一昨年、稲刈りが終了した直後から、河豚公国は朱鷺を呼ぶために穂場全体を一つの単位として考え、以下に効率よく確実にドジョウを増やすか。その為に必要な措置を春までの間に実施しました。結果、小さな小さなその穂塲を、河豚公国はドジョウのゆりかごにもっともふさわしい場所であると考え、この土地こそ、朱鷺を呼ぶための最大のキーポイントとして位置づけ、精微と管理にもっとも力を注ぎました。たった1年でドジョウの数を100倍近くに引き上げることに成功したのは、この様な裏技が存在していたわけです。なお、ここより上に、ドジョウの生息する場所は存在しませんでした。その後、無農薬栽培を行う為の土地面積を大幅に引き上げるために休耕田を切り開き再生させましたが、土が稲作に適した理想的な状態となるまで数年はかかると考え、力はそれほど注ぎませんでした。ただ、その中の一つに朱鷺の餌塲=ドジョウの繁殖に非常に適した土地があったので、そこには、ここで捕獲したドジョウを放し経過を観察することとしました。
その構造を図解したものが、今回の記事の頭にある画像です。
そして、これは現在のその土地の様子。
それが、現在は放置状態(面積が小さすぎるために、ここはビオトープとして申請する事ができないため、地元の連中はここを完全に見捨てたのでしょうね。河豚公国が管理していた時の面影(江の存在していた面影等)だけはまだありましたが、もはやゆりかごとしての機能は完全に失われています。上流から常に水を取り込むということは、砂なども一緒に取り込むということです。江を頻繁に掘りその土砂を取り除いてやらないと、土砂で埋まってしまい、給水機能そのものが、機能しなくなります。定期的に溜まった砂利などを除去しなければダムが機能出来なくなるのと同じようなことです。そして、ドジョウを増やす能力を最大元に発揮するためには大量の水を常に取り込み続ける必要があり、当然、必要とされる砂利砂の除去の頻度は非常に短期間なものとなります。これは一例に過ぎませんが、「朱鷺ビオトープ」を機能させるためには人間による適切な管理が必要だという河豚公国の主調の真意が、少しはご理解いただけたでしょうか? いまは、水路はU時溝です。放置すればすぐに水が枯れるのです。そして、水が枯れた場所にドジョウは生息できないのです。そんな最低限のことすら実施されていないのが、佐渡市の「朱鷺ビオトープ」の実態なのです)。
また、この土地は冬場の朱鷺の最後の餌場の切り札でありました。
水が常に動き続けていれば、決して凍り付くことはありませんし、秋の間はドジョウの捕食が不可能な措置もとられていました。そして、河豚公国は真冬でもこの土地まで管理に何度も訪れていました。
土地は、この様に水路に水が流れている限り常に水を取り込み、田んぼののなかほどに誘導され、水温の調整を行うとともに、流れ込んでくる様々な生物を受け止めることで多様な生態系を維持しつつ、ドジョウを効率よく繁殖させ、生まれた子供が次の大きな田んぼへと旅立てるように設計したつもりしたし、実際に、このシステムが上手く機能したために、前年までのドジョウの生息数をはるかに上回るドジョウで、この田んぼの下
流に位置する田んぼは溢れかえることとなりました。
必要だと判断した段階で、ここで朱鷺が餌をとることが可能なように、その措置を解除することができたわけです(もちろん、赤玉の老人たちにそんな根性のある人間は一人としていません)。雪が積もった時点で、この場所に行くこと自体非常に困難かつ命がけの行為となるからです。しかし、河豚公国は実際に冬の間に、この場所を頻繁に訪れていました。それは、河豚公国の計画が実施可能かどうかを朱鷺の試験放鳥前に見極める必要があったからです。
現在はこの記事の最初の画像のようなドジョウのゆりかごとしての機能は、無残に停止してしまっています。当然、朱鷺のための最後の切り札として役に立つはずもありません。水がないのですから冬になれば凍り付いてしまい、生き残れるドジョウの数はほんの一握り。ただ、多少のドジョウがいる(かもしれない)という、ただそれだけの場所に成り果てていました。
残酷なことですが、数年後にはここのドジョウは絶滅するでしょう。いくら水が沸くといっても、絶対量がたりません。給水機能が停止している以上、それは魚は生きてはいけないのです。
そして、例え姿形を河豚公国の管理していた当時に復元しても、それはハードウェアの復元に過ぎません。それを管理するソフトウェアが、もうこの土地の意地汚い人間達とと関わるつもりはないと明言している以上、この地に本当の意味での朱鷺のための餌場が復活することはありえないのです。
ですから、彼らの管理ではドジョウの数が増えることもありませんし、餌となるドジョウがいないため、それを食べにくる朱鷺の恒常的な飛来は当然ありえないでしょう。
赤玉の人間は勘違いしていました。土地さえ奪ってしまえば、河豚公国の手柄を横取りすることが可能であると考えたこと、それ自体が勘違いであったのです。本当に必要だったのは、河豚公国の頭の中にある土地を管理するためのノウハウであり、「朱鷺の為ならいつ死んでも本望さ」という、突き抜けた狂気だったのです。
そして、同じように現場を知らない学者達も激しく勘違いをしています。
某大学が佐渡でやはり朱鷺の為のビオトープを運営していますが、特筆すべきような成果を上げていません。それは、彼らが現場を知らない、知識のみで汗を流す事の意味を知らない、家から外へ出された経験のない、玩具で戯れているだけの飼い猫に過ぎない事に対し、河豚公国は放浪に放浪を重ねた末に、ようやく自分の居場所を農業にあると結論を出した野良猫だからです。
ビオトープより、普通の田んぼの方がドジョウは増えるという、極々基本的なことさえ彼らは理解できていないからです。ドジョウが増えるには、当然まずドジョウの栄養状態が改善される必要があります。
豊富な餌は、一体どこからくるのでしょうか?
答えは、人間です。人間が田んぼに捲く肥料が、微生物の餌となり、その微生物たちがドジョウの餌となるからです。
ですから、安易にビオトープだけを増やしても、自己満足以上の効果はありません。
ビオトープが真価を発揮できるのは、人間の手で適切に管理され、微生物の餌となる栄養が豊富に注ぎ込んで来たときだけです。そして、きちんと田んぼと行き来が出来る水路が確保されたとき、ビオトープは朱鷺の餌場作りの為の中心的な存在となるのです。
しかし、現在の佐渡島では、補助金目当てに地域一体をまるごと朱鷺のビオトープにすることを推奨しています。そして、管理が適切に行われているかどうかは二の次で、監査すらまともに行われていないのが偽らざる実態です。
現在、朱鷺のビオトープとしてまともにドジョウのための生命維持装置として機能している場所は、全ビオトープの1%未満でしょう。それが、朱鷺を計画的に呼ぶことを成し遂げたおそらく唯一の人間としての、率直な意見です。
この世界に足を踏み入れていこう、学者という人種がどれほど無能で、官僚がどれほど役に立たないかを痛感出来るようになりました。
河豚公国がたった一年間で成し遂げたことを、彼らは莫大な金と人員、そして何十年もの準備期間を費やしておきながら、それすら達成することが出来なかったのですから。
それを無能と呼ばずして、なにを無能と呼べばいいのでしょうか?
それとも、河豚公国が凡人では永久に手の届かない高みに上り詰めてしまった天才なのですか?
いえ。河豚公国は天才ではありません。当たり前のことを当たり前に行えば朱鷺は保護できる。
それを教えてくれたのは、最後まで朱鷺を守りつづけてくれた「生椿」の人々です。
河豚公国は、ただその精神を無駄にしないよう、自分にできるすべてを注ぎ込んだに過ぎません。
そして、国も市も地元の人々も、補助金だけに目がくらみ、自分でも出来ることすら放棄している。
たんに、その結果朱鷺を受け入れ可能な土地を作ることが出来なかったというだけに過ぎません。
ですから、河豚公国は、現段階での朱鷺の放鳥は止めなさいと主張しているのです。
なぜならば、昨年は存在していた河豚公国が作り上げたビオトープさえ、地元赤玉集落の人間の薄汚いエゴにより破壊され尽くしてしまい今年はもはや存在していないからです。
私は、完璧に朱鷺の餌場としての役割を果たしている土地を破壊するという信じられない暴挙を行った、赤玉と言う集落の朱鷺ビオトープを管理する団体のビオトープの全てを、『不適格』として市、並びに県と環境省に進言し、その権利を剥奪するつもりです。
彼らに、朱鷺に関する一切に、くちばしをはさむ資格はありません。
単に補助金目当てに行動しているだけであるということが、はっきりと判るからです。そうでなければ、この様な無残な状態で土地を放置するなどありえないことです。
老人の小遣い稼ぎの為に土地をいたずらに疲弊させ、水害や土砂崩れの発生原因を作ることは止めさせなければなりません。
もう一度繰り返します。
佐渡の朱鷺ビオトープの99%は機能停止状態にあります。そのほとんどは土地がひび割れ、ただの荒地とかしています。それが、環境省の考えた朱鷺の野性復帰という口実で予算を獲得するために立てた無責任なプランの実態であり、佐渡市の行政がさらしている無知と無能のを証明する、動かざる物的証拠です。
そして、それでも放鳥を実施するのは、単に朱鷺保護センターの飼育可能な朱鷺の数を、朱鷺が上回ってしまったからに過ぎません。
それがこの世界の悲しい実態です。
日本人が、一度は日本から絶滅させてしまった鳥。朱鷺。
それに対する、謝罪の精神すら、この放鳥には存在していないのです。
佐渡市の市長は『朱鷺の野性復帰を成功させた市長』という肩書きが欲しくて欲しくて、池田大作化しているわけだが、お前の二つ名は『佐渡市を財政破綻に追い込んだ男』で確定しちゃったんだけど。こんなに借金作って、なんか頭おかしくなっちゃったんじゃないか? 今年の朱鷺の放鳥も失敗する要素以外何もないじゃん。馬鹿なの? 何で生きてるの? 恥ずかしくないの? もうボケちゃったの? ボケ老人が、なんで市長やってるの? 市長は、市民を幸福に導く確固たる意志と実力を持つ者のが担うべき仕事で、自分の欲望に振り回されてるおバカさんがそこにいるのは、チンパンジーがジェット機の機長をやってるよりも市民は恐怖を感じるんだけど。土建屋がお前を担ぎ上げたのは、操作が簡単だからなんだけど。客観的に自分を判断しないと、人生棒に振っちゃうよ。爺さん。判るかぁ~? そろそろ妄想に見切りをつけて、現実に帰っておいで~~~~
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