【リアル】 ラブやん 【カズフサ】

　アフタヌーンという、ちょっとダークな月刊誌に『ラブやん』という漫画が掲載されています。内容は、「オタクの青年の所に、恋愛を成就させてくれる天使が（それも超エリート）やって来たのだけれど、そのオタク青年の好みががあまりにも低年齢に偏りすぎていて、成人女性を生理的に受け付けず、故に一向に恋人が出来ない」という内容なのですが（連載中につき、結末がどうなるかは不明）、この漫画を始めて読んだとき『あっ。シショウだ！！ シショウが漫画の主人公に採用されてる！！』と心の中で叫んだのです。

　はい。

　顔の特徴、性格、趣味、行動パターン、全てそっくりな人物を知っております。
　そいつのあだ名は「シショウ」。漢字で書くと「師匠」。

　そいつが、ある縁で漫画家さんたちと親しくなった所までは確認しています。
　以前、エヴァンゲリオン全話のビデオを頼みもしないのに送りつけてきた人物。あの件も「シショウ」の仕業です。
　漫画家さんたちの間でも、「シショウ」というあだ名はそのまま引き継がれ、集まりの度に漫画家の皆様から（かなり売れっ子の方も含まれていた）「師匠」「師匠」と呼ばれていて、みんななんの違和感も感じていなかったのだそうですが（だって、「シショウ」というのは単なる個体識別名称であって、それ以上の意味なんてないんだもん）、外野の方から見たら、漫画家さん達がみんな「師匠」「師匠」とあがめるコイツはいったい何者なんだ？
　という疑問がわくのが当然で、それで気になって、「貴方は、皆さんから師匠と呼ばれていますが、いったいどうゆう御方なのですか？」と質問され、居合わせた漫画家さん＆「シショウ」、一斉に顔を見合わせて大爆笑をしたという。「あぁ。そういわれてみれば、確かに変だな」と。

　そういう人物なので、漫画かさんたちの間でも、そいつの存在は、笑い話か伝説として伝播されていると考えて間違いないでしょう。

　そして、漫画『ラブやん』。まさか、作者が「シショウ」本人ということはないと思いますが、なにしろ、一目見て河豚公国が「シショウだ！！」と思う程、顔も性格も瓜ふたつ（最近、漫画家さんが描きなれたのか、少しズレてきましたが）。丸眼鏡もかけていました。怪しい奴に見えるから、という理由で。
　部屋の中で、裸でムキムキポーズをとったりもしてました。
　無茶苦茶な理屈で無理矢理正当化させることも大好きな奴でした。
　品のない話題も大好きでした。（ついでに言うと、ヘンな帽子を被りたがるあたりはカズフサの親友のヒデヒコに通じる所があります）。

　絶交したんだよなぁ。

　俺が『河豚』であることは、知らないはずなんだよなぁ。
　元気かなぁ？
　結婚相手は、当然のように見つかっていないだろうなぁ。

　っていうか、間違いなく、お前がカズフサのモデルだよなぁ……

　なぁ、「シショウ」？
　もし、次にまたあうことがあったなら、その時は「カズフサ」って呼ぶから。覚悟しておけよな。