は、のどかなベトナムの風景。
 こんなところで一日のんびりするのも
 良いなぁと思いました。

                     

 (以上、K.K.)


☆☆☆ 【心の底から】 VYSAチャリティーコンサート2012 ☆☆☆

2012-10-26 | ベトナム

 在日ベトナム学生青年協会(VYSA)が、今年もチャリティーコンサート「心の底から」を開催するそうです:



☆☆☆ 【心の底から】 VYSAチャリティーコンサート2012 ☆☆☆

 日時 : 2012年11月4日、午後3時30分 ~午後6時
...
 場所 :
六本木ヒルズ ハリウッドプラザ ハリウッドホール5階
東京都港区六本木6-4-1

 アクセス :
日比谷線「六本木」駅 C1出口より徒歩1分
大江戸線「六本木」駅 3番出口より徒歩3分

 アクセスマップ : http://www.hollywood.ac.jp/access/index.html

会費 : 無料

その他 :
* コンサート終了後は親睦会を行います。(45分程度)
** ハリウッドプラザは全館禁煙です。ご注意ください。

不明な点がございましたら、幹事までご連絡ください。
連絡先 : nhachoituthien2012@gmail.com

チャリティーコンサートへの招待状

~ 心の底から ~
「大切なのは、私たちがどれだけの行動をするのかではなく、
それをするのに、どれだけ愛を注いでいるかです。」

桜の里・日本で働いたり、勉強したりしている多くのベトナム人にとって、この土地は第2の故郷となっています。母国の文化に恵まれながら、愛情溢れる日本社会で成長することができ、本当に幸せに感じています。

日越両国の愛情を起源とした強い繋がりを示すため、今年も例年通り在日ベトナム学生青年協会(VYSA)がチャリティーコンサート「心の底から」を開催する運びとなりました。コンサートの寄付金の全てはチャリティーの目的として、VYSA慈善基金を通してベトナムの北部の山岳域で貧困な生活を送っている子供たち、中部で災害を受けた方々および日本の生活に困っている学生たちにお届けします。

出演者:VYSAの文化部
共演  :ホンベットバンド、タイン・タオ歌手等

皆様がコンサートを鑑賞し、支援してくださる事を心より願っております。

実行委員会


ドクさんの子どもたちが、3歳になりました。(ベトナム)

2012-10-24 | ドクさん

 ドクさんご夫妻のお子さんが、あした、3歳の誕生日を迎えます。

 PHU SI (フ・シ)君とANH DAO (アン・ダオ)ちゃん(家で呼ぶ場合などはニックネームでそれぞれ FUJI と HANA と呼んでいます)です。

 写真が送られてきたので、紹介します。
 かわいいですね~。

←ご両親といっしょで、みんな、うれしそう。

 ←仲がいいねー。

  ←かっこ、つけちゃって。

 ←日本の和服がよく似合う。

←HANAちゃん、すてきだよー。


FUJI教育基金2012年奨学金授与の旅

2012-10-22 | 奨学金授与の旅

★10月5日
 FUJI教育基金の奨学金授与の旅に初めて参加。
 ワクワクドキドキの朝。

 私とAさんが二人で出かけると、
 雨、それも大雨になる確率が高い、
 電車の乗り越しも、何度となくあるのです。
 成田空港まで無事に着くのでしょうか?

 Aさん曰く、
 「空港までは、すべて葛城さんに
 任せているから、何も考えてない・・・」
とのこと。

日暮里駅から成田空港
 日暮里駅で、スカイライナーに乗ろうとしていたら
 LさんKさんとお会いました。「ホッ」

 A、「あ~安心した。無事に成田に着けるね、
     もう、何の心配も要らない・・・」ですって。

 私のことをまったく信じてない御様子。
 私としても、「ほっ」としたのは事実です。

 空港に着くと、Mさん、O御夫婦、が待っていました。
 続々と、Tさん、Fさん、Mさんも登場し、
 時間に遅れることなく、そろった皆さんです。

 搭乗時間前に、お買い物。
 私は娘に頼まれていたものを購入し、
 搭乗口に行こうとしていたら、
 Lさんが、何かお探しの様子(?)

 聞いてみると、搭乗券を無くしたとのことでした。
 Lさんは、ポケットやらバックの中を探しましたが
 見つからず、再発行となったのです。
 (Lさん、お疲れ様)

ハノイ・ノイバイ空港への機内
 飛行機は、女性4人が並び、お喋りはさまざまな
 方向に進みました。
 4人の席の前は、通路で人通りが激しいところです。
 (足は伸ばせるので楽)

    
 ある女性がO奥様の前を通りながら、
 ビールをこぼしてしまいました。
 そのぶつかった女性、
 なんと言ったと思いましか?
 女 「あっ」――それだけ。
 女性4人で「わっ、ひどい濡れちゃった」 と
 言ったのですが、なんと聞こえないふり・・・

 私は、耳をダンボにして、
 AさんFさん、O奥様の話を聞いていました。
 最も面白かったのが、
 Fさんがベリーダンスのショーをご覧になって
 「踊っていると、胸が四角に動くのよ」
の表現でした。
 4人して大うけ大笑いです。

 それを、私よりもっと耳をダンボにして
 聞いていたのが、Kさん。
 飛行機を降りた後、
 「ずいぶん楽しい話題だったね」
と、ぼそっと話していました。

 Kさんといえば、飛行機の隣の席は、若い女性。
 ベトナムの人みたい・・・
 その彼女とは、ベトナム語を話せることを隠し、
 英語で会話していたそうです。(フフフ・・・)

ニンビンへ
 ハノイ空港に降り、M2さん、Nさん、Tuさん、
 Idさん、Nさん、Iwさんと合流しました。

 空港からは、バス移動。
 いきなり異国の景色。

 

 地平線まで続いているような一面の水田。
 流れの無い川、アヒルの群れ、

 
 編み笠ノンをかぶって作業する人たち。
 「わ~ベトナムだぁ」と感激。

ニンビン市のホテル
 夜はきれいなホテルでお食事。
 私は空芯菜の炒め物が大好き。
 ちゃんと出てきてくれて嬉しい。

 

 この旅で、毎回こんな食事だと・・・危険だわ。
 Aさんは、2キロ太ってもいいと思ってきてるとのこと。
 私も、気にせず食べようと心に決めました。

 部屋に戻り、私がお風呂に入っている間、
 他の皆様は、明日会う生徒さんたちへの
 お土産の仕分けをしていたのです。

 
 私、手土産も用意せず参加しなくてごめんなさい。

 いよいよ明日は、キムソンBとチャト・ビンの
 訪問です。ワクワク・・・
 そうこうするうち、
 日本時間で言ったら
 夜中の12時になっていました。(ZZZ・・・)


FUJI教育基金・奨学金授与実績(1991‐2013年度)(ベトナム)

2012-10-17 | 奨学金 中学生 学校 通学 困難

FUJI教育基金は、2012-2013年度の奨学金291,000,000ベトナムドン(7月初めの為替レートでは、約1,135,610円)を奨学生に授与しました。

10月6日、ベトナム北部ニンビン省にあるキムソンB高等学校、チャットビン中学校を17名で訪問し、授与式を行いました。

キムソンB高校での授与式 ↓

  

     

            

チャットビン中学での授与式 ↓

  

        

              

また、翌7日はチャットビン中学校の奨学生40人とバス2台に分乗してクック・フォン国立公園へ行き、交流しました。

 

 

 


   1991-1996年度…………151名

   1996-1997年度…………58(+13)名

   1997-1998年度…………81名

   1998-1999年度…………112名

   1999-2000年度…………112(+7)名

   2000-2001年度…………112(+5)名

   2001-2002年度…………112名

   2002-2003年度…………100名

   2003-2004年度…………100名

   2004-2005年度…………120名

   2005-2006年度…………120名

   2006-2007年度…………145名

   2007-2008年度…………145名

   2008-2009年度…………145名

   2009-2010年度…………145名

   2010-2011年度…………145名

   2011-2012年度…………165名

   2012-2013年度…………185名

    合計…………………2,253(+25)名


 現在、ベトナム南部では、

    CTN:カントー(CAN THO)大学

    AG:アンザン(AN GIANG)大学

    NDC:グエン・ディン・チュウ(NGUYEN DINH CHIEU)中学校

    VTS:ボー・ティ・サウ(VO THI SAU)高校

 北部では、

    CB:チャットビン(CHAT BINH)中学校

     2011年度からキムソン B高校

へ、奨学金を授与しています。

 


 

 1991年、日本に在住している元ベトナム留学生たちが、母国ベトナムでせっかく入学したのに経済的困難のため勉強をつづけられない学生が少なくないことを見かねて、奨学金制度を設けることにしたのが、FUJI奨学金の始まりで、その後、趣旨に賛同した日本人も加わりました。当初は毎年、交流のあるカントー大学の学生20人に奨学金を授与していました。

 1995-96年度からカントー大学では、他からも奨学金を受け入れることが多くなってきたこともあって、この年度から奨学金の対象を、アンザン省チャウドック市にあるTHU KHOA NGHIA(ツ・コア・ギア)中・高等学校に、さらに2002-03年度から北部ニンビン省キムソン県チャット・ビン村のChat Binh(チャット・ビン)中学校に、2006-07年度からアンザン省のアンザン大学に広げ、現在にいたっています。なお、ツ・コア・ギア校は生徒数が急増したため、2001-02年度からグエン・ディン・チュー中学校が独立し、FUJI奨学基金は両校に奨学金を贈ってきました。その後、ツ・コア・ギア高校は所得が比較的高い家庭の生徒が多くなったため、より困難な生徒が多いチャウドック市のボー・ティ・サウ高校を2008-09年度から対象に加え、ツ・コア・ギア高校への奨学金は2009-10年度を最後に使命を終えることにしました。

 設立当初は、毎年、寄金をあつめ、あつまった金額で奨学金として給付していましたが、1996年、趣旨に賛同する人も増えてきたのを機会に、一定金額を基金として拠出し、その運用益を奨学金として給付する「FUJI奨学基金」を設立しました。これによって、継続的・安定的に奨学金を給付できる条件を整えることができました。2006年から、奨学金の給付に加え、広く、教育に役立つ事業を行うことにし、会の名称を 「FUJI教育基金」と改称しました。


第62回 チャリティー杉並文化フォーラム(小栗久美子:トルン+杉良太郎:講演)

2012-09-24 | ベトナム

 平成24年11月3日(土・祝)に、東京都杉並区にある杉並公会堂で、「第62回 チャリティー杉並文化フォーラム」があります。
 内容は、

 第1部 演奏 「神秘的なベトナム・トルンの調べ・・・」
   小栗久美子:トルン
   森川拓哉:ヴァイオリン・ピアノ
   立岩潤三:パーカッション

 第2部 講演 「福祉・想いのままに」
   杉 良太郎

 ☆特別活動報告「ベトナムとミヤンマーの子どもたち」
   ジュンコ・アソシエーション

です。(詳しくは、http://www.geocities.jp/suginami_bm/

 杉並文化村は、「JUNKO スクール」の活動を支援しています。


  明治学院大学国際学部3年生だった高橋淳子さんは、ゼミで東南アジアの経済発展について研究中でした。夏に旅行でベトナムを訪れた彼女は現地の人々の優しさを感じるとともに、途上国の貧しさに直面し、「ベトナムの貧しい子どもたちのために何か役に立ちたい」という強い想いを胸に帰国します。
 その想いをレポートにまとめ、再びベトナムへ赴こうと思っていた矢先の1993年12月、交通事故に遭いこの世を去りました。

 彼女の遺志を生かそうと、ご両親は淳子さんの積み立て貯金や集まった香典を提供します。
 彼女の遺志が末永くベトナムの地に残るように、ベトナムの子どもたちの笑顔のために、この基金と江橋ゼミの仲間達がはじめた「JUNKO Association」が集めた大学内の募金により、1995年9月、ベトナム中部の都市ダナンに近いクァンナム省ディエンフォック村の小学校が立派に改築され、村人は感謝を込めてこの学校を「JUNKO SCHOOL」と名づけました。